まいにちが

まいにちがすぎてゆき
まいににちがいまいち
まいにちがすぎてゆき
まいにちがやがてくる
どこへゆくのだろう
どこへゆくのだろう
まいにちが
すぎてゆく
まいにちが
すぎてゆく

ちかく

ちかく
かんかく
にぶく
かんかく
のうは
なみうちぎは
よせかえし
しんごう
もうるす
みかく
かんかく
さりげなく
うんめい
いつも
はずれうん
それ
せいかい
かんかく
とぎすまし
うんめいの
はたおり
はぎれつむぐ
えがお
つねに
えがお
まるく
まあるく
まんまるに
まんまるに
ちがわず
とがらず
まあるく
まあるく
まんまるに
まんまるに
ちかく
みかく
まあるく
まあるく
まんまるに
まんまるに
えがお
えがお
まあるく
まあるく
まんまるに
まんまるに
まんまるに

すがすがしくがあすが

あすが
すがすがしければ
きょうは
せいてん
こころ
まれに
ひろう
あすが
せいてんならば
はなさこう
あすが
うちくしいにほんなら
おなら
して
いきざま
みつめ
ねあらいしよう
こころ
せんたくしよう
せんたくしよう
こころねを
うちくしく
うつくしく
うちくしく
いつまでも
いつまでも
せんたくしよう
せんたくしよう
じんせいを
じんせいを

だいこんかじり

だいこんかじり
ひがくれる
せいこんかじり
ひがくれる
のうみそ
いしゅく
はるのよい
はるのよい

どこへ

どこへ
ゆきませう
どこへ
ゆきませう
こんなにはれた
はるのよい
こんやはどこへ
どこへ
ゆきませう
あてなく
さまよう
はるのよい
かぜはつめたく
はるのよい
こんやはどこへ
こんやはどこえ
たびたちませう
とおいふるさとか
やさしい
きたぐにか
きょうはやけに
きぶんがいい
こんやはどこへ
どこへたびだちませう
こんなにてんきのよい
はるのよい
はのるよい
はいよるの
はるよのい
はるのよい
はるのよい
どこさへきねさん
どこさゆきねえさん
そこさゆくさ
そこゆくさへきねさん
さ
どこさ
ここさ
はるによい
はるのよい
かにかくに
あわてどこや
ここや
どこや
とこや
ねどこや
はたご
ひとつばたご
なんじゃもんじゃ
なんじゃもんじゃ
どんなもんじゃ
もんじゃじゃ
やきもんじじゃや
どこへ
ゆめのくにへ
びんせんと
ばん
ごっほ
ごっこのくに
ごっこのくに
どいつおらんだ
だれも
おらんだ
だいじょうぶかつどう
やきゅうは
かね
あそび
かねあそび
いちろう
まつざか
はやくかえれ
どこへ
どこへ
みんな
どこへ
そして
だれも
みんな
どこもへ
どこもへ
どこへ
どこえも
ごおるでん
いかない
いけない
いくきない
いけない
ないないずくし
なにもない
なにもない
どこへ
どこへも
いけない
いかれない
いかれない

じいだぶりゅう

えんやす
ゆえ
かいがいりょこう
ひかえめに
ひかえめに
にほんじん
おかねもち
おかねもち
めがねもち
めがねもち
えんやす
えんやす
ごがつはえんやす
はなのはなの
うんめい
じいだぶりゅう
えっくす
こころ
わいわいわい
すぎれば
そうび
さきにけり
さきにけり
うんめい
まさに
じいだぶりゅう
じいだぶりゅう

ひさしぶりに

ひさしぶりに
かいせい
はる
いちにち
きんらん
ひかりにほほえみ
ぎんらん
しっそに
うなずいた
かぜとひかりは
まんめんに
やさしさふりそそぎ
のこされた
いきものたちの
かなしいまつろ
ひさしぶりに
きんらん
はなさき
そらあおぐ
しんりょくは
たえまなく
たえまなく
みちあふれ
みちあふれ
ひかり
こぼれ
いのちながらう
ひさしぶりに
ひさしぶりに
のをあるく
かぜは
ほほえみ
ひかりはわらう
はるいちにち
ごくらく
ごくらく
あたい
せんきん
あたい
せんきん

かぜが

かぜが
さわやかで
しんりょくのはるは
まさに
いきもののてんごく
ふきわたるかぜに
ほほえみ
さきのこりのはなみづき
ひらひらと
みどりそうげんに
はるのかぜ
ふきわたり
ふきわたり
ひょうはくのこころは
いつになく
いつになく
かろやか
ひとは
おいてゆくのだけど
ふきわたるかぜは
ふきわたるかぜは
ひかりと
たわむれ
もねのかいがのよう
やさしいいろを
かもしだす
かぜが
あまりにやさしいものだから
こころまで
こころまで
やさしくなりそう
しんりょくに
ふきわたるかぜは
さわやかで
さわやかで
すべてのおもいは
いつになく
いつになく
かろやか
かぜが
ほほえんで
しんりょくのきぎが
かがやきはじめる
やがてなつ
かぜが
かぜが
ふいている
ふいている
さわやかに
ふいている
ふいている

さりげなく

さりげなく
なにげなく
なんとなく
なんとなく

じかんのこぶね
ゆらりゆらり
きせつのまんなか
はるのなか
こぶねは
ゆらりゆらりなみのなか

さりげなく
なにげなく
りゅらりゆられ
ゆぅつくりゆられ
さりげなく
なんとなく
ゆらりゆらり

はるはおぼろ
じかんはひかり
かすみたなびき
ゆったりと
かぜもなく
ゆらりゆらり
さりげなく
なにげなく
なにげなく

あれやこれや

あれやこれ
みんな
どこかに
あれやこれ
みんなどこかで

めんどうなこと
うらおもて
じかんにおわれ
あれやこれ
これやあれ

やがて
おいぼれ
うばすてやま
あれやこれ
これやあれ

むよう
ようなし
むのう
ようなし

あれやこれ
むだむらむり
これやあれ
なげやり
なげすて

きせつ
しんりょく
はるのあらし
めいすとりいむ
わかばにしれん

あれやこれ
これやあれ
もんだいはいつも
やまずみ
もんだいは
いつもやまずみ

あれやこれ
これやあれ

つつがなく

つつがなく
いきて
つつがなく
しんでゆく
いきもの
むずがしく
つつがなく
かねがなく
おおらかに
きもち
こころ
おおらかに
いきぬくおもい
やさしく
たえず
やさしく
まるく
まあるく
おおらかに
おおらかに
いそがなくて
いそぎはなし
つつがなく
つつがなく
かねもなく
されど
おおらかに
おおらかに
じんせい
それぞれ
じんせい
つつがなく
つつがなく

わからないきまりごと

なんとなく
るうるを
いじくりはじめそうな
せいふ
おえらがた
どこに
すすむくん
わからない
ちからが
どこからともなく
いやな
ふんいき
にほんまる
かえる
みなとは
ふうさされ
おおうなばらの
こぶね
あらしにむかい
どこえゆく
どこえゆく
せかいせんりゃく
きまりごと
わからないながれ
なんとなく
わからないきまりごと
なぜかふしぎ
あってななくせ
なくて
ななくせ
せいじやかぎょう
いかんせん
いかんせん
いけません
いけません

やるせなく

やるせなく
じかんがながれ
やるせなく
たんじゅんに
たすけられ
こわれた
こころ
しゅうりにだせば
なぜか
まちがいだらけ
せいかいのない
じかんのつかいかた
ためいき
ふたつ
やるせない
うんめい
えがお
きえた
このごろ
ごがつの
ひざしに
てんぴぼし
やるせなく
なすことなく
ことば
なくし
のうさいぼう
うおうさおう
やるせなく
ただ
やるせなく
のうさいぼう
くさりはじめる
おとをたて
くずれ
くさりながら
さんかして
きえてゆく
きえてゆく
ふくらんだ
ふらんした
あわのように
あわのように

じかんが

じかんが
くさって
ふうか
じかんが
たいせきされて
かせき
じかんがすぎて
きせつがすぎて
いきものの
のうさいぼう
すりこみされた
よくぼうが
むきだしにされる
おろかさのてんけいは
かみがみの
いけい
へいわとか
きょうぞんとか
いきものの
こんげんてき
かいほう
いきるとか
しぬとか
そんざいの
げんてん
しぜんげんしょうの
なりゆき
じかんが
つみかさなり
そんざいが
そんざいでなくなる
ふたしかな
たしかさ
ふぞろいのれきし
たたかい
うばいあい
じかんが
よくぼうを
ぞうふくしいきものを
へんかさせる
あってはならない
じかんが
わけもなく
たいせきされて
ふたしかな
げんえいだけが
とりのこされる
のうさいぼうのきおく
じかんとともに
わすれ
いきものの
ほんしつはたえず
ぐげんかされ
かみがみは
おきてをつくり
じかんは
かくれんぼ
おにさん
こちらのみずは
にがいぞ
あちらのみずは
ああまいぞ
ざんねんながら
くさりはじめたみずが
いちばんみつのあじ
じかんがながれ
じゅくせいしながら
じゅくせいしながら
きえてゆく
けされてゆく
きおくのかけら
まあるく
けずられながら
けずられながら
はっこうしてゆく
げんじかん
くりかえされる
きせつのなかで
じかんが
じかんが
ながれて
ながれて
よみのくに
よみのくに
じかんはやがて
うちゅうのはてのはて
よみのくに
よみのくにへ
きえてゆく
きえてゆく
わからんこと
わからんことが
おおすぎるおおすぎる
じかんはやがて
いきものから
とおざかる
とおざかる

すがたかたち

ようしたんれい
ひんこうほうせい
さけのめば
じんせい
よいのなか
よいのうち
てんきよほうの
よいのなか
すがたかたちはかわれども
みつごのたましい
いつまでも
いつまでもこども
すがたかたち
おばけになろうとも
みつご
いつつご
こころかわらず
こころかわらず
ようしたんれい
ひんこうほうせい
がくじゅつ
ゆうしゅう
では
ありません
ありません