リトル ランナー 2006年上映 14才の少年が、ボストンマラソンに出場するためのストーリーで、実話ではない。「奇跡を起こせば奇跡が起きるかもしれない」という純粋な思いにより、「何かに一生懸命打ち込むことがたいせつ」という話なのであるが、純真な少年の心がまったく退屈しない面白さであった。
グラントリノ 2008年上映 C・イーストウッドは、最後の主演作品であるそうで、もちろん監督もイーストウッド。戦争により、心の後遺症のある、イーストウッドと、ベェトナム戦争で余儀なく難民となった、モン族の家族が、隣人となり、お互いの葛藤から、心のふれあいにいたる、ストーリーである。特にイーストウッドの心情の変化と、隣の少年が成長する過程が、丁寧に描かれていた。また、神父が問いかける「生と死」についてもラストシーンの前提でもあった。そのラストシーンが考えさせられる見事な幕切れであった。私にとっては、今年のベスト5候補作品ともいえる。
イン ハー シューズ 2005年上映 キャメロン・ディアス シャーリー・マックレーン トニ・コレット。 バカ妹のキャメロンと、弁護士の姉、性格も、考え方も、全く違う姉妹がいがみ合いながらも、姉妹愛と、マックレーン演ずる、おばあさんとのストーリーである。題名通りの数々のシューズ、マイアミの老人福祉施設、祖母との愛情物語など、家内が楽しんだ映画であった。