ナベッチーのエンジョイライフ

他人様からすれば他愛もないことでも、記憶にとどめておきたい事、感動したスポーツ、本、映画などを思いつくままです。

今週の一冊

2009-09-13 08:50:52 | ブック(記憶に残したい本、文章)

 今回図書館より借りた本は、「女神の日曜日」伊集院 静 「生きのびる体」南木桂士、回り灯籠「吉村 昭」 先週に引き続き「日本の名俳句100選」である。6月に伊集院 静の「海峡」を読んだ。韓国人の両親のもと、野球と絵に熱中し、裕福な家族環境での少年時代を書いていた。今週の「女神の日曜日」副題「ぐうたら作家の困った毎日」は1992年、彼が43才頃直木賞を取った時代のエッセーである。競馬、競輪、麻雀、ゴルフを酒に浸りながらの生活で、いくら体力があったとはいえ遊びもあそこまでいくと死ぬほどの苦労もいるものだと感服した。そして今年のお盆ごろBS放送7CHで彼がイギリスとアメリカのゴルフ名門コースをラウンドしながらゴルフへの想いを語っていた。まさにジェントルマン伊集院 静であり、気品と優雅さを表現した。人間年をとれば変わるもので、挫折も遊びも肥やしにして、男としての友情、親愛を大事にした男それが伊集院 静である。