市議会の常任委員会が昨日で終わり
地元紙に多くの関連記事が掲載されています。
記事の中から子育てに関する
現状や来年度の状況を書き出してみます。
〇「来年度の保育所入所
一斉申し込み、8年ぶり減少」城南新報
来年度の確保できている総数3,840人に対し
昨年12月の一斉申し込みは3,991人で前年度の30人減。
増え続けた保育ニーズが8年ぶりに減少しました。
特に、乳児(0歳~2歳)の入所率は98.1%で
ここ10年で初めての定員割れとなりました。
現在の「待機児」は119人となっています。
今後、家庭的保育制度や
4月から実施される小規模保育で
70人ほどの確保ができる予定です。
少子化の影響も考えられます。
〇「育成学級の申請状況 前年より184人増加
新年度 6年まで拡大」洛南タイムス
4年生までを6年生までに拡大する
育成学級の申請者は1,985人で
前年に比べて184人の増加となっています。
定員は1960人で、25人が超過していますが
市の予想を下回ったため、全員受け入れます。
定員を超過している学級は
20学級の半数の10学級で、合計229人です。
受け入れ人数の増加に伴って
児童が安心、安全に過ごすためには
施設整備や指導員の増加を
少しでも早く着手するべきだと思います。
〇「みなし寡婦控除 適応
保育料など 新年度から」洛南タイムス
昨年6月に請願が採択されたことを受け
これまで適応外だった未婚のひとり親家庭の
「みなし寡婦(夫)控除」が
新年度から適応されることとなりました。
対象となるのは
保育所・市立幼稚園の保育料
学童保育協力金
市営住宅の家賃で
20歳未満の子どもがいる人が対象です。
これまで、同じ状況であるにもかかわらず
制度内にひかれていた線が、やっとなくなりました。
請願は、市民が意見を政治に反映する手段であり
憲法で認められている権利の一つです。
当事者の声で制度や政治を変えることができます。
〇「教育格差なくす請願
委員長採決で「不採択」」城南新報
提出された『教育格差をなくし、
子どもたちにゆきとどいた
教育を求める請願』が審議され
7人の委員の採決が3対3の
可否同数となったため委員長裁決により
「不採択にすべきもの」となりました。
第2次学校施設整備計画の期間が
残り3年となりましたが
トイレ改修が完了しているのは12校で
あと20校が残っています。
反対討論で「厳しい財政状況を考えると
優先順位をつけるべき」という意見も
出されたようですが、
行きたくなり過ごしやすい学校にするために
トイレ改修は、早急に進めるべきだと思います。
少子化対策が声高に言われるなかで
今、いる子どもたちが大切にされ
育ちを支えるために必要な政策に取り組むことが
安心して子どもを産み、育てられる
まちをつくることにつながります。
今日(10日)から予算特別委員会が
はじまっています。
時間をつくって、傍聴に行こうと思います。
誰が、どのような意見を出すのか
市の説明はどうなのか、興味津々です。