展覧会のはしごをしてきた。木曜日に行く予定だったが、雨ひどかったので中止、だけど来週は予定が入っているので、急遽今日でかけた。
久しぶりの東京、しかも電車でなんて、珍しい。近場だってめったに電車に乗らない。今年は春先、横浜に行ったくらいかなぁ、だから物珍しくて、きょろきょろ、きょろきょろ。おのぼりさんもいいとこだ。
お目当てはまず、日本橋の三井記念美術館。「国宝 卯花墻と桃山の名陶ー志野、黄瀬戸、瀬戸黒、織部ー」展の、特に志野茶碗を目的に行ったのである。もちろん国宝の卯花墻にも会いたい。この展覧会は11月24日まで。
三井記念美術館
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/
東京駅で、タクシーに乗って、「寒いですねぇ」ほんと今日の東京は寒かった。さすが美術館の中は寒くはなかったけど。70才以上は割引があって、入場料は900円だった。
うん、志野、素敵だった。志野は好きなんだ。志野を蘇らせた荒川豊三さんや鈴木蔵さんも好きだけど、桃山時代の作品はいいねぇ。志野、鼠志野、瀬戸黒、黄瀬戸、織部と部屋ごとに分類してあった。展示品の所有している美術館もしっかり覚えた。
ゆっくり見て、外に出た。すぐメトロのマークと半蔵門線に気がついた。階段を地下まで降りていく。これはきつい。バリアフリーでないとぶすぶす言いながら降りた。そこから改札口まで、なんと250mもある。スイカだから切符を買う必要はない。おのぼりさんにはラク。表参道で降り、A5の出口を探しながら歩く。遠足だ。しかも階段ばかりでしんどい。どうやら地上に出た。根津美術館を探しながら、相変わらずきょろきょろしながら歩く。根津美術館は初めてではないが、それこそはるか昔に来たきりだ。だから改築した美術館にはお初である。
根津美術館
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/
三井記念美術館、根津美術館、五島美術館が「茶陶三昧三館めぐり」とキャンペーンをしていた。入場券の半券を提示すると割引がある。根津美術館で三井記念美術館の半券を見せると100円引いてくれた。ただし高齢者割引はなかった。五島美術館は光悦、上野毛だから渋谷から40分くらいで行けそうだが、三館はしんどいだろうと2館でやめた。
根津美術館の特別展は井戸茶碗。大井戸、小井戸。これまた素敵だった。見終わって、庭園の中に立つカフェで食事をし、庭園を歩いた。外はうっとうしいほど曇っていたが、コンデジで写真を撮った。
途中、タクシーを拾って、渋谷にある「明日の神話」の壁画を見に行った。ネットで調べると渋谷マークシティにある。マークシティに着いたが、どこにあるかはわからない。清掃の人に聞くと2階だという。二階に上がり、さてどっちだろう。またまた聞くと、右へ行って、ちょっと広くなっているところだと教えてくれた。そちらへ向かうと、すぐわかった。お~、すご~い。大きな壁画、迫力満点。通路に立って、写真を撮っていると、通る人も気にして絵を眺めていく。