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Cogito

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おのぼりさん

2013-11-09 20:36:06 | アート・文化

展覧会のはしごをしてきた。木曜日に行く予定だったが、雨ひどかったので中止、だけど来週は予定が入っているので、急遽今日でかけた。

久しぶりの東京、しかも電車でなんて、珍しい。近場だってめったに電車に乗らない。今年は春先、横浜に行ったくらいかなぁ、だから物珍しくて、きょろきょろ、きょろきょろ。おのぼりさんもいいとこだ。

                                                        

A

                                              

お目当てはまず、日本橋の三井記念美術館。「国宝 卯花墻と桃山の名陶ー志野、黄瀬戸、瀬戸黒、織部ー」展の、特に志野茶碗を目的に行ったのである。もちろん国宝の卯花墻にも会いたい。この展覧会は11月24日まで。

三井記念美術館

http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/

                                                                                             

                                                

東京駅で、タクシーに乗って、「寒いですねぇ」ほんと今日の東京は寒かった。さすが美術館の中は寒くはなかったけど。70才以上は割引があって、入場料は900円だった。

                                                 

うん、志野、素敵だった。志野は好きなんだ。志野を蘇らせた荒川豊三さんや鈴木蔵さんも好きだけど、桃山時代の作品はいいねぇ。志野、鼠志野、瀬戸黒、黄瀬戸、織部と部屋ごとに分類してあった。展示品の所有している美術館もしっかり覚えた。

                                                                                                                            

Nedu

                                                  

ゆっくり見て、外に出た。すぐメトロのマークと半蔵門線に気がついた。階段を地下まで降りていく。これはきつい。バリアフリーでないとぶすぶす言いながら降りた。そこから改札口まで、なんと250mもある。スイカだから切符を買う必要はない。おのぼりさんにはラク。表参道で降り、A5の出口を探しながら歩く。遠足だ。しかも階段ばかりでしんどい。どうやら地上に出た。根津美術館を探しながら、相変わらずきょろきょろしながら歩く。根津美術館は初めてではないが、それこそはるか昔に来たきりだ。だから改築した美術館にはお初である。

根津美術館

http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/

                                                  

三井記念美術館、根津美術館、五島美術館が「茶陶三昧三館めぐり」とキャンペーンをしていた。入場券の半券を提示すると割引がある。根津美術館で三井記念美術館の半券を見せると100円引いてくれた。ただし高齢者割引はなかった。五島美術館は光悦、上野毛だから渋谷から40分くらいで行けそうだが、三館はしんどいだろうと2館でやめた。                                                 

                                                    

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根津美術館の特別展は井戸茶碗。大井戸、小井戸。これまた素敵だった。見終わって、庭園の中に立つカフェで食事をし、庭園を歩いた。外はうっとうしいほど曇っていたが、コンデジで写真を撮った。

                                                                                                                                       

途中、タクシーを拾って、渋谷にある「明日の神話」の壁画を見に行った。ネットで調べると渋谷マークシティにある。マークシティに着いたが、どこにあるかはわからない。清掃の人に聞くと2階だという。二階に上がり、さてどっちだろう。またまた聞くと、右へ行って、ちょっと広くなっているところだと教えてくれた。そちらへ向かうと、すぐわかった。お~、すご~い。大きな壁画、迫力満点。通路に立って、写真を撮っていると、通る人も気にして絵を眺めていく。

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MOA美術館

2013-09-14 14:38:46 | アート・文化

歯医者の予約は9時半だったので、抜歯されなかったら、MOA美術館で茶道具展をやっているから見て来ようと、出かけた。幸い抜歯されなかったので、MOAに行った。いつものように三階からエレベーターで二階におり、チケットを買った。

まずは人間国宝三人展を見た。紬織の佐々木苑子、蒔絵の室瀬和美、竹工芸の藤沢昇の三氏の作品展だ。どれも、さすが見事な作品。感じ入っている。もちろん基本的な工程はどれも知っている。

ロビーで佐々木苑子さんの仕事工程が放映されていた。33分、じっくりと見させてもらった。糸の染めは草木染め、緑は初めに糸をクチナシで染め、その上に藍をかける。藍をどのくらいかけるかは、長年の経験だという。デザインした柄の型紙をつくり、着尺にあわせて、配分を確かめ、作業に入る。もちろん絵柄のくくりも時間がかかる。いやはや、手がかかっている。手仕事とは本当に細やかな手がかかるものだ。さらに、その熟練の上に彼女の表現が生まれている。

彼女はクリスチャンなのかな、仕事に入る前には精神を集中させるため、教会に行くと言っていた。アトリエには、たぶん自分で描いたものだろうが、イエスの素敵なスケッチが飾ってあった。そう、作品にはその人の人生が込められているものだ。

                                                 

茶道具展は、収蔵品を掛け軸、棗(茶入れ)、仕服、茶碗などが、だれそれが所有していたもの、などセットで飾られていた。それとは別に、茶碗や棗、水差しなどなどの茶道具も、わかりやすい説明つきで展示されていた。収蔵品なので、おなじみのものばかり、でもおなじみになるのは大事なことだ。だんだん見えてくるものがある。

                                                        

じっくり見ていたので、くたびれてしまった。1階はさっさと見て、レストランに行った。少し休みたかったからもある。MOAの農産物はかなり信頼しているが、なににしよう、カレー類があったが、好みに合わないと厭なので、カツサンドと紅茶を頼んだ。papasanはカツカレー。カツサンド、カツの肉がおいしい。衣をはいで、肉だけを食べてみた。この肉、美味しい!ジューシーで甘みもある。「papasan、カツ、美味しいよ」と言いながら、papasanのカレーをひと匙もらって食べてみた。やはり好みではない。カツサンドでよかった。食事をしながら、今日の展示の印象は、人間国宝の3人の作品が圧巻だったねぇ、出会いだねぇ、と一つ一つ思い出しながら、話し合った。


中川一政美術館

2013-08-14 08:34:55 | アート・文化

Img_2696 中川美術館駐車場のクスノキ

                                              

骨折以来、5年ぶりに真鶴岬に出かけた。というのは、義姉から甥が高浦のホテルで働きだしたので、食事に行ってやって、と言われていたからだ。娘も来ることだし、和美さんも誘って火曜日に行くことにした。 ついでに、中川美術館や貝の博物館にも寄ってこよう。一応カメラとロングとショートのレンズを持って出かけた。でもガスっていたので、中川美術館の前のクスノキを撮っただけ。

                                                

Img_2700                            同じクスノキだが、角度を変えると、な~んかなまめかしい。                               

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      

                                               

中川さんの絵はやはり感動もの。二階の油絵、福浦、駒ケ岳、バラ、ひまわり、何度も見ている絵だが、見るたびに感動する。そうだ、感動をもらいに、またちょくちょく来よう。思えば、こんな近くに、こんな美術館があるのは、なんとも幸せなことだ。

http://www.town-manazuru.jp/museum/top.html 

                                                    

中川美術館を出て、娘にみせてやろうと、お林を通って岬の貝の博物館へ行ったが、車が多くて駐車出来ない。遠藤さんの時代、岩の貝の博物館は何度も行っているけど、ここに来てからは私も未だお目にかかっていないんだ。でも、地元民が、夏休みに来なくてもいい、冬場にでもしようとあきらめ、味豊さんの跡のミュージアムを訪ねたが、土日しかやっていなかった。ここも初めてだったんだけど。

私は丸山住民で、真鶴住民じゃないから、事情が分からないよ、と娘に言って笑った。


DAYS

2013-08-12 20:54:04 | アート・文化

写真家の広川隆一さんが主宰するこの写真雑誌、DAYSを毎月取っている。世界の情勢を知りたいからもある。見るとすぐ図書館に寄贈している。いろいろなお知らせを頂くが、もう行けないのでいつも削除していた。しかし、そうだ、ここに貼り付けたら、と思ったのだが、なかなかうまく貼り付けられない。そこで、送られてきた、チラシのアドレスを載せておくので、ごらんください。

                                                     

チラシを見たら、アーサー・ビナードさんがパネリストになっている。絵本「さがしています」を買って読んだばかりだ。絵本は子どもたちに読んでもらい、最終的には図書館に寄贈して、と和美さんに渡した。

http://www.daysjapan.net/event-info/pdf/chirashi201307_3.pdf