goo blog サービス終了のお知らせ 

Cogito

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

三井記念美術館

2014-01-10 21:28:59 | アート・文化

『楽茶碗と新春の「雪松図」』を見てきた。

http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html

http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/past/131204.html

                                                

丸山応挙の雪松図は国宝、松に積もった雪にも凛として迫力のある松の幹。いいねぇ。

                                                     

楽茶碗は楽家の長次郎から15代まで、履歴、活躍した時期、作風などが簡単に紹介されている。楽茶碗の有名なものはほとんどお目にかかっている。お目当ては長次郎の「俊寛」。

いつもの通り、集中して、じっくりと眺めたので、すっかり疲れてしまった。

                                                

天気予報だと金曜日は寒波が下がってくるが、一日中晴マーク。で、娘と東京駅で会う約束をして出かけることにした。朝、窓から見ると、雪雲のような灰色の雲が山から下りてくるのが見えた。間もなく雨は降り始めた。やだねぇ、どうしよう。でも約束だから行こう、とpapasan。で厚着をして出かけた。晴マークなんて、どこが晴れてるのよう、うそつき。電車を待っている間が寒かったこと!

それにひきかえ、東京は晴れていて、日差しが暖かかった。 


ショパンの夕ベ

2013-12-08 19:03:35 | アート・文化

「楊麗貞のピアノリサイタル ショパンを弾く」を聞きに行った。

もちろんプログラムはすべてショパン。お馴染みの作品である。初めのノクターン20番の音を聞いて、おおっ、と思った。透明感のある音にである。これはいい。たしかに演奏は、とても素敵だった。特にソナタ3番は素晴らしかった。新たな出会いだった。

                                                

ソナタ3番を聞きながら、マホガニーの家具のある、落ち着いた室内を連想していた。誰もいないが静かな、それでいて温かみのある部屋。                        

                                                

家に帰って、持っているショパンのCDを、と言っても数人しかないが、違う演奏家のものを聞き比べていた。みなそれぞれに華やかさあり、きらめきありでいいが、しっとりした情感が今日の演奏にはあった。ネットを探すと、彼女のソナタ3番のCDがあったので、早速注文した。


五島美術館

2013-11-28 20:59:46 | アート・文化

P1030104

12月1日までなので、今日しか空いていない。そこで「光悦 桃山の古典」展を見に、上野毛まで行ってきた。幸い日差しも暖かかった。それこそ久しぶりに東横線に乗った。前に座っていた高校生が席を譲ってくれるというのを、窓から外を見ていたいからと断って、きょろきょろ窓外を眺めていた。窓から見る景色はすっかり変わっていた。

                                                   

上野毛駅をおりて、広い道を横切りながら、この道、大森から東名に行く時、いつも走っていた道だと気がついた。そう、美大の前を通るこの道。

五島美術館は閑静な住宅街にある。展覧会は終りに近いせいもあり、ごった返していた。わがままいっちゃいけないが、こんな人ごみで美術品の鑑賞なんて、とてもできない。それでも人ごみの中から、ひとつひとつ作品を目に焼きつけるようにじっと眺めてきた。これだけの名品を一つ一つ尋ねるのは大変。特別展はありがたいことなのだ。

                                                       

ほとんど人のいないサンリツ服部美術館で、いい雰囲気で、十分不二山を堪能できたのは何ともラッキーだった。

                                                

P1030071

ここも広いすてきな庭がある。斜面を利用しているので、ひとまわりしたら、疲れた!どちらかと言うと、庭は根津美術館の方が好きだな。

                                                                                                                                    

P1030099


「不二山」に会いに

2013-11-21 20:43:48 | アート・文化

国宝に指定されている茶碗は8点、そのうち2点が和物(国産)、一つは三井記念美術館が所蔵している志野「卯花墻」、そしてもうひとつはサンリツ服部美術館が所蔵している本阿弥光悦の白楽茶碗「不二山」。不二山については、どういうものであるかは知っているし、写真も見てはいるが、本物にお目にかかったことはなかった。会いたいものだとは思っていたが、機会がなかった。所蔵している美術館は分かっていてもいつも展示しているわけではない。不二山の公開は 去年もこの時期だった。で、行きそびれてしまった。今年はなんとしても行ってこよう。サンリツ服部美術館は上諏訪にある。諏訪湖はそんなに遠いという意識はないが、ここから電車で行くとなると不便である。                                                                                                                   

で、お天気もよいので、papasanに運転してもらい、出かけたのである。 最近、遠出はしていないから、気を使いながら。東名で御殿場に、そして大月から中央高速に乗った。車の中からコンデジでまわりの景色を適当に撮っていた。箱根から見た富士、山中湖辺りの富士、中央高速からの富士、それぞれ姿の違う富士を写真に撮っていた。雑木林の紅葉も盛りは過ぎていたとはいえ見事だった。

Img_2899

                                                                                                                                 

P1030035

                                                        

Img_2866

境川辺りから見える雪をかぶっって真っ白な農鳥岳(3026m)、間ノ岳(3189m)、北岳(3193m)がきれいだ。写真は農鳥岳が欠けてしまっている。

                                                                                                                              

Img_2862

この白峰三山の左に、やはり雪を頂く山が連なっている。どこだろう?                                              

                                                                                                                         

Img_2886

八ケ岳の上空だけは雲に覆われて、姿を見せてはくれなかった。ここは上の方には積雪は見えたが、白くはなかった。甲斐駒も千丈も雪はふりかけ程度だった。

                                                 

諏訪ICで降りた。さて、美術館はどこだろう。湖畔だからと見当をつけたはいいが、湖畔の右岸だか左岸だかわからず、左へ行ったら、間違って、結局湖畔を1周する羽目になってしまった。仕方がないので、美術館に電話をし、現在地を教えて、行き方を教わった。北沢美術館の前に来た。そこで北沢美術館に駆け込んで、サンリツ服部美術館はどこだか聞くと、なんと隣だった。

                                              

サンリツ服部美術館:http://www.sunritz-hattori-museum.or.jp/

                                                                                                                                       

展示室は2階、1室はテーマの油絵、湖の面した明るいカフェを横切って2室目に茶入れ、棗、仕覆が飾ってあった。仕覆は緞子と変わったところでは更紗を仕立てたもの。そして奥の展示ケースの中に、待望の不二山が鎮座していた。

                                                  

陶器にこう言った表現は相応しくないかもしれないが、この茶碗、生きている、と感じた。茶碗のまわりをぐるりとじっとまわって見た。背伸びして中をのぞいても見た。すばらしい。素人にも感動が伝わってくる。二つと出来ないから不二山と銘をつけたという話は読んでいる。写真で見た限りでは、そんな素晴らしいものとは思えなかったが、写真がひどすぎたんだ、やはり実物を見なければ。手に取ればもっと伝わってくるものがあるだろうが、それは無理としても。はるばる来ぬる・・、来た甲斐あったというもの。志野も素晴らしいとは思ったけど、不二山の感動はより大きい。光悦さん、すばらしいよ、感動をありがとう。


定演

2013-11-17 16:58:02 | アート・文化

11月16日

小田原男声合唱団の定期演奏会へ行った。連れ合いが団員なので毎年聞きに行く。これが最後の参加になるかもしれないと言うので。

1時26分に乗るために歩いて行った。日頃歩かない近道を通った。ここは階段なので日頃は敬遠しているのだが、階段の入り口のお宅の木が切られているので上ってみたのだ。ここのお宅、とその上のお宅、その隣も空き家。その右の主は施設に入っているのだが、その後どうなのだろう。

                                                

大道にでた。日頃歩くことがないので、目が新しい、いろんなことに気がつく。結構たのしい。

                                                     

駅にはツーデイ マーチ会場と→のついた張り紙はしてあった。駅にはザックを背負った人たちがグループなのか、固まっていた。椅子に座っていると、その中の一人が、魚座の刺身が美味しかった、と仲間に言っているのを小耳にはさみ、ちょっと嬉しかった。

                                                                                                                                       

小田原で、豆屋に寄って、コミック「神の雫」を買った。続いてボンジュールで生イーストとチョコレートを買った。このために保冷バッグを用意してきた。娘の席をとって、さっき買ったコミックを読んでいた。会場は明るくないので、字の小さいのが難点になってきた。

定演は趣を少し変えて、たのしかった。練習の成果もあってよくハモっていた。ワンステージだけ、団員以外の人たちが加わった。