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「介護もトライアスロンも楽しんで」

95歳の母を介護の日々ですが、合間に走って泳いで、バイクにも乗って年数回のトライアスロン大会参加を目標に楽しんでいます。

ペースメーカー植え込み手術 その3

2013年07月27日 21時43分44秒 | 心臓ペースメーカー植え込み手術

遅くなってしまいましたが、ペースメーカー(以下PMと表示)植え込み手術 その3 です。

退院まで

12日に入院し当日にPMの植え込み手術を行いましたが、手術後4日目の16日にもなるともう体調は万全で一日でも早く退院したい気持ちになってしまいます。退院の予定は19日だったのですが、前日の18日にはなんとしても退院するんだ、という気持ちで朝、夕の30分~40分の院内散歩と腹筋やスクワットと言った体幹トレーニングにもいっそう気合が入りました。

ベッドの上で腹筋などをやっている時に隣のベッドの患者さんの担当医がこられる時がありましたが、そんな時には今すぐにでも退院できま~す、と猛アピールしました。そして17日の朝に私の担当医の菅原先生の巡回時に、思い切って18日には退院したいことを伝えたところ、傷口もしっかり着いているので18日の退院を許可します、との返事をいただけました。
たとえ1日でも、早く退院できることはとても嬉しいことでした。

Img_3132 そして17日には看護師さんからPM手帳を渡されました。「この手帳は命の次に大事なものなので、常に携帯するように」とのことです。手術時に私のPMはMRI対応型との説明があったのですが、この日の看護師さんからの説明で、条件付MRI対応型と言うことでした。MRI検査を受ける際には大和成和病院へ事前連絡し、検査時にはメドトロニック社の検査員立会いの下に行われるようです。



18日退院日の朝9時には病院の検査技師とメドトロニクス社の方が同席しPM最後の調整を行いました。その時の担当者さんの話や執刀医である菅原先生の説明やらを総合すると、私のPMは最低心拍数の確保を担っているだけで、日常生活の中で、あるいは運動をした時などの心拍は自分の心臓がPMの力を借りずにしっかりと働いてくれているのだそうです。ということは身体を動かせば私の心臓は自分の力で自然に心拍数を上げてくれるのです。また心房から心室へ発信される信号の間隔は少し間延びしている様ですが、心房から心室への信号はしっかりと伝わっているそうです。これが伝わっていないと心室からの信号もPMに任せなければならないようでしたが、この設定はしなくて済みました。

このため、手術時の設定当初はModeがDDD rate 60/130(モードDDDとは心房と心室の心拍数を1:1にすることです。下限が60で上限が130、運動して自身の心房レートが140になっても上限レート130を越えられず、レート130で心室ペーシングが行われ、心拍数が130を越えることがないのです。)でしたが、この日の設定ではMVP(Managed Ventricular Pacing)(不要な心室ペーシングを抑制してくれます)に変更になりました。

その患者ごとの症状に合わせた細かな設定ができるPMは凄いなぁ~と感心させられます。またモードをMVPにしたことでDDDよりも僅かでしょうが電池の消費が少なくて済み、その分電池の寿命も延びるそうです。

Img_3131 17日の右肩、植え込み部分の写真です。手術後、傷口にはテープが貼られてます。脇の部分の内出血は手術時に出来たものです。テープの下側が少しもっこりしているのが分かると思います。ここにPMが植え込まれています。

さて、18日退院日です。ナースステーションの看護師さんたちに挨拶を済ませ、9時過ぎには1階受付にて精算し無事退院することができました。4年前の退院時はまだ胸骨の痛みがあって、おっかなびっくりの退院でしたが、今回はもう元気いっぱいの退院でした。病院の駐車場に停めて置いた自分の車を運転し帰宅することができたのも嬉しいことです。PMが右肩に植え込まれているので運転席でシートベルトをすると丁度PMの上にベルトが当たります。このためタオルを小さく畳んでクッションの代わりにベルトに挟んでいます。これは暫らくの間続けることになるでしょう。

27日現在の状態です。
Img_3154

身体障害者福祉制度

退院後はその日の内に市役所の福祉課へ行き身体障害者手帳の申請をしてきました。入院前にこの福祉課で申請書を入手しておいて、入院中に病院で必要事項を記入してもらいさっそく申請に行ったのでした。福祉課の担当者の話ではこの申請書を県へ送って県が手帳を発行するそうですが、発行までは1ヶ月か1ヶ月半かかるとのことでした。手元に届くのは9月上旬でしょうかね。

PMを植え込むと身体障害者1級になるそうですが、その福祉制度は各自治体で異なります。大和市では障害者への福祉として主なものは下記があります。

* 医療の給付
* 公共料金の割引(鉄道料金、高速道路料金、NHK受信料、水道料金など)
* 障害者福祉手当 ¥3,000/月
* 燃料費の助成(ガソリン代) ¥2,000/月
  (車を運転しない人はタクシー券¥2,000/月)
* 駐車禁止除外指定車の標章
* 引地台温水プール利用料

詳細は手帳が交付される時に1時間程度を使って説明があるそうです。入手した時点でまた詳しくアップしたいと思います。 

コメント (4)
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