
●「逆襲蟇法師」昭和42年4月19日放映 蟇法師、傀儡陣内登場
放映第3話 脚本:伊上勝 監督:山内鉄也
このエピソードでは、円谷作品には見られないような力技の特撮が、随所に見られます。編集の妙技もあって、ロケとスタジオでの映像の融合、テンポの良い展開が図られていますネ。
サブタイトル表示からいきなりの「千年蟇」の大暴れ! 家を踏み潰すシーンでは、家の中で慌てる農民、崩れ落ちる家の内部セットの映像、大きめの家のミニチュアによって迫力が生まれています。
霞谷では金目像の目が開き、その前で祈祷している幻妖斎。「金目様の恐ろしさ」って何だろう‥‥と、視聴者の子どもの興味を引っ張りますネェ。
川を下る赤影一行。船の上ですが、細かいカット割で赤影、白影、青影のそれぞれの表情がしっかり捕らえられています。しかもそれぞれが自然に流れています。
赤影たちを大筒で狙う傀儡陣内の下忍が登場。船はミニチュア? よくできた爆破シーンです。また、水蜘蛛の忍術の表現もそれとわかりますネ。
一方、老人と少女の影の中に身を潜めていた白影、青影。この合成とアイディアで、「忍術」というものの変幻自在さが印象付けられます。このシーンはよくできているなぁ~。曇天での撮影でも、このシーンだけは影をつくるようにライトが当てられています。スタッフの苦労が偲ばれます。
傀儡陣内と赤影は再び樹上での対戦。ロケの林のシーンと、スタジオの木のセットが編集で繋がれ、見事に一体となっています。
赤影によって囚われた傀儡陣内が、囲炉裏の火で縄を焼き切るシーンは合成!? 何気なく見過ごしていましたが、改めて見てみると、火の中に腕を入れています!
千年蟇が再び襲ってくるシーンでは1/1スケールの蟇の足も使われ、さらに迫力があります。
洞窟に逃げ込んだ白影、青影たちを襲う千年蟇。画面いっぱいの蟇に対して、小さく合成された白影や、青影と老人、少女の対比が、蟇の巨大感を感じさせます。『ウルトラマン』での円谷特撮ではありそうで無いスケール感です。
さらに、赤影と千年蟇の最後の決戦では、「飛騨忍法 影一文字」で、赤影が蟇の上に飛び乗るシーンが! 動く映像で合成する高度な移動マスクが切られ、驚くべき合成シーンになっています!\(◎o◎)/!
●蟇法師(演:近江雄二郎)
洞窟の爆発によって死んだものと思われましたが、第10話「怪忍者黒蝙蝠」に再登場します。
●傀儡甚内(演:波多野博)
登場するたびに捕らえられてしまい、強いのか?弱いのか? 今回は赤影と樹上で対決する時に木の幹を垂直に駆け上がる特殊能力を見せました。
放映第3話 脚本:伊上勝 監督:山内鉄也
このエピソードでは、円谷作品には見られないような力技の特撮が、随所に見られます。編集の妙技もあって、ロケとスタジオでの映像の融合、テンポの良い展開が図られていますネ。
サブタイトル表示からいきなりの「千年蟇」の大暴れ! 家を踏み潰すシーンでは、家の中で慌てる農民、崩れ落ちる家の内部セットの映像、大きめの家のミニチュアによって迫力が生まれています。
霞谷では金目像の目が開き、その前で祈祷している幻妖斎。「金目様の恐ろしさ」って何だろう‥‥と、視聴者の子どもの興味を引っ張りますネェ。
川を下る赤影一行。船の上ですが、細かいカット割で赤影、白影、青影のそれぞれの表情がしっかり捕らえられています。しかもそれぞれが自然に流れています。
赤影たちを大筒で狙う傀儡陣内の下忍が登場。船はミニチュア? よくできた爆破シーンです。また、水蜘蛛の忍術の表現もそれとわかりますネ。
一方、老人と少女の影の中に身を潜めていた白影、青影。この合成とアイディアで、「忍術」というものの変幻自在さが印象付けられます。このシーンはよくできているなぁ~。曇天での撮影でも、このシーンだけは影をつくるようにライトが当てられています。スタッフの苦労が偲ばれます。
傀儡陣内と赤影は再び樹上での対戦。ロケの林のシーンと、スタジオの木のセットが編集で繋がれ、見事に一体となっています。
赤影によって囚われた傀儡陣内が、囲炉裏の火で縄を焼き切るシーンは合成!? 何気なく見過ごしていましたが、改めて見てみると、火の中に腕を入れています!
千年蟇が再び襲ってくるシーンでは1/1スケールの蟇の足も使われ、さらに迫力があります。
洞窟に逃げ込んだ白影、青影たちを襲う千年蟇。画面いっぱいの蟇に対して、小さく合成された白影や、青影と老人、少女の対比が、蟇の巨大感を感じさせます。『ウルトラマン』での円谷特撮ではありそうで無いスケール感です。
さらに、赤影と千年蟇の最後の決戦では、「飛騨忍法 影一文字」で、赤影が蟇の上に飛び乗るシーンが! 動く映像で合成する高度な移動マスクが切られ、驚くべき合成シーンになっています!\(◎o◎)/!
●蟇法師(演:近江雄二郎)
洞窟の爆発によって死んだものと思われましたが、第10話「怪忍者黒蝙蝠」に再登場します。
●傀儡甚内(演:波多野博)
登場するたびに捕らえられてしまい、強いのか?弱いのか? 今回は赤影と樹上で対決する時に木の幹を垂直に駆け上がる特殊能力を見せました。
うなみが持ってるのは最終シリーズのDVDと映画編のなのですが、赤影の魅力は俳優陣プラス、太秦のセット類や小道具を豊富に使えたことそれと近くにロケ地を構えられたことにつきるでしょうね。あのころの京都近郊ののどかな風景がいいですね。
知人が赤影の音響をしていたのですが、ほかの映画やテレビドラマと掛け持ちで人海戦術でつくっていたらしいです。間に合わなくて他番組の使い回しでしのいだことも一度やないとか。
夕方と『赤影』って似合いますネ。私も「むささび道軒」の巨大な「むささび変化」と夕方の景色がシンクロします。
『赤影』の音響って、
チャンバラの「ドピュッ!」という切断音
「影凧」のプロペラ飛行機の音
「ギヤマンの鐘」の「キンコンカン」
「アゴン」や「ガバリ」などの怪獣の声
「黒道士」の傘のメリーの音
などなど、印象的な音が多いですよネ。素晴らしいお仕事を残された方とお知り合いだなんて、羨ましいです。その方のお話が聞けたら、さぞ楽しいことでしょう。
そのときに全EP録画したのですが、金目教編だけは紛失してます。
この千年蝦蟇は、確か東映映画で使った奴ではなかったでしょうか?
大蝦蟇と大海龍が戦うシーンもあったような
気がします。
それにしても里見浩太郎が赤影達の上司・竹中半兵衛役で出演してましたが、秀吉や信長役は
今ひとつ知らないので半兵衛が秀吉に‘殿’と
いうシーンは違和感がありました。
私は、子どもの頃は里見浩太郎さんを知らなかったので、大人になって見てから「おぉっ、助さんが出てる!」と驚きました。
下忍役では、当時は無名だった川谷拓三さんにも気が付きますネ。ずいぶんとアップのシーンがたくさんあります。