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私的‘赤盤’‘青盤’

2009-09-14 01:05:33 | 音楽:懐かしの洋楽
 巷ではビートルズのリマスター盤発売で盛り上がっていますネ。私も欲しいのですが、これまでのCDの処遇と、先立つものが‥‥(^^ゞ

 まぁ、この機会に便乗してというわけではありませんが、オリジナル・アルバムについての記事もひと段落したところで、私なりの‘赤盤’‘青盤’について書きたいと思いました。
 通称‘赤盤’は正式タイトル‘1962-1966’で、タイトルの通り、デビューから1966年までのヒット曲、重要曲が収録されています。一方の‘青盤’は‘1967-1970’で、1967年から解散までの選曲です。どちらも選曲したのはGeorge Harrison! メンバーの中でも大のビートルズ・ファンであると公言していますから、無難に選曲されています。

 しかし、私は‘REVOLVER’からの収録曲が少なく、‘RUBBER SOUL’が偏重されているのが気に入りません。そこで、レコード版と同じ1枚14曲(片面7曲)、2枚組×2セットという縛りの中で、私なりの‘赤盤’‘青盤’を選曲してみたいと思います。(なぜかオリジナル‘赤盤’はB面・C面が6曲収録でしたが、欲張りに選曲するために増やしてしまいました(^^ゞ)
 最近になって‘ANTHOLOGY 1~3’‘YELLOW SUBMARINE SONGTRACK’‘LET IT BE...NAKED’などの新しい音源がリリースされていますが、これらは全て無視し、現役で活躍していた頃の公式リリースver.から選曲します。

 まずは‘赤盤’。
A面
Love Me Do
Please Please Me
From Me To You
She Loves You
All My Loving
I Want To Hold Your Hand
This Boy

B面
A Hard Day's Night
Can't Buy Me Love
And I Love Her
I'm A Loser
Eight Days A Week
I Feel Fine
Ticket To Ride

C面
Help!
I Need You
Yesterday
Norwegian Wood (This Bird Has Flown)
Nowhere Man
Michelle
We Can Work It Out

D面
Day Tripper
Paperback Writer
Eleanor Rigby
Love You To
Yellow Submarine
Here, There And Everywhere
Tomorrow Never Knows

 ‘REVOLVER’の比率を高くしましたヨ。そしてオリジナルの‘赤盤’は全曲がLennon-McCartneyの楽曲で占められていましたが、Harrisonが選曲したのになぜなんでしょう? というわけで、Harrisonの楽曲も2曲選んでみました。せっかくインド音楽を採り入れ始めた時期なので、ビートルズの変化が感じられるように“Love You To”を選曲しました。

 オリジナルでは‘WITH THE BEATLES’‘A HARD DAY'S NIGHT’‘FOR SALE’からは1曲ずつしか選曲されていませんが、これはシングル曲が多いことのしわ寄せだとわかりました。無理やり‘RUBBER SOUL’の“Drive My Car”“Girl”“In My Life”をカットして、“I'm A Loser”を入れました。
 また、B面にも良い楽曲が多かった彼らのシングルでしたが、その中でも特に傑作だと私が考えている“This Boy”も選曲しました。

 やはり1966年までの時期では‘RUBBER SOUL’と‘REVOLVER’は別格なのですネ。選曲してみて気が付きましたが、ターニング・ポイントとなる重要な楽曲が多くて難航しました。その中でもテープループや逆回転、ADTが初めて採用された“Tomorrow Never Knows”は外せません。ぜひベスト盤にも収録して、“She Loves You”や“Yesterday”“Let It Be”“Hey Jude”しかビートルズを知らない人にもぜひ聴いてもらいたいと思います。


 では、次は‘青盤’。

A面
Strawberry Fields Forever
Penny Lane
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
With A Little Help From My Friends
Lucy In The Sky With Diamonds
A Day In The Life
All You Need Is Love

B面
Magical Mystery Tour
I Am The Walrus
Hello Goodbye
Lady Madonna
Ob-La-Di, Ob-La-Da
Blackbird
Good Night

C面
While My Guitar Gently Weeps
Hey Jude
Revolution
Get Back
Don't Let Me Down
Across The Universe
The Long And Winding Road

D面
I've Got A Feeling
Let It Be (single ver.)
The Ballad Of John And Yoko
Come Together
Something
Octopus's Garden
Golden Slumbers~Carry That Weight~The End

 こちらは逆に“Here Comes The Sun”“Old Brown Shoe”の2曲のHarrisonの楽曲をカットしてしまいました。‘MAGICAL MYSTERY TOUR’の“The Fool On The Hill”、そして“Back In The U.S.S.R.”をカットして、‘WHITE ALBUM’の“Blackbird”“Good Night”を追加しました。2枚組のボリュームから選曲するのは悩みましたが、オリジナルにはアコギが使われた楽曲が多い特徴が反映されていなかったので、“Blackbird”に落ち着きました。Lennonの珠玉のバラッド“Good Night”は、隠れた名曲としてもっと注目されても良いと思います。その結果、Ringoのヴォーカル曲数がHarrisonの楽曲数を上回ってしまいました(^^ゞ

 ‘ABBEY ROAD’のB面メドレーはどうしても入れたかったです。中でも“The End”でのドラムス・ソロとギター・バトルは一般の人にも聴いて欲しい! というわけで最後の3曲を。そして、最後を“The End”にしたかったので、レコーディング順ということで‘LET IT BE’の楽曲を前に移動させました。

 ‘YELLOW SUBMARINE’からは1曲も選びませんでした‥‥。楽曲のクォリティが他と比べるとどうしても‥‥^^; “Only A Northern Song”は入れても良かったのですが、当時は擬似ステレオver.しかありませんでしたし‥‥。
 逆に‘LET IT BE’からは“I've Got A Feeling”を追加選曲しました。ルーフトップ・コンサートの楽曲が収録されないのでは寂しいと感じたのと、LennonとMcCartneyが別々のメロディを歌う最後の共作曲ということでは重要だと考えました。

 A面はHarrisonの選曲と全く同じになってしまいました。こうしてみると、オリジナルの選曲のバランスが素晴らしいものだったと、改めて感じました。

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