失われた時を求めて

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ビートルズ リマスター盤CD

2009-09-13 02:21:22 | 音楽:懐かしの洋楽
 昨日の深夜、NHKで放送された特集番組を見て、がぜん欲しくなってきました。

 通常は、洋楽CDのレンタル解禁は発売から1年後だそうですが、今回のビートルズのリマスター盤は既に解禁されているんですネ。

 というわけで、とりあえず聴きたかった‘A HARD DAY'S NIGHT’‘FOR SALE’‘REVOLVER’‘SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND’‘MAGICAL MYSTERY TOUR’‘ABBEY ROAD’‘PAST MASTERS’を借りてきました。(お金が無いもんで、まだ買えません‥‥(^^ゞ)

 CDエクストラの映像を見てビックリ! 昨夜のNHKの番組は、このCDエクストラの映像ではありませんか! 眠いのを必死に堪えて見てたのに‥‥。時間を返せ!(by 失われた時を求めて(^o^))

 特集記事の載っている雑誌・書籍に目を通していないので、ここから先の感想は的外れかもしれません。私のブログですから、私が感じたことを勝手に書かせていただきます。


 全部聴いてみて感じたことは、既存のマスターを「リミックス」ではなく「リマスター」しただけなので、ストリングスなどの音がかすれている箇所は修正されていないのが残念でした。でも、8トラック・レコーダーを使って最後にレコーディングされた‘ABBEY ROAD’はマスターの状態が良いためか、ずいぶんと良い感じでした。
一方で、“Got To Get You Into My Life”のイントロの音圧があって、迫力が増しているのは嬉しかったです。(イントロのブラスにはまだノイズが残り、若干かすれているのは残念です‥‥。)ハードな楽曲は今回のリマスターの成果があります!

 そして、今回のリマスターの目指しているところだと思うのですが、高音が立ち上がっていて、各楽器の音がクリアになっています。ギターの音はもちろんですが、低音もふくよかになったことによって、金属類のシンバルとバスドラムやスネアなどのドラムスが際立っています。
また、ヴォーカルの声質の違いもより鮮明になっています。耳コピで演奏する人にとっては都合がイイでしょうネ。

 今回最も気になっていた“From Me To You”のステレオver.に、レコードを聴いていた頃以来、約20年ぶりに再会できました。この自然なリヴァーブ感が私は好きです。モノラルver.の突き刺すようなイントロのハーモニカがどうも苦手で‥‥。最初に出会ったのが‘OLDIES’のステレオver.だった所為でしょうか。

 ‘PAST MASTERS’を聴いていて驚いたのは、“Day Tripper”のミドルのギター・ソロのあと、第3ヴァースの最初の“♪Tried to please her”のところでは、これまで一瞬ギターの音が消えていたのですが、ここが修正されています!
 ※追記:‘1’を聴いてみたら、その時に既に修正されていました(^^ゞ
一方で、“Eleanor Rigby”の最初の“♪Eleanor Rigby”のところの、左チャンネルのヴォーカルが残っているのはそのままでした‥‥。あまり修正してしまうのを良しとしない世代のこだわりなのでしょうか‥‥。ミスはミスなのですから、修正してもらいたかったです。
そこで、‘YELLOW SUBMARINE SONGTRACK’の“Eleanor Rigby”を聴いてみたのですが、音像の定位は心地よいものの、ストリングスの響き方に過度なイコライジングによる「硬さ」が感じられました。今回のリマスターは「リミックスではない」ので、音像の定位は以前のままですが、「違和感を感じるほどのイコライジングは避けた」というのに納得です。“Baby You're A Rich Man”は‘SONGTRACK’の方が聴きやすいですが、“Yellow Submarine”のバスドラムの硬さは今回のリマスター盤の方がイイです。(でも「波の音」や「ざわめき」などは‘SONGTRACK’の方がイイんだなぁ‥‥。)
 あくまでも「既存マスターのリマスター」にこだわったというのは、古い世代にもアピールするには絶対条件だったのでしょうネ。

 「こだわり」といえば、CDのレーベル面が(おそらく)‘WHITE ALBUM’以降は“APPLE”、それ以前は“PARLOPHONE”になっているんですネ。そして‘MAGICAL MYSTERY TOUR’が“CAPITOL”なのには感心しました。

 今回のリマスターによって、曲の頭のインデックスも訂正されたようです。“Polythene Pam”や“The End”がジャストで始まるのは気持ちいい!(“She Came In Through The Bathroom Window”はまだちょっとズレていますが‥‥。)‘WHITE ALBUM’にも期待が持てます。

 ‘A HARD DAY'S NIGHT’と‘FOR SALE’のステレオ化は大歓迎です。“If I Fell”のダブルトラックのヴォーカルも復活したし、“No Reply”や“I'm A Loser”のリヴァーブ感はステレオならではのものです(^o^)/
これからは、これらのアルバムもさることながら、“Please Please Me”や“From Me To You”はステレオver.が世界基準となるのでしょうネ。“Thank You Girl”のステレオver.なんて、イギリスのオリジナルにこだわってCapitol盤の‘SECOND ALBUM’を聴いたことが無い人にとっては驚きのヴァージョンなのでしょうが、これも今後の世界基準となっていくのでしょう。(Capitol盤のCDよりも各楽器の定位の分離が良く、レコードの頃と同様にCapitol盤のCDではスピードが遅くされていたのが訂正されています。)

 残りの‘PLEASE PLEASE ME’‘WITH THE BEATLES’‘HELP!’‘RUBBER SOUL’‘WHITE ALBUM’‘LET IT BE’の6枚は来週借りる予定です。‘LET IT BE’の“For You Blue”や“Dig A Pony”の高音が立ち上がっている音に期待して‥‥。

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