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合成怪獣アンバラン(ジャイアントロボ第12話)

2007-08-30 22:36:53 | 特撮:ジャイアントロボ
●「合成怪獣アンバラン」昭和42年12月27日放映 アンバラン登場
 放映第12話 脚本:安倍寿 監督:山田稔

 久々に新怪獣が登場するので、サブタイトルが怪獣名に戻りました

 冒頭に登場する「BF団日本支局」のロケに使われている洋館が立派です。こういう洋館が日本にあるのですネェ~。
 ユニコーンは「日本支部」、BF団は「日本支局」という呼称が使われています。組織対組織という雰囲気があってステキな呼び名です。

 初めてU6が現場に出動しています。ピストルまで持っちゃって‥‥^^; 今回も声がかすれています。

 ドクトル・オーヴァが「最高幹部」だと、東支部長のセリフで明言されています。
 オーヴァの超能力が胸の星型によるものだと分析されてしまいました。ロボから発射される超短波によってオーヴァが姿を消す能力が破られ、オーヴァはユニコーンに捕らえられます。ユニコーンのみなさんはビールで祝杯‥‥。イイ職場だなぁ(^o^)
 「U7を見習え」とU3に言う東支部長。たしかにU7は機転が利きますが、ロボを動かせる唯一の人間だということを差し引けば、他の隊員と同等の活躍しかできないのでは? 今回のオーヴァの胸の星型を奪ったのだって、主役だから脚本で役割が与えられているだけで‥‥^^; あ、それを言っては野暮ですネ(^^ゞ

 囚われの身のオーヴァ。ちょっと情けないです‥‥。鉄格子に触ると火花が散り、オーヴァは悲鳴をあげますが、「ここには高圧電流が流れている。たとえ宇宙人のキミでも触れば命は無いゾ。」と言う東支部長。いや、今触りましたから‥‥^^;

 ニシキヘビの体内から出て来た、石のような死体。この怪事件の調査に向かったU3・U7。
 U7:まるで石のようにコチコチだ。こんなことってあるのかなぁ。
 U3:これが人間の死体でないとしたら、これは何の死体なんだろう。
と言います。「死体」だということを決め付けて話が進んでいきますが、「石のような死体」ではなく「死体のような石」という可能性は? すごく収まりの悪いセリフです‥‥。
 ユニコーン医学班の人も「何かの生物だとしても、地球上のものでない気がする」と言っています。結局「地球人の化石化した死体」なのか「宇宙人の死体」なのか‥‥。何が言いたいのかわからなくてモヤモヤします。子どもの頃からこのエピソードにはイライラさせられます(^^ゞ
 で、結局「石のような死体」は「死体のような石」だったわけで、中から人間大のアンバランが出現します。ほら、だから言わんこっちゃない!

 人間大のアンバランが「怪獣」と呼ばれるのも違和感があります。たしかに見た目は怪獣っぽいのですが、私の感覚からすると「怪獣」というのは「巨大」であるものという気がするので‥‥。これは私の個人的な感覚ですが。
 クルマに乗っているアンバランが、何だかカワイイです。

 ユニコーンの攻撃を受けて巨大化するアンバラン。このシーンでブラックダイヤは死んだようです。
 破壊される送電線の鉄塔のミニチュアや、実景との合成がなかなか素晴らしいです。
 襲われる新幹線の運転士のシーンは、第10話でライゴンに飲み込まれる列車からの流用です。アンバランに新幹線が投げつけられて大爆発する石油コンビナートも、第9話でスパーキィが爆発するシーンの流用です。予算の節約?

 今回の戦闘シーンでは、ロボの足元のアップや、比較的低い位置からの撮影で、ロボの巨大感が感じられるアングルが多用されています。破壊されるミニチュアの出来もよく、迫力があります。


  ●アンバラン
(カプセルフィギュアにも食玩にもなっていないので、画像はありません)
 ゴテゴテとして全体像がつかめませんが、なかなか魅力的なデザインです。
 人間大の時はモズの声のような鳴き声ですが、巨大化すると「ライゴン」の声(つまり『キャプテンウルトラ』の「ガルバン」と同じ素材)になります。
 激しい動きがしづらい着ぐるみのようですが、ロボの動きとはバランスがとれています。
 特殊能力は特に持っていないようです。

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2 コメント

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恐い (スイートコーン)
2008-12-08 21:31:16
ドクトル・オーバーが持っていた黒い星をU6が預かっていましたがその後にドクトルとアンバランに取り返されてしまいますがそのときU6は二人を見て気絶してしまいますがあれはU6が気絶するのは無理もないです。
どっちが恐いかと言ったらドクトルの顔の方が恐いです。

あとアンバランは巨大化して新幹線を襲っています。
新幹線は怪獣に襲われるのでは定番ですよね。
ジャイアント・ロボでは一度出た怪獣が再び出てきますがこのアンバランは1回だけなんですよね。
あとダブりオン、アイアンパワー、ドラキュランも。
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オーヴァは怖いですネ (自由人大佐)
2008-12-08 23:31:04
 これまで数多登場した敵のキャラクターの中で、ドクトル・オーヴァは間違いなく上位に食い込む怖さですネ。安藤三男さんがご自分でアレンジしながらメイクをして完成させたそうです。

 『ロボ』ではダコラー、アイスラー、ガンガー、グローバー、ライゴンなど、再登場する怪獣も多いですが、一度きりの登場怪獣の輝きは貴重です。
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