「チェリー」が廃止‥‥

　昭和45（'70）年発売で今年41年目を迎えるタバコ「チェリー」が、この度の東日本大震災の影響で安定供給ができなくなり、生産効率を上げるために廃止されるそうです‥‥。

さらば「キャスター」「チェリー」など２３銘柄(読売新聞) - goo ニュース

　私自身は吸ったことはありませんが、伯母の知り合いの工務店の社長が吸っていました。子どもの頃によく「これと同じヤツを買って来て。」と、お使いさせられました。あの頃は子どもでもタバコが買えたんですネェ。

　同時に廃止されるブランドでは、「サムタイム」があるんですネ。現在は「サムタイム・ライト」のみが販売されていましたが、これで完全に昭和52（'77）年から続いた「サムタイム」の名称とあのロゴ、デザインが消滅します‥‥。

　これは私もお世話になっていました。現在もメンソール煙草を愛煙していますが、最初のメンソール系はもちろん「サムタイム」でした。

　「キャスター」も廃止されるようですが、他の「キャスター・マイルド」などは残るようです。

　'70年代、ゾクゾクと新ブランドが発売され、タバコ屋さんの店先は賑やかでした。中でも「チェリー」や「蘭」の赤は目立っていて、カラフルさが増していましたネ。
のちに「キャビン」などの赤系が増えてきて、「チェリー」は目立たなくなってしまいましたが‥‥。
「サムタイム」の持つポップさ、鮮やかな緑と黒の取り合わせも新鮮でした。メンソールといえば「セーラム」も緑で、「メンソール＝緑」のイメージが定着したのでしょうか。おぉ、「カールトン・メンソール」や「KOOL」も緑でした。

　銀色の、初の箱入りタバコ「峰」は、カチっとした箱と銀色がシャープなイメージで、そこに書かれた筆文字の「峰」が目立っていました。


　変り種では、劇中で松田優作さんが吸っていた「ミスター・スリム」、焦げ茶の巻紙が異色の「ランバージャック」なんてタバコもかつてはありましたっけ。

　見慣れたものが無くなるというのは、やっぱり寂しいです‥‥。