縦走 第1日(9/20(日)).黄緑ラインです.
因みにグレーは穂高駅から中房温泉までのバス.
朝4:48 穂高駐車場発.安曇野観光タクシーのマイクロバス.数台.
燕岳登山口の“中房温泉”まで約1時間10分.1,700円.
ホントはこの“中房温泉”に泊まりたかったんですが、どーしても広島を午後発だと、バスが終わっていて入れません(T.T).
この温泉、チョー凄いです.
とーちゃぁく!
カーブカーブでちょっと酔いました(^^;
おお、ここで1,462mか.
こんな感じです.
出発前、皆さんトイレを済ませようと、長蛇の列.
幸い私はこの列ができる前に済ませちゃった(^_^)
6:20.さぁ、始まります!
きれいな緑.
この状況、男の登山者なら嬉しくって(^_^)、ねぇ、皆さん.
不謹慎な.m(_ _)m
中房温泉から3.1km歩いたか….
最初の目標地、燕山荘まで2.4km.
ところで、いま何時?(^^;
稜線に出ると、西の山脈が見え始めた.
“合戦小屋”到着です.燕岳登山の休憩所です.標高約2,350mだそう.
2時間50分で888m登ってきたことになります.
この休憩所、スイカが名物です.1こ800円はご愛嬌.
みずみずしく、甘くって、疲れが緩和されます.
ヒトいっぱい(゜Д゜)
あと1:10で燕山荘.
おいおい、間で“北アルプス3大急登”があるんかい!
ザックのバストバンドにタオルをかけるのが私の流儀.
ちょっとカッコ悪いのではありますが、首に掛けるのに比べて、落ちない・汗をふける面積が広いということで効率的です.
約30分休んだところで、さて、9時半.出発.
おぉ、紅葉.
まっ赤っか.
んん?あれ、“槍”?一瞬の出来事….
雲上漫歩.
赤、黄、緑.
“合戦沢ノ頭”.2,489m.
この後聞きましたが、今が今年の紅葉最盛期だそうです.
夏が短かったせいか、通年より2週間程度早いそう.
見事な紅葉です.
おぉっ!やっぱ槍じゃった!(^_^)
紅葉最盛期に北アルプスに登れるなんて、なんてラッキーなんでショー\(^o^)/
実はこの写真の中に、いま目指している“燕山荘”が写りこんでるんです.どこでしょー?
アップです.見えますでしょ.
1枚上の写真で言うとどこだか分かりますか?
“燕岳”.
ちょっとアップしただけ(^^;.
やっぱ、さっきの“槍”だったんだ!
近づいてきたぞー!
カップルさん、いーなぁ(^.^).
「えっ?もしかしてこれがさっきの3大急登?ぜんぜん大丈夫ジャン」
恐らく、日ごろ登山を意識して歩いているから、心の準備が整っていたということなのでしょう.
とーちゃーく!うしろに“槍”.
あれ?何時到着だったっけ?腕時計写してない(T.T)
燕山荘(標高2,712m)前のベンチに、おぉっ、美人さん!
休憩中のようで、声を掛けてみると、とても感じよく返していただき….しばらくお話させてもらいました.
彼女、なんと熊本県からソロで来られてる、と (◎o◎) .本格的なお方のよう!
ブログに華をとお願いしたら、掲載の許可は驚くほどすんなり.「でも目線を入れてくださいね」
クールな美人さんだったのに、皆さん、ザンネーン(うっしっし)
この後、彼女は燕岳ピストンされました.
私はというと、ピークハントする気持ちの余裕はなく、体力温存でスルー.何か?
左に見えてるのは、“野口五郎岳”、だと思う….
「おお、槍って3,180mなんだ」、と今更….
燕山荘の中.
さぁ、今日の宿泊地、“大天荘”へ向けて、表銀座縦走開始.
出発が11:35.
(約40分の休憩だったと思うので、10:55に燕山荘到着として、中房温泉から、4時間35分くらいだったのかな.標高差は1,250m)
快晴の中まずは稜線漫歩.
振り返ってパチリ.山の頂上にさっきまでいた燕山荘が見えるでしょ.
画面真ん中のちょっと尖がっている山が恐らく“烏帽子岳”で、左の雲がかかっているのが“野口五郎岳”、たぶん….
これらを、“表銀座”に対して、“裏銀座”といいます.
“蛙岩”.げえろいわ、と読むらしい.間を通ります.
燕山荘から1時間.
この時点での感想は、
「美しい!こんな良い天気に幸せ!それにしても彼方に見える槍ヶ岳、ホントに到着できるんだろーか?」
行く手の稜線の左が東側.
左と右で雲のありなしがキッカリ.
これ、恐らく“フェーン現象”をこの眼で見てるんだと思います.
みんな歩いてます.
右に見えてるのが、今日の目的地“大天井岳(おてんしょうだけ)” 標高2,922m、たぶん….
谷に向かって一枚.
谷のはるか彼方が、“高瀬ダム”、たぶん….
“切通岩”.
表銀座、初めての鎖・はしご.
画面右の岩壁に、この表銀座コースを開拓した、“小林喜作”という大正時代の猟師のレリーフがはめ込まれています.分かります?
鎖が太い.
注意して降ります.
これが“小林喜作”さん.
こんな感じの空中漫歩.
さて、この三叉路で“大天井岳(おてんしょうだけ)”へ向かって登ります.そこに今日の宿泊小屋、“大天荘(だいてんそう)”があるのです.
歩いてきた稜線を振り返ります.
この最後の“大天井岳”への登りがきつかったぁ.ここまで約7時間歩いてる.それも燕岳を4時間掛けて登った後でのこの登坂.
「もー、ええよぉ!ええ加減にせーよ!はぁ~、いやじゃ!もーいやじゃ!」
やっと、やっとのことで“大天荘”が見えてまいりました.
とーちゃくですっ!
恐らく午後3時ごろだったと思います.
もー、疲れちゃって、腕時計を写すのを忘れてます.
今日の全行程は、休憩含めて約8.5時間の山行となりました.
“ぎつかったーぁ”
おぉ、受付.おぉ、かわいいバイトのおねーさん.
山小屋のバイトのおねーさんって、なぁんかみんなかわいいんだよなぁ.疲れてるからかなぁ…(はっ(・×・)). かわいいの、実際…(^_^).
こんな感じの寝床.
4人ベッドに8人.シーズンの山小屋はこんな感じなんです.
廊下はめちゃくちゃ(^^;?
さぁ、着替えまして、ビールで祝杯.
晴れやかな表情とは裏腹に、このときの率直な感想は、
「きつ過ぎる!縦走なんて無理じゃったんじゃ!明日はエスケープしようかなぁ.ルートは?ええっ、水俣乗越(ここから約4.5時間)までないじゃないか!ゼツボーじゃぁ(T.T)」
と、すごい弱気になっています.
午後5時だったと思うんですけど、夕食.
さばの味噌煮.
うぅん、味がちょっと….味噌煮は美味しいのですが、味噌汁が….
大天荘さん、頑張って☆ーの.
“大天荘”から“大天荘岳”山頂まで往復15分だったそうですが、疲れ過ぎてて「もー、どうでもいい」.燕岳に続き、ここもスルーしましたが、何か?もー、景色は十分楽しみました.山頂がそこに見えてるんですから、もー立ったも同然です.景色も同じような景色でしょ!
上述のように布団スペースは狭くて、あと、お隣の方とコミュ取り損ねて、全く眠れませんでした.
がぁっ!、ここで秘密兵器の登場です.
なんでしょー?
そーです、シュラフです(余談ですがシュラフでも、シェラフでもOKだそうです).
こんな時のために、テン泊でなくても、私、シュラフ持って上がるんです.
ベッドを抜け出し、どこで寝よーか、しばらくさまよい、結局食堂に寝ちゃりました.
みんな、反則だと思っておられるようで、誰ぁれもいません.快適です\(^o^)/.もしかしたら反則なのかも….
このとき既に午後11時.はぁ、早く寝たいよぉ…、Zzz?
とっ、午前2時半、スタッフにより朝食の用意が始まりました.
あえなく起きることになっちゃいました(T.T).
はぁ、山は、眠れない.
2日目に続くのココロだぁっ!
登山ってやっぱり過酷で大変な趣味ですね・・・(汗)
でも苦労しても、綺麗な紅葉に神秘的な雲上の世界の素晴らしい景色を見る価値はありますね!!
私は50を過ぎて登山に目覚めました。人生の中で登山してみよーかぁ、という時期が一度位あると思うのです。その心境とばっちりタイミングで登山してみると、完全にはまります。
ボート釣りが趣味の方々、基本アウトドアですから、何かの拍子に登山にも興味が振れるかもしれませんよ(^.^)