【韓国の歴史/巨済】奇跡の歴史“興南撤収作戦”の船内で生まれた子どもは今!?

みなさん、こんにちは！

去年の12月に公開されるや否や破竹の勢いで観客動員数を伸ばし、韓国映画歴代興行ベスト10に入った『国際市場』！今年の5月に日本でも公開されることが決まって、今から楽しみです。

詳しくはこちら→映画を見てわかる巨済の奇跡!!

今日は、この『国際市場』の冒頭のシーンにも登場する、興南から巨済まで1万4千人もの避難民を送り届けた奇跡の船・メロディスビクトリア号の船内で生まれた5人の子ども、いわゆる“キムチ5(ファイブ)”のお一人へのインタビューをお届けします!!

イ・ギョンピルさん(66)は、“キムチ5”の中の5人目にあたります。(他の4人については韓国とロサンゼルスに1人ずつご存命ですが、あと2人の行方は分からないそうです。)

現在は巨済にある動物病院で院長を務めていらっしゃいます。

当時の記憶はもちろんありませんが、昨年テレビ番組を通じて“キムチ5”のうち船内で最初に生まれた人と、在郷軍人会を通じてイ・ギョンピルが生まれたときに取り上げてくれた産婆さんの娘さんと会うことができたそうです。

そして、今イ・ギョンピルさんは社団法人興南撤収作戦記念事業会の巨済地会長をお務め中です。

興南撤収作戦記念事業会は、避難民救助に力を尽くしてくれた方への追悼とこの地で2度と戦争を起こさないこと及び平和を願って作られた団体で、2005年には巨済の捕虜収容所遺跡公園内で“興南撤収作戦記念塔公園モニュメント竣工式を”開きました。

↑↑巨済の捕虜集要所遺跡公園入口の興南撤収作戦記念塔公園モニュメント

大ヒットした映画『国際市場』が、以前計画されたことがあったものの暗礁に乗り上げてしまっている映画“あぁ! 興南”の製作や、「巨済のどこかに作るとしたらメロディスビクトリア号が上陸した長承浦(チャンスンポ)に作りたい」とおっしゃる“興南撤収作戦記念公園”建設の追い風になることがイさんの願いだそうです。

「戦争の中、自由を求め、命がけで北朝鮮から逃げてきた人々を救ってくれた人たちのヒューマンストーリーを全世界に知らせ、戦争による痛みのない平和と自由の大切さをみなさんにお伝えするのが私の義務であり願いです。」と語るイ・ギョンピルさん。

来る4月8日にはソウルの淑明女子大学で“キムチ5”の話も絡めながら講義をされる予定です。

興南撤収作戦が風化することなく、若い世代にも長く語り継がれてほしいですね。(写真引用：巨済タイムズ)


※ソウルと釜山から古県市外バスターミナルまでのアクセスは以下の記事を参考にしてください↓

【巨済に行ってみたいと思ったら】
→ソウルから巨済へのアクセス方法は?
→釜山から巨済へのアクセス方法は?

---

ブログランキングに参加中!!!　
ポチッと押していただけると、ランキングがアップするので嬉しいです
↓↓↓

にほんブログ村

---

海の都市、韓国巨済のさらに詳しい情報はモバイルサイトでもチェック