今年の「母の日」は、5 月13日、間もなくですね。
いよいよ、花業界が最も賑わう時期になってきたということでしょうか。
毎年この時期、たくさんのご注文をいただいてまいりました。
本当に有り難いことだと思っております。
しかし、その数があまりにも増えてきてしまい、
ここ数年は、アレンジメントをある意味パターン化して、
スタッフと手分けをして制作してまいりました。
そして、たくさんのお母様への愛情を感じつつ、
アレンジメントを作れば作るほど、
ご注文をいただけばいただくほど、
実は、心のなかに、小さなモヤモヤを感じておりました。
そのモヤモヤは、段々年を重ねるごとに大きくなって、、、、。
そのモヤモヤとは、、、、
通常、ジェンテでアレンジメントをお引き受けするとき、
お客様からたくさんの情報をお聞きして、
その場面や、相手の方や、その目的に、
最もふさわしいと思われるアレンジメントをお作りしてきました。
それは、いつでも、どんな時でも変わらずに。
なのに、どうして母の日だけ、
パターン化しなければならないんだろう、ということ。
一つ一つ心を込めてお作りしたいのに、
こちらの提示するパターンにお母様を当てはめていただいてしまってるのではないか、
そういうことに気づいた瞬間から、
これではいけない、
どうにかしなければいけない、
と、葛藤し続けておりました。
そして、私は今年、小さな決心をいたしました。
つまり、「母の日」のアレンジを特別なものととらえずに、
通常のジェンテでお受けするご注文通りに作って行きたいと。
以下、今年のジェンテの母の日のアレンジメント用のご注文ページから抜粋しました。
普段店でお作りするアレンジメントは、
お相手のイメージに合わせたオリジナルなのに、
母の日だけ定番のような商品からお選びいただく。
多数のご注文に確実にお応えする為、
ある程度の定番化が必要だったからではありますが、
私はそこに疑問を感じておりました。
母の日の花って、本当はお母様のための、
とっておきのプレゼントだったはずです。
だから、おひとつおひとつ心を込めてアレンジしたいと思いました。
「明るくてお料理好き」とか、
「ちょっと夢見る夢子チャン」とか、
「大人しいけどしっかり者」、とか…。
お母様の情報から想像を膨らませてアレンジメントをお作りする、
完全フルオーダー。
もちろんご希望の色や花があれば、ぜひ教えて下さい。
お母様のことをたくさん教えていただく。
そうして、お客様との会話の中で、様々なイメージを膨らませて行く。
この方法は、私がアレンジメントを作る時に、最も大切にしている、
そして、最も楽しい方法なのです。
お芝居や演奏会、ミュージカルなどの楽屋花や、
個展や発表会へのアレンジメントのご注文を受けるとき、
その方がどんな方で、今回はどんなお役をなさるのか、
どんな曲を演奏するのか、
どんな衣装を身にまとうのか、
そもそも、どんな気持ちでその舞台へ望むのか、
また、どんな作品を作られて、何を大切にされているのか。
調べられることを徹底的に調べて、勉強して、
そして、どうしても足りない部分はイメージで補って、
そうして、アレンジメントを作ってきました。
「そこまでしなくてもいいんじゃないですか?」と言われたこともあります。
でも、せっかく花の仕事をしているのですから、
最大限のことをしたいと、いつもいつも思っているのです。
そして、その「イメージング」こそ、
この仕事の最大の醍醐味であり、
最も大切なことだと再認識したのです。
そんなわけで、貴女のお母様のこと、たくさん教えてください。
そして、こちらもたくさん質問してしまうかもしれませんが、
どうぞ、お許し下さい。
でも、世界でたった一つの、
貴女のお母様のためだけのアレンジメントを作るために、
スタッフ一同、心を込めて頑張ります。
いよいよ、花業界が最も賑わう時期になってきたということでしょうか。
毎年この時期、たくさんのご注文をいただいてまいりました。
本当に有り難いことだと思っております。
しかし、その数があまりにも増えてきてしまい、
ここ数年は、アレンジメントをある意味パターン化して、
スタッフと手分けをして制作してまいりました。
そして、たくさんのお母様への愛情を感じつつ、
アレンジメントを作れば作るほど、
ご注文をいただけばいただくほど、
実は、心のなかに、小さなモヤモヤを感じておりました。
そのモヤモヤは、段々年を重ねるごとに大きくなって、、、、。
そのモヤモヤとは、、、、
通常、ジェンテでアレンジメントをお引き受けするとき、
お客様からたくさんの情報をお聞きして、
その場面や、相手の方や、その目的に、
最もふさわしいと思われるアレンジメントをお作りしてきました。
それは、いつでも、どんな時でも変わらずに。
なのに、どうして母の日だけ、
パターン化しなければならないんだろう、ということ。
一つ一つ心を込めてお作りしたいのに、
こちらの提示するパターンにお母様を当てはめていただいてしまってるのではないか、
そういうことに気づいた瞬間から、
これではいけない、
どうにかしなければいけない、
と、葛藤し続けておりました。
そして、私は今年、小さな決心をいたしました。
つまり、「母の日」のアレンジを特別なものととらえずに、
通常のジェンテでお受けするご注文通りに作って行きたいと。
以下、今年のジェンテの母の日のアレンジメント用のご注文ページから抜粋しました。
普段店でお作りするアレンジメントは、
お相手のイメージに合わせたオリジナルなのに、
母の日だけ定番のような商品からお選びいただく。
多数のご注文に確実にお応えする為、
ある程度の定番化が必要だったからではありますが、
私はそこに疑問を感じておりました。
母の日の花って、本当はお母様のための、
とっておきのプレゼントだったはずです。
だから、おひとつおひとつ心を込めてアレンジしたいと思いました。
「明るくてお料理好き」とか、
「ちょっと夢見る夢子チャン」とか、
「大人しいけどしっかり者」、とか…。
お母様の情報から想像を膨らませてアレンジメントをお作りする、
完全フルオーダー。
もちろんご希望の色や花があれば、ぜひ教えて下さい。
お母様のことをたくさん教えていただく。
そうして、お客様との会話の中で、様々なイメージを膨らませて行く。
この方法は、私がアレンジメントを作る時に、最も大切にしている、
そして、最も楽しい方法なのです。
お芝居や演奏会、ミュージカルなどの楽屋花や、
個展や発表会へのアレンジメントのご注文を受けるとき、
その方がどんな方で、今回はどんなお役をなさるのか、
どんな曲を演奏するのか、
どんな衣装を身にまとうのか、
そもそも、どんな気持ちでその舞台へ望むのか、
また、どんな作品を作られて、何を大切にされているのか。
調べられることを徹底的に調べて、勉強して、
そして、どうしても足りない部分はイメージで補って、
そうして、アレンジメントを作ってきました。
「そこまでしなくてもいいんじゃないですか?」と言われたこともあります。
でも、せっかく花の仕事をしているのですから、
最大限のことをしたいと、いつもいつも思っているのです。
そして、その「イメージング」こそ、
この仕事の最大の醍醐味であり、
最も大切なことだと再認識したのです。
そんなわけで、貴女のお母様のこと、たくさん教えてください。
そして、こちらもたくさん質問してしまうかもしれませんが、
どうぞ、お許し下さい。
でも、世界でたった一つの、
貴女のお母様のためだけのアレンジメントを作るために、
スタッフ一同、心を込めて頑張ります。
その時期に、その時期だからこそ、大切に、ひとつひとつに思いを込めてアレンジをしたい…という並木さんの考えは、並木さんらしくて、そして、とても素敵ですね。
お母さんは、誰にとっても、世界でたった一人の、世界一のお母さん。そのお母さんに、世界でたったひとつのアレンジメント…。なんと素晴らしいプレゼントでしょう。
五感で記憶に残るアレンジメントにしたいと思っています。
子供たちからのプレゼントを喜ばないお母様はいないと思います。
でも、そこからさらにジャンプして、とっておきのプレゼントになるよう、心を込めて作りたいと思います。
いや~、プレッシャーですけれどね(笑)!
母の日にここまで手間をかけるのは大変ですよね。
贈られたお母様方の笑顔が目に浮かびます。
我が家でもたくさん切って量があるからといって
作業がいい加減にならないように気を付けます。
そんな「さすが」なんて言われるほどのものでもないんです、
こちらが手間をかけると宣言してしまったということは、
同時に、ご注文くださるお客様にも
お手数をかけるということになってしまいます。
その分、この忙しい時代に逆らうこととなり、
多くの数は望めないでしょう。
でも、今年は原点に返る気持ちで、トライしてみます。
フラワーさんの作業は、これから増えるばかりですよね。
さぞや、大変なこととお察しします。
でも、いつも安全確実に、きちんと箱にきれいに収まってますよ。
来週も、素敵な花たち、期待しています!