花との毎日 

~ときどき書き込み~

ジェンテの並木容子が綴る花との日々

花の生産地

2006-02-12 | 花のこと
昨日、静岡の生産者さんのところへ行ってきました。
仕入れ日だったので、お昼に出発して、4件まわるのが精一杯でした。
最後の生産者さんのところへ到着したときは、すっかり暗くなってしまい、
ハウスに入っても花の色がまったく判別できなくて、
「また、明るい時にお伺いします!」とお約束して戻ってきました。


いつも、生産者さんを回っていて、思うことがあります。
みんな、本当にまじめで、一生懸命だということ。
まっすぐに花を見つめていらっしゃって、
そして、大変熱心だということです。

以前、バラの生産者さんのところへお伺いした時に、
その生産者さんは、私たちが到着するなり、メモ書きの紙をとりだして、
あれこれと質問をされたことがありました。
待っててくれたんですよね。
行くよって言ったその日から、毎日少しずつ、
聞きたいこと、
見てほしいもの、
相談したいこと、
チラシの裏に鉛筆やボールペンを使って、思い出すたびに書いててくれてたんです。
そうして、一気に質問されて。

でも、そういう情熱、すごいなって思います。
そして、とっても嬉しいし、責任も感じるし、頑張ろう!って思えるんです。

正直、スケジュールもタイトな中、生産者さんの所までわざわざ行くのは、
新しい花を見たり、作り方を見たりしたいのはもちろんですが、
その方の情熱や思いを感じるため、というのも理由のひとつかもしれません。
そうして、感じた情熱を、皆さんにもお伝えしたいと思っています。

花を通じて、人を感じることができる花屋にできれば、いいのですけれど。