花との毎日 

~ときどき書き込み~

ジェンテの並木容子が綴る花との日々

白いリース

2005-11-15 | 仕事のこと
花時間」の12月号で ”ホワイトフラワークリスマス" というページを担当しました。
このリースは、その時のものです。
たくさんの白を使って、ゴージャスなイメージのリースに仕上ったと思っています。

白という色はとても多彩だと思います。
クリーム、ベージュ、ピンク、ブルー、グリーンなど、
「白」と一口に言ってもたくさんの白が存在します。

花をいける時は、暖かい白が好き。
クリーム、ベージュ、ピンク系の白をたくさん混ぜて、豊かな白に仕上げるよう心がけます。
すると、白い花たちが楽しげにおしゃべりを始めるような気がしてきます。
「フフフ」などと、笑い声もおきそうです。

このリースもまさにそう。
今までは、白いリースを見るとダイアナ妃が亡くなった時のことを思い出して、
なんだかしょんぼりしがちでしたが、
豊かな白を使ってたっぷりと作れば、こんなに楽しげになるのだと思いました。


クールな白はカッコ良く決めたいときに使います。
グリーン系の白い花を、葉っぱと組み合わせてぱきっといけるのも素敵です。


花にはたくさんの色が存在して、同じ品種の花でも、微妙に色みが違っていたり。
質感も関係しているのでしょうけれど、奥が深くて、いつまでも発見があるわけです。