「原理講論」の誤謬と正解

原理読みの原理知らずたちへ

「蕩減」韓国一般の使い方

2021年09月18日 | 資料

「蕩減」は韓国でマスコミに頻繁に登場する極く一般的な金融用語。この漢字語が創られたのが韓国というのも珍しい。

しかし韓国では漢字を使わなくなってから久しいため、このような漢字言葉は、特に経済情報に関心のない国民は老若男女を問わず知らない場合も多いのだ。それでもクリスチャンであったならば知らない筈はないのである。それは聖書の中に頻繁に登場し、説教のテーマにも頻繁に使われるキリストの教えの中核をなす救済観「罪の赦し」を意味する言葉だからだ。
 
故に「蕩減」の意味を「つぐない(indemnity)」などと書くのは「まともに聖書を読んだことも教会に通ったこともない」と断言しても良いだろう。


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■ 韓国一般で使われる「蕩減」

'은행빚 탕감(蕩減)법' 논란…우려 목소리 
  ”「銀行借金帳消し(蕩減)法」論議... 懸念の声
    登録2021-04-29 05:00:00
    銀行負債の帳消し(蕩減)法、国会で議論され、「論議」
    専門家「金融市場全般の副作用の懸念」”

文 공약 '빚 100% 탕감'···12만명 6000억 빚 면제 받는다 - 중앙일보

개인회생신청자격

 

■ 韓国キリスト教会で使われる「蕩減」

17.4.16 [설교] 탕감의 원리!(蕩減の原理)/ 성가곡 

   ” 17.4.16 [説教]蕩減の原理!/ソンガゴク
    本文:マタイ18章21節-22節
    題目:蕩減の原理
    説教者:オジンホン牧師 ”

빚진 자 탕감(蕩減)의 은혜

주님의 사랑, 성도의 응답 - 군산신흥교회
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Wikipedia「世界基督教統一神霊協会の関連用語」より

2021年09月14日 | 資料

蕩減(とうげん)

原義
(朝鮮起源の漢字語)

 借金を全部帳消しにすること。借債を悉く免除してやること。remission(ゆるし)。[3][4] 
「蕩」の字義は「すっかり無くする。『蕩尽/掃蕩』」[5]

 韓国では一般に金融用語として「債務の減免」の意味で使われ頻繁にマスコミに登場する。
また韓国語聖書で負債や罪の「ゆるし」の訳に用いられており[6]、キリスト教会の説教の中でも頻繁に用いられる。


原理用語
 統一教会の教義「統一原理」の中核にあたる救済観を「蕩減復帰原理」という。
文鮮明教祖が「蕩減」と言う場合、99%は「蕩減条件」「蕩減復帰」「蕩減復帰原理」の略語で、原義は1%未満。
文教祖の定義は「小さな条件で大きな負債を赦すこと(原義に同じ)」[7][8]であるのに対し、
「原理講論」では「本来の位置と状態を復帰するために必要な条件を立てる(満たす)こと」[9]
英訳を「indemnity(賠償金)」[10][11]と異なる定義をしている。[12]
これを読んだ金東俊神田外語大名誉教授は「これは間違い」と明言している。[13]
この教会自ら陥った誤認によって国内外のキリスト教会からの批判を招いている[14][15]。
 信者達は原理講論の影響により
「罪のつぐない。罪滅ぼし。[16]罪人たる人間が罪を清算すること。そのために立てる条件を『蕩減条件』と言う[17]
と認識している。
 教会内部では無原罪で生まれた再臨のキリストとされる文鮮明(今は否定され妻韓鶴子[18])が生誕した韓国を
最も迫害したとする日本が支払うべき「賠償金(indemnity)」の意味で使われることが多い。[19]

 
<詳細>
 

 

出典

  1. -
  2. -
  3. ^精解「韓日辞典」高麗書林
  4. ^remissionの意味・使い方・読み方 | Weblio英和辞書
  5. ^小学館 大辞泉
  6. ^聖書に記載されている箇所 ネヘミヤ10/31、マタイ18/27、マタイ18/32、ルカ7/42、ルカ7/43
  7. ^「蕩減」文鮮明師による定義
  8. ^「蕩減」には複数の意味がある(教祖様のスラング)
  9. ^緒論 (一)蕩減復帰原理
  10. ^Divine Principle
  11. ^プログレッシブ英和中辞典(小学館)「indemnity」の「2 賠償金,補償金;損害賠償」
  12. ^原理講義の間違い例「蕩減」
  13. ^「蕩減」金東俊教授が原理講論を訳す
  14. ^Criticism of the Unification Church concept of indemnity
  15. ^"Indemnity is a Moon Trap"
  16. ^林恵子著「統一原理への架け橋」(広和)
  17. ab 『統一協会の素顔-その洗脳の実態と対策』249。
  18. ^真のお母様の「無原罪性」―「血統転換、私は母胎からなのです」の意味について | 真の父母様宣布文サイト
  19. ^藤田庄市著「日本における統一教会の活動とその問題点」134
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金東俊先生に聞く「体恤(체휼 體恤)」

2021年09月12日 | 検証・解説

※金東俊神田外語大学名誉教授(文学博士。NHKハングル講座元講師)2013.12.22
-----------------------------------------------------------------------------------------■金東俊先生に聞く:「体恤(체휼)」

質問者(林):「体恤(체휼)」、これは中国語から来ているようですが。

金東俊先生:これは韓国語にはないです。

質問者(林):これは(韓国の)キリスト教会ではよく使われるのですが。

金東俊先生:宗教用語と言うのは普通の用語と違った使い方をする場合があります。キリスト教の例を上げれば「ハナニム」…(暫く「ハナニム」の説明)…

 だから宗教的に、キリスト教のバイブルを見ても、今現在会話で使っている言葉とは非常に感覚が違う単語を点々と使っております。…
宗教関係の本を読むときはそれは考えなくてはいけない。

質問者(林):これは韓国文化院の図書館にだけ1冊ある辞書に書いてあったものです。

(先生に下記をお見せする)
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大漢韓辞典(省文社・韓国)
「上位にいる者が下位の者の困難な事情を理解して面倒をみてやり助けてやること」。
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金東俊先生:これはどこまでも、言葉としての解釈と言うよりは、文字を中心にした解釈ですね。「体恤」と言うのは「恤(휼)」が「貧しい人、困難な人を助けてあげる」と言う意味です。「긍휼(矜恤)」と言う言葉はよく使います。これは貧しい人を助けると言う意味です。

〔解説〕
「휼(恤)」が登場する節数は215、更に1節に2箇所以上登場する場合があるので箇所総数はそれ以上

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光言社サイト「劉孝元先生の苦悩と探究の道」に対する疑問

2021年09月01日 | 検証・解説

光言社サイト

喜びと幸せの生活伝道 6 劉孝元先生の苦悩と探究の道 2021.03.31 22:00
第一章 原理のみ言があなたに届くまで 二『原理講論』のできるまで
劉孝元先生の苦悩と探究の道
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劉孝元先生は善と悪の問題に悩み、聖書に真理があるのではないかと、ラテン語を8カ月で習得してカトリック聖書を原本で読みました。
それでも真理を見つけることができず、慟哭し、悲しみ嘆きながら生きたのです。そして40歳を過ぎた1953年に「原理」に出会ったのです。
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これを読んだ殆どの日本の信者達は、涙を流して劉氏を称えることだろう。
それ故、劉氏の著作「原理講論」の間違いを云々するとはけしからん!となろう。

「ラテン語」の「カトリック聖書」の「原本」とは何か? そんなものは地上に存在しない。(文末に資料を添付しておく)

★ 問題は、劉孝元氏は肝心の韓国語版の聖書は読まなかったのだろうか。もし読んでいたら当然知っていた筈のことを知らない。
 しかも原理講論を書く上で絶対不可欠なことを知らずに書いている部分が多々あることだ。 

劉孝元氏と言えばキリスト教に於けるパウロのように、創立当初に教会の基礎を作った実績は評価され尊敬されるべきと思う。
  しかし、このような証しを持って信者達に、ただ著者と著作を神格化し、絶対視させようとするだけでは問題がある。
  不足が多く更なる真理が明かされるべきことを本人も謙虚に認めていることと…

文鮮明師が「私の最後の仕事は『原理(統一原理の最終本)』を書くことだ」としてそれを李相憲氏に任せていたことは周知の事実だ。
  原理講論の「蕩減復帰原理」が教祖の御言葉と甚だ異なっているのに対し、李相憲氏は教祖の救済観を完全に理解した唯一の弟子であり、
  対外的にも納得され得る定義付けを論文として公開していることは最も注目されるべきことだ。
                               「蕩減復帰原理の定義」 李相憲氏と劉孝元氏の違い

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聖書原典
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

聖書原典(せいしょげんてん)とは、聖書記者によって書かれた聖書の親筆書を指して使われる語である。親筆書は現在地上に存在しない

[言語]
プロテスタントは旧約聖書がヘブライ語(一部アラム語)で書かれ、新約聖書はギリシャ語で書かれたと考えるのに対し、カトリック教会はウルガータからギリシャ語のものも旧約に含めている。


新約聖書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

[言語]
イエス・キリストと弟子たちによって用いられていた言葉はアラム語であった(ヘブライ語という説もある)。しかし『新約聖書』のほとんどの書は「コイネー」と呼ばれる1世紀のローマ帝国内で公用的に広く用いられた口語的なギリシア語で書かれている(「アチケー(アッティカ擬古文体)」と呼ばれたいわゆる古典ギリシア語は用いられていない)。

その後、早い時期にラテン語、シリア語、コプト語などに翻訳されて多くの人々の間へと広まっていた。ある教父たちは『マタイ福音書』のオリジナルはアラム語であり、ヘブライ書もヘブライ語版がオリジナルであったと伝えているが、現代の聖書学ではその説を支持する学者はきわめて少数である。


旧約聖書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

旧約聖書(きゅうやくせいしょ)は、ユダヤ教およびキリスト教の正典である。「旧約聖書」という呼称は旧約の成就としての『新約聖書』を持つキリスト教の立場からのもので、ユダヤ教ではこれが唯一の「聖書」(タナハ)である。そのためユダヤ教では旧約聖書とは呼ばれず、単に聖書と呼ばれる。『旧約聖書』は原則としてヘブライ語で記載され、一部にアラム語で記載されている。また、イスラム教においてもその一部(モーセ五書と詩篇に相当するもので現在読まれているものとは異なる。それらはそれぞれ、アラビア語で「タウラー」「ザブール」と呼ばれる)が啓典とされている。


カトリック教会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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