「原理講論」の誤謬と正解

原理読みの原理知らずたちへ

金東俊教授の指摘(2)「体恤」

2024年02月14日 | 資料

■ 金東俊神田外語大学名誉教授(文学博士。NHKハングル講座元講師)との質疑応答。

質問者:「体恤(체휼)」、これは中国語から来ているようですが。

金教授:これは韓国語にはないです。

質問者:これは(韓国の)キリスト教会ではよく使われるのですが。

金教授:宗教用語と言うのは普通の用語と違った使い方をする場合があります。キリスト教の例を上げれば「ハナニム」…(暫く「ハナニム」の説明)…

だから宗教的に、キリスト教のバイブルを見ても、今現在会話で使っている言葉とは非常に感覚が違う単語を点々と使っております。…
宗教関係の本を読むときはそれは考えなくてはいけない。

質問者:これは韓国文化院の図書館にだけ1冊ある辞書に書いてあったものです。

(金教授に下記をお見せする)
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大漢韓辞典(省文社・韓国)
「上位にいる者が下位の者の困難な事情を理解して面倒をみてやり助けてやること」。
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金教授:これはどこまでも、言葉としての解釈と言うよりは、文字を中心にした解釈ですね。「体恤」と言うのは「恤(휼)」が「貧しい人、困難な人を助けてあげる」と言う意味です。「긍휼(矜恤)」と言う言葉はよく使います。これは貧しい人を助けると言う意味です。

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