「原理講論」の誤解と正解

「原理読み」の「原理知らず」

「体恤」反対派の批判

2023年11月18日 | 検証・解説

体恤の間違い

 

■萩原遼「淫教のメシヤ・文鮮明伝」より
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「聖神時代のこの愛とは、その愛が次第に成長して人格的復活において抱かせるエデンの愛である。
故にキリスト人が新生した後に復活的信仰をもつようになると聖神と一体となって体恤させることに
よって人格的復帰をみると同時に情欲を聖化する愛である」(金百文著「聖神神学」P.132~133)

体恤とは統一教会もしばしば用いる独特の用語であり、朝鮮語にしかない、朝鮮製漢字である。
『大漢韓辞典』によると、普通の意味は「上位にいる者が下位の者の困難な事情を理解して面倒を
みてやり助けてやること」

血分け教ではこの言葉をもう少し別の意味、即ち「神の心情を体恤する」という用法のように
「血肉化する」とか「心に抱く」という意味に用いているようだ。このくだりで述べていることは、
要するに聖神とキリスト教信者が肉体的に一体となることによって人格的復帰と情欲の聖化
同時に得ることができるというのである。
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>「体恤とは…朝鮮語にしかない、朝鮮製漢字である。」

★これは間違い。中国製の熟語で昔から中国・韓国・日本で使われている。
今では専ら漢文に出てくる位で韓国・日本では殆どお目にかかることはないが、韓国語聖書には今でも登場する。

 

> 「神の心情を体恤する」という用法のように「血肉化する」とか「心に抱く」という意味に用いて
> いるようだ。このくだりで述べていることは、要するに聖神とキリスト教信者が肉体的に一体と
> なることによって人格的復帰と情欲の聖化を同時に得ることができるというのである。

 

「血肉化する」と正式に定義化されてはいないが、概して統一教会の信徒たちは、
「体験を通して神の心情を自らの血となし肉となす」というような意味に解釈していることは確かだ。
つまり「受肉」と同じ間違いを犯しているのだ。

 

★『大漢韓辞典』によると、本来の意味は「上位にいる者が下位の者の困難な事情を理解して面倒をみてやり助けてやること。」

 

これは彼等の言うことが正解。
中国・韓国・日本いずれの辞書にも載っている。

■体恤 

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