「原理講論」の誤謬と正解

原理読みの原理知らずたちへ

Wikipedia「世界基督教統一神霊協会の関連用語」より

2021年09月14日 | 資料

蕩減(とうげん)

原義
(朝鮮起源の漢字語)

 借金を全部帳消しにすること。借債を悉く免除してやること。remission(ゆるし)。[3][4] 
「蕩」の字義は「すっかり無くする。『蕩尽/掃蕩』」[5]

 韓国では一般に金融用語として「債務の減免」の意味で使われ頻繁にマスコミに登場する。
また韓国語聖書で負債や罪の「ゆるし」の訳に用いられており[6]、キリスト教会の説教の中でも頻繁に用いられる。


原理用語
 統一教会の教義「統一原理」の中核にあたる救済観を「蕩減復帰原理」という。
文鮮明教祖が「蕩減」と言う場合、99%は「蕩減条件」「蕩減復帰」「蕩減復帰原理」の略語で、原義は1%未満。
文教祖の定義は「小さな条件で大きな負債を赦すこと(原義に同じ)」[7][8]であるのに対し、
「原理講論」では「本来の位置と状態を復帰するために必要な条件を立てる(満たす)こと」[9]
英訳を「indemnity(賠償金)」[10][11]と異なる定義をしている。[12]
これを読んだ金東俊神田外語大名誉教授は「これは間違い」と明言している。[13]
この教会自ら陥った誤認によって国内外のキリスト教会からの批判を招いている[14][15]。
 信者達は原理講論の影響により
「罪のつぐない。罪滅ぼし。[16]罪人たる人間が罪を清算すること。そのために立てる条件を『蕩減条件』と言う[17]
と認識している。
 教会内部では無原罪で生まれた再臨のキリストとされる文鮮明(今は否定され妻韓鶴子[18])が生誕した韓国を
最も迫害したとする日本が支払うべき「賠償金(indemnity)」の意味で使われることが多い。[19]

 
<詳細>
 

 

出典

  1. -
  2. -
  3. ^精解「韓日辞典」高麗書林
  4. ^remissionの意味・使い方・読み方 | Weblio英和辞書
  5. ^小学館 大辞泉
  6. ^聖書に記載されている箇所 ネヘミヤ10/31、マタイ18/27、マタイ18/32、ルカ7/42、ルカ7/43
  7. ^「蕩減」文鮮明師による定義
  8. ^「蕩減」には複数の意味がある(教祖様のスラング)
  9. ^緒論 (一)蕩減復帰原理
  10. ^Divine Principle
  11. ^プログレッシブ英和中辞典(小学館)「indemnity」の「2 賠償金,補償金;損害賠償」
  12. ^原理講義の間違い例「蕩減」
  13. ^「蕩減」金東俊教授が原理講論を訳す
  14. ^Criticism of the Unification Church concept of indemnity
  15. ^"Indemnity is a Moon Trap"
  16. ^林恵子著「統一原理への架け橋」(広和)
  17. ab 『統一協会の素顔-その洗脳の実態と対策』249。
  18. ^真のお母様の「無原罪性」―「血統転換、私は母胎からなのです」の意味について | 真の父母様宣布文サイト
  19. ^藤田庄市著「日本における統一教会の活動とその問題点」134
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