現代文化の快楽

60年代に東大の文系・理系の大学院生がコラボして、他大学にも声を掛けて、横断的に作っていた現代文化研究会へのオマージュ

学問についてのニュースを観て(5)   女の文化

2014年03月16日 | 随想録

小保方嬢のスキャンダルは、一つの山場を越したようです。野依氏が憮然としているのは、立場もあるだろうけれども、部外者から見れば、どれ一つバレても科学者失格、大学人なら大学から追放されるレベルの不正行為を、五指に余るほど、常習的にやって来たことに「驚嘆」するほかはありませぬ。

「野依氏は『古い時代に研究生活を送ったので、こういうことはあり得ない』と語るのが精いっぱい。」(夕刊フジ16日)

これは、ご本人の真意はともかく、多くの科学者が指摘か想像しはじめている、現代、より狭くは21世紀に入ってから、蔓延の兆候がある研究における不正行為や審査の杜撰さ指導の欠如を反映している発言と受け取られます。

「精一杯」との表現の中には、理研内部で、野依氏と同じ京大出で共著者の一人であり隠蔽を図ったとされる某副センター長の動きなども知っているニュアンスが感じられる。後者はノーベル賞を狙って来たし、未だ諦めていないのでしょうね。予算さえあれば、優秀な人間を集めて実験はいくらでも進められる。それなら、何か成功のチャンスは残るから。(小柴さんのカミオカンデと本質は似たところがある。)

もしかしたら小保方嬢本人を別とすれば、早稲田の指導教授が最も悪いという見方も出来る。野依氏の思いはこの人物にも及んでいるのでしょう。早稲田については日刊ゲンダイが指摘している(17日)。

念のためこの御仁についてネットで見ると、他の博士論文や、小保方嬢の論文の審査をした別の教授のところの博士論文も盗用の指摘が出て来ている。「ゴキブリぞろぞろ」感が有ります。(写真)

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さて当の小保方嬢は、結局何者なのか?母親と姉が大学教授、准教授とされているが、母親のほうは心理学担当でカウンセラー歴が海外で十年以上有るという。生え抜きの大学人ではないのだろうが、どこかの議論に有った「アカデミックな威信」を持った家庭なのだろう。

母・姉に比べて能力が低いので焦ったという見方をするオナゴさんも居るが、少なくとも比喩的に申さば「遺伝子」でしょう。「発現」するかどうかは、後天的な問題かもしれぬ。

(蛇足) 小保方稔子氏  帝京平成大学健康メディカル学部臨床心理学科長 臨床心理士 お茶の水(院)了。

小保方晶子氏  白梅学園大学子ども学部准教授 慶応・御茶ノ水(院)了

蛇足の蛇足 どうも姉というのは双子らしい。ネットには画像も出始めているが、撮影目的や条件が違うせいか可愛いコちゃん的より知的な印象を受ける。いずれにせよ「焦った」妹という見方は、オナゴさん同士の見方として、あながち的外れではないかもしれぬ。

其のマタ蛇足 それでも遺伝子説は、益々補強されることこそ有れ、取り下げる必要は無いと考える。

更なる蛇足 早慶の差も考えるべきか。早稲田の方が女に甘いか、女子学生がちやほやされて伸び伸びと振る舞っているのではないか?

お終いの蛇足 上記剽窃的博士論文の提出者は男(複数)。

蛇足のおまけ 理研不正行為監視担当理事に捧ぐ (「ゴキブリゾロゾロ」写真集)

 

   


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