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現代ビジネスOPEN!! どりこの探偵局


二宮清純のノンフィクション100選:和書その2
※コメントは選者ご本人によるものです

ザ・ビートルズレポート (白夜叢書)
竹中労編著
白夜叢書/1982年
ルポライターと名乗った第1号が編著者であった。ビートルズ来日の陰で何が起きていたのか

鞍馬天狗のおじさんは (ちくま文庫)
竹中労
ちくま文庫/1992年
名調子で綴る日本映画の裏面史。まるで講談を聞いているようだ

琉球共和国―汝、花を武器とせよ! (ちくま文庫)
竹中労
ちくま文庫/2002年
沖縄を描いた本は数多くあるが、これを上回るものはない

完本 美空ひばり (ちくま文庫)
竹中労
ちくま文庫/2005年
著者は歌手ではなく歌を書いている。ここが竹中ルポルタージュの決定的に優れている点だ

田中角栄研究―全記録 (上) (講談社文庫)
田中角栄研究―全記録 (下) (講談社文庫)
立花隆
講談社文庫/1982年
権力者を追い詰める作業はこれほどスキがなく、かつダイナミックなものなのか

日本共産党の研究 (1) (講談社文庫)
日本共産党の研究 (2) (講談社文庫)
日本共産党の研究 (3) (講談社文庫)
立花隆
講談社文庫/1983年
共産党という謎に包まれた組織の一端を若い日に知ることができたのは幸運だった

サル学の現在 (上) (文春文庫)
サル学の現在 (下) (文春文庫)
立花隆
文春文庫/1996年
学者は平易なことを難しく書くが、著者は難しいことを平易に書く。その後の「サル学」も読みたい

ドキュメント昭和天皇 第1巻 (1)
ドキュメント昭和天皇 第2巻 (2)
ドキュメント昭和天皇 第3巻 (3)
ドキュメント昭和天皇 第4巻 (4)
ドキュメント昭和天皇 第5巻 (5)
ドキュメント昭和天皇 第6巻 (6)
ドキュメント昭和天皇 第7巻 (7)
象徴 (ドキュメント 昭和天皇)
田中伸尚
緑風出版/1984年
全8巻からなる大作。貴重な昭和天皇研究

ベースボールの社会史―ジミー堀尾と日米野球
永田陽一
東方出版/1994年
世はメジャーリーグブームだが、1920年代、大リーガーの夢を追った日系青年がいた

メンバーチェンジの思想―ルールはなぜ変わるか (平凡社ライブラリー)
中村敏雄
平凡社ライブラリー/1994年
スポーツのルールは知っていても、ルールの成り立ちを知る者は少ない。スポーツライター志望者必読の書

野村ノート
野村克也
小学館/2005年
著者は私に言わせれば「配球学者」である。野球をアカデミズムの領域にまで高めた一冊

海の果ての祖国―南の島に「楽園」を求めた日本人 (講談社文庫)
野村進
講談社文庫/1991年
戦争とは何か。人間とは何か。"上から目線"ではなく同伴者として難解な問題の"解"を求め歩く

フィリピン新人民軍従軍記―ナショナリズムとテロリズム (講談社プラスアルファ文庫)
野村進
講談社+α文庫/2003年
これを25歳で書いた著者はスゴイ。海外を対象にしたルポとしては最高傑作のひとつ

ノモンハンの夏 (文春文庫)
半藤一利
文春文庫/2001年
無責任で無能で厚顔無恥な指導者がいかに国民を、そして国家を不幸にしてきたことか

謎とき本能寺の変 (講談社現代新書)
藤田達生
講談社現代新書/2003年
目からウロコの一冊。無能だと思っていた室町幕府15代将軍・足利義昭はかくも油断ならざる人物だったとは……

原発ジプシー (講談社文庫)
堀江邦夫
講談社文庫/1984年
原子力発電所で何が起きていたか。潜入型ルポルタージュの傑作

愛蔵版 第66期 将棋名人戦 七番勝負
毎日新聞社編
毎日新聞社/2008年
羽生善治挑戦者が森内俊之名人を破った死闘の記録。全知全能を賭けた総力戦の棋譜は上質のドキュメント

日本の黒い霧〈上〉 (文春文庫)
日本の黒い霧〈下〉 (文春文庫)
松本清張
文春文庫/2004年
推理も含まれるが、単なる陰謀史観ではない。昭和の闇が解き明かされる

昭和史発掘〈1〉 (文春文庫)
昭和史発掘〈2〉 (文春文庫)
昭和史発掘〈3〉 (文春文庫)
昭和史発掘 (4) [新装版] (文春文庫)
昭和史発掘 (5) [新装版] (文春文庫)
昭和史発掘 <新装版> 6 (文春文庫)
昭和史発掘 (7) [新装版] (文春文庫)
昭和史発掘 <新装版> 8 (文春文庫)
昭和史発掘 <新装版> 9 (文春文庫)
松本清張
文春文庫/2005年
戦前と戦後に分かれる昭和ほど複雑な時代はない。埋もれかけた事件に光を当てる

風雲の軌跡―わが野球人生の実記 (野球殿堂シリーズ)
三原脩
ベースボール・マガジン社/1983年
球界きっての名将と言えば三原脩だ。最強の軍団・西鉄ライオンズはいかにして作られたか

力士漂泊 (ちくま学芸文庫)
宮本徳蔵
ちくま学芸文庫/1994年
人がいれば戦いが始まり、ルールが生まれる。相撲の発生と発展を宗教、文化の面から論じる

不可触民と現代インド (光文社新書)
山際素男
光文社新書/2003年
知っているようで知らないのがカースト制度だ。そしてガンジーとはいかなる人物だったのか

下下戦記 (文春文庫)
吉田司
文春文庫/1991年
水俣病裁判で語られなかったもの、新聞やテレビが報道しなかったものを赤裸々に描く


「翻訳書その1」に続く


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『日本国の正体』
~政治家・官僚・メディア―本当の権力者は誰か~

長谷川幸洋著
講談社 1300円(税別)


 「私はかつて官僚のポチだった」
政府税調委員も務めるエリート記者が本音で綴った懺悔録 


上の画像をクリックしてください


評者・佐藤優(作家・起訴休職外務事務官)

 長谷川幸洋氏は、中日新聞(東京新聞)のやり手経済記者だ。政官の内幕を書いた本は、それこそ本屋に山ほど並んでいるが、本書には類書と異なる深さ、鋭さがある。
【官僚は表の姿と裏の姿を使い分ける。表では、あらゆる行動が法に照らしてつじつまが合うようにふるまう。政権をお支えするかのように行動する。だが、ひとたび舞台裏に回れば、なにより自分たちの既得権益が侵されないように全力を挙げる。】(40頁)
 この実態を、長谷川氏は、異能の財務官僚で、安倍晋三政権下で内閣参事官として活躍し、その後、東洋大学教授に転出した橋洋一氏と親しくすることを通じ、内側から観察している。橋氏は財布と高級時計を盗んだということで、社会的発言権を抹殺された。長谷川氏には、橋窃盗事件、中川昭一財務大臣のもうろう会見による失脚、小沢一郎民主党代表の公設第一秘書が逮捕された事件が「一つの糸」でつながっていると読み解く。それは霞ヶ関官僚の自己保身と利権保全だ。
 近未来に行われる総選挙をにらんで官僚は生き残りに必死になっている。この官僚という不気味な生物の生態を知るために、本書は最良の参考書だ。一人でも多くの人の目に本書が触れることを望む。(2009年6月22日記)

 


■お詫びと訂正
長谷川幸洋氏の著書『日本国の正体』について

一部のネット書店に、同書の内容が誤って紹介されていました。ネット書店に掲載された内容は、原稿執筆以前の企画段階における担当編集者の草稿であり、著者の意図とは異なっている箇所も少なからず含まれています。読者の方々ならびに著者の長谷川様にお詫び致します。
なお、正しい情報は下記の通りです。


内容紹介
日本を本当に動かしているのは誰か、真の権力者は誰なのか――

「三権分立」「国会 は国権の最高機関」などのタテマエとはおさらば。本当のリアルな姿を知りたい人のために、官僚組織と政権の裏側、そしてそこにビルトインされているマスメディアの実態を、実際に体験した具体例を元に描き出す。
二言目には「財政再建」を唱える財務官僚が不況を大歓迎し、一歩裏に回ると赤字ばらまきのために奔走する理由、経産省の役人らが天下り先を作り出す「専務理事政策」、大手マスコミの「できる記者」ほど役所の「ポチ」に陥りやすい構造などなど、新聞やテレビでは絶対にわからない、教科書には絶対に書かれない「権力の実体」が浮かび上がる。

【目次】
第1章 官僚とメディアの本当の関係
・新聞は何を報じているか
・不可解な事件
・霞が関の補完勢力になった新聞
・転向の理由
・政権を内側からみるということ

第2章 権力の実体
・政治家と官僚
・「増税」をめぐるバトル
・財務官僚の変わり身
・福田首相の本心
・事務次官等会議

第3章 政策の裏に企みあり
・「政策通」の現実
・カネは国が使うべきか、国民が使うべきか
・定額給付金は「ばらまき」か
・「官僚焼け太り予算」を点検する
・政策立案の手法
・「専務理事政策」とはなにか

第4章 記者の構造問題
・記者はなぜ官僚のポチになるのか
・真実を報じる必要はない?
・「特ダネ」の落とし穴
・記者は道具にすぎない
・官僚にとっての記者クラブ

第5章 メディア操作を打破するために
・霞が関幻想
・先入観としての「三権分立」
・「政府紙幣発行問題」の顛末
・記者が陥る「囚人のジレンマ」
・報道の力を取り戻すために

 

 



長谷川幸洋(はせがわ ゆきひろ)
1953年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。中日新聞社入社。ジョンズホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)で国際公共政策修士。東京本社(東京新聞)経済部、外報部、ブリュッセル支局長などを経て、99年から東京本社論説委員。05年~08年まで財政制度等審議会臨時委員(財務相の諮問機関)、06年から政府税制調査会委員、07年から道州制ビジョン懇談会委員を務めるなど政府の委員会を内側からウォッチし続けてきた。また、安倍晋三政権誕生前後から政権の政策運営に関わり、「ブレーン」のひとりとして権力闘争の現場を同時進行で体験。その体験を元にした『官僚との死闘七〇〇日』(08年講談社刊)は永田町・霞が関を震撼させた。ほかに謎とき日本経済50の真相』、『経済危機の読み方』(いずれも講談社現代新書) 、『百年に一度の危機から日本経済を救う会議』(PHP研究所・橋洋一氏との共著)などがある
 




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ランキング表の見方(まえがき) 

とうふはこちら

 

 『2009-2010年版 ニッポン食の安全ランキング555』 の著者 マーティン・フリッド
氏のインタビュー記事が 『ニッポン 消費者新聞』(6月15日付)に掲載されました。記事はこちら


大豆食品などTofu etc.こんにゃく

(株)創健社
Sokensha Co.
有機生芋こんにゃく
群馬県赤城高原の有機栽培生芋を100%使用し、有機JAS認定の製造工場で製造した有機生芋こんにゃく。有機こんにゃく芋(群馬県産)、水酸化カルシウム(ホタテ貝の貝殻から作られた凝固剤)

総合評価★★★

農薬使用 未使用          
食品添加物 未使用       
環境影響度 Positive   
地球温暖化影響度 Low
フードマイレージ Low   
遺伝子組み換え食品 未使用



太子食品工業(株)Taishi Foods
生芋こんにゃく
群馬県産の「あかぎおおだま種」の生芋を100%使用。こんにゃく芋(群馬県産)、水酸化カルシウム(こんにゃく用凝固剤)

総合評価★★

農薬使用 使用          
食品添加物 未使用       
環境影響度 Neutral/Positive   
地球温暖化影響度 Low
フードマイレージ Low   
遺伝子組み換え食品 未使用



太子食品工業(株)Taishi Foods
奥入瀬角こんにゃく
国産こんにゃく芋を原料とした、こんにゃく粉を100%使用。水は八甲田山系伏流水のみ使用。こんにゃく粉(国産)、水酸化カルシウム(こんにゃく用凝固剤)

総合評価★★

農薬使用 使用          
食品添加物 未使用       
環境影響度 Neutral/Positive   
地球温暖化影響度 Low
フードマイレージ Low   
遺伝子組み換え食品 未使用



(株)創健社Sokensha Co.
吉田屋食品さしみ用こんにゃく青
群馬県下仁田産こんにゃく粉使用。青のり入りの手作り風こんにゃく。アク抜き不要。こんにゃく粉(群馬県産)、青のり、クロレラ、卵殻焼成カルシウム(こんにゃく用凝固剤)

総合評価★★

農薬使用 使用          
食品添加物 未使用       
環境影響度 Neutral/Positive   
地球温暖化影響度 Low
フードマイレージ Low   
遺伝子組み換え食品 未使用



(株)マーマ食品Ma-Ma Foods Inc.
おからこんにゃく(ベジタリアンミート)
国産

総合評価★★

農薬使用 使用          
食品添加物 未使用       
環境影響度 Neutral/Positive   
地球温暖化影響度 Low
フードマイレージ Low   
遺伝子組み換え食品 未使用

 

油揚げはこちら

 詳細は『2009-2010年版 ニッポン食の安全ランキング555』 (マーティン・フリッド著)をご覧下さい

 




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