西伊豆(宇久須)だより

山・海そして里が広がる西伊豆町。都会の喧噪を離れて、一緒に豊かな自然、健やかな社会とは何か、探っていきませんか?

IVUSA×藤原学校

2019-03-04 21:35:31 | 日記
 今回のIVUSA西伊豆活性化活動は21日に宇久須の第1再生休耕田でヤーコンを収穫し、22日には半分は休耕田の畝たて、マルチ張り、ヤーコンの塊茎の植え付けをし、さらに5アールの休耕田を解消のため、ニンニク、ジャンボラッカセイ、エビ芋を作目に加えるために緑肥用に燕麦の種まきをしました。
 残りの40名は東海工業伊豆事業所の珪石鉱山跡地の緑化のために昨年鉢上げしておいたシキミの苗とシキミの種に燕麦、裸麦、クローバー、ヘアリーベッチを加えた粘土団子の植え付けを行いました。露天掘りの鉱山跡地は将来的には伊豆ジオパークのジオサイトになることを確信しています。
 個々の植林は今回のプロジェクトリーダーの土田さんが1年生の時に植えたもので、標高600m、pH2~3の強酸性の土の無いガレ場に、植えた植物です。しかもシカが多く、最初に植えて木はすべてシカに食べられてしまいました。4年前にIVUSAの学生たちがうえた木は悪条件の中、約6割は生きています。
 24日には第6回黄金崎の松再生プロジェクトで、黄金崎の松林の林松整備をしました。
 
 IVUSAの学生は現在、カンボジアの学校巡りに行っています。4年前にはコンポンチャム州に第1「IVUSA×藤原」学校を作り、2年前にはポン村に第2「IVUSA×学校」を作りました。今年は資金が足りないため学校建設はできませんでしたが、来年3月にはメコン川の中州に高床式の学校を建設する予定でいます。
 第1の「IVUSA×藤原」学校を作るときには私もカンボジアに行って、学生と一緒にモルタルをこねたり、ペンキ塗りをしました。その時、区長をしていた関係で西伊豆町の宮崎教育長に話をして「学用品のおすそ分け」の協力依頼をしたところ、「全面的に協力する」との快諾をいただき、西伊豆町立の学校や土肥高校、松崎高校、下田高校でも学用品を集めていただき、学生が分担してカンボジアに運んでくださいました。
 SDGsで国連が提唱している「格差社会へのアンチテーゼ」を西伊豆町は5年前から実践しています。
 Facebook藤原國雄で検索していただくと、その様子をシェアしていますので、是非ご覧ください。
 また「西伊豆(宇久須)だより」のblogにも載っていると思います。
 ※写真は4年前の第1「IVUSA×藤原学校」建設時の写真です。