探索・採集・飼育みたいな雑記的記録

北海道の自然探索と生物の飼育観察・採集記みたいなものを漫然と、かつ自己中心的に紹介するとかしないとか。

アヤシイ珍

2017年07月03日 | 自然探索記~採集記(道北)


とある山地で見つけた土場にて、見知らぬ昆虫を複数確認。
なんだこれ?ツツシンクイの仲間か?
写真上の個体は雌で触角は鋸歯状だが、雄の触角は櫛状となっていたので、クシヒゲツツシンクイだろうと思ったり。
雄は稀のはずだけど普通に見かけた・・・アヤシイぞ。
帰宅して調べてみよう。


左が♂で、右が♀(後肢は欠損)
ん?前胸背板の形状がツツシンクイでない。というかコメツキムシ風だ。
でも「跳ね上がり」という特殊能力を発動できないみたい・・・アヤシイぞ。
調べた結果
ホソナガコメツキダマシ Isorhipis foveata
であった・・・和名の通り、まんまと騙された。


トゲクロツツキクイゾウムシ Magdalis (Odontomagdalis) carbonaria
ホソナガコメツキダマシがいた土場で1個体のみ見つけた。
稀らしいがホントかね。
体長は4.4~5.6mmらしいが、この個体は6.5mmくらいであったところがアヤシイぞ。

6~7月は探索に一番楽しめる時期。
それなのに休みの度に天気が悪かったり、探索できても成果が得られない日が続いており、ちっとも充実できない。
なにか重要なイベントをやり残していて、フラグが立っていないのだろうか?