探索・採集・飼育みたいな雑記的記録

北海道の自然探索と生物の飼育観察・採集記みたいなものを漫然と、かつ自己中心的に紹介するとかしないとか。

ぞうむしこれくしょん

2019年11月27日 | 標本・探索用具


エゾアナアキゾウムシ Hylobius ezoensis
ある亜高山帯で見つけたが、資料が乏しいので好きな食べ物とか趣味とか彼女がいるのかとか生態はよく分からない。
地味で陳腐なゾウムシに見えるので、平地でこの子を見つけたらスルーしてしまうかもしれない。
そもそもゾウムシに派手な種類がいるのかって言われると困るが、ゾウムシの仲間って意外に多様性が高いので興味深く、ついつい気になってしまう。
個人的にはハマベゾウムシが好み。

冬期間は探索で採集した個体の標本作成とか、HPの更新をするとか、来シーズンの探索計画を立てて冬を乗り切ります。
でも探索計画は、天候や個人的な都合(主に力量不足と怠惰)により半分以上は達成されないのが通例。
計画を立てて想像を膨らますことが楽しいのです。貴兄ならお分かりいただけるはず。


陰キャ期突入

2019年11月24日 | 自然探索記~採集記(道北)


気が付けば、すっかり雪に覆われる季節となってしまった・・・
探索に繰り出すこともなくなり、自宅にこもってYouTubeを見るだけの冬眠期に突入する(陰キャ期)

そんな時期の唯一の探索・・・それがKGG探索(クモガタガガンボ探索)
毎年の恒例行事。これをしないと年は越せない。


毎年訪れる林道
発生時期になるとKGG目的の探索者でにぎわう有名KGGポイントだ(もちろんウソ)
この日は暖かく風もない。絶好のKGG探索日和。
雪上に落ち葉などのゴミがほとんどないので、歩き回る米粒大の生き物を見つけやすい。


クモガタガガンボの一種
大型種♂
今シーズン第1号


こちらは大型種♀

今回は大型、小型種を含め5個体の確認で探索を終えた。
念入りに探した割には、少ない確認数。
雪上のハエ類や翅のあるガガンボが近づけば直ぐに飛翔するほど活発なので、KGGには暖かかったかもしれない。


雪上にはいろんな種類のクモがいたが、この子が一番KGGに見た目も動きも似ていた。
KGG擬態コンテストがあるなら優勝候補だ。

最近、視力の低下が著しく、探索レーダー(ルッキング採集)の精度低下を痛感する今日この頃。
このままだと極小種目的の掘削系探索が困難になるね・・・

正午なのにこの黄昏感・・・


ネコ林道

2019年11月01日 | ネコのいる生活


とある林道を車で移動中、ネコが行く手を通せんぼ。
下車してそのネコと話していると、横の廃屋から更にネコが続々やってきて、合計7匹。
見た感じ若いネコばかり。人馴れしており触ることができた。写真奥の黒猫は愛車のボンネットに飛び乗るので、止めるようにお願いする。
どうやら餌が欲しいらしく、しきりに催促。
朝ごはんに食べる予定だったコンビニのおにぎりをあげた。喜んで食べるネコがいる中、においだけ嗅いで食べないネコも・・・贅沢か?

この後、更に道沿いにネコを数匹見かけた。おそらく15匹以上はいる。
付近に人の住んでいる家屋はない山奥なのに実に不思議だ。
なんにせよネコ好きにはたまらないシチュエーション。探索成果がなくともこれで十分おつりがくる。