探索・採集・飼育みたいな雑記的記録

北海道の自然探索と生物の飼育観察・採集記みたいなものを漫然と、かつ自己中心的に紹介するとかしないとか。

今年の北海道は本州化してる

2022年07月31日 | ネコのいる生活


も~にゃ、今日はとても蒸し暑かったね。
暑いのは良いけど、蒸し暑いと日陰に避難してもあまり意味ないし、探索のモチベーションに影響するから勘弁してもらいたい。
北海道の夏は低湿度が売りですよ。


【オオセンチコガネ飛翔するまで観察】Observe until the dung beetles fly.

2022年07月21日 | 自然探索記~採集記(道北)

 
【オオセンチコガネ飛翔するまで観察】Observe until the dung beetles fly.
ハエやトンボのように瞬時に飛ぶことができるものや、今回のオオセンチコガネのように直ぐに飛べない虫もいますが、全て飛ぶためには条件があり、その準備が必要です。
体が冷たいとハエでも鈍くなります。


大雪山赤岳にて昆虫生態動画撮影登山2022

2022年07月08日 | 自然探索記~採集記(道北)


今回は大雪山赤岳へ登山&探索&撮影
(赤岳頂上からの眺望)


この日は天気も良く、風も弱く、絶好の登山日和。
午前5時半ころに登山開始。
平日なので登山者も少なく快適。


コマクサ平にて
コマクサは見頃。
時間が早いのか高山蝶撮影者は1人だけいた。
自分は蝶目的ではないので更に登って行ったが、頂上手前まで登ると高山蝶3種がたくさん飛翔している場所があり、蝶たちが撮影しろと目の前を飛び回って誘惑するので予定変更で撮影してみた。
風が弱いのが幸いして、飛んでいても間もなく止まってくれる。
無風だとなかなか止まってくれないし、強風だと飛ばないか飛んでも風で遠くへ飛ばされてしまうので、今日の天候は撮影に最適だった。


アサヒヒョウモン
日本では大雪山系のみに分布する高山蝶で天然記念物。
大きさは日本産ヒョウモンチョウでは最小種だが、斑紋など見た目は他のヒョウモンチョウと大きな差はない。
もし平地で見かけても自分は気付けない。


アサヒヒョウモン
止まってもすぐに飛んでしまうので、なかなか撮影範囲まで近づけない。
10秒でもいいから時間を止める能力が欲しい。・・・ん?そうなると動画でなく静止画か。


ウスバキチョウ
高山蝶を代表する美しい蝶で、日本では大雪山系のみに分布する天然記念物。
コマクサを食草としているのが美しさの秘訣か?


ダイセツタカネヒカゲ
天然記念物だけど地味過ぎる。まるで蛾だ。
最も見られる高山蝶だが・・・。


こいつが曲者で、縄張り意識が高く、近くにいる蝶(同他種関わらず)を排除するため、止まっている被写体にもちょっかいをかけて満足できる撮影がなかなかできない。
蝶撮影の一番の障害と言っていいだろう。
ボツ動画撮影を連発してしまいカメラのバッテリーを著しく消費してしまった。高山蝶の罠にはまった・・・。


ダイセツドクガの交尾を見れた。
北海道RDBでは希少種に指定されている高山蛾。


ダイセツドクガ雌の翅退化型


ダイセツドクガ幼虫
登山道でもよく見かける。

以下は今回の動画撮影目的
撮影難易度は低いけど・・・

カワカミハムシ
相変わらず個体数が多い。登山中で最も見かける昆虫だけど北海道RDBでは希少種に指定されている。
登山道にも無防備に歩き回っているので、踏まれた個体もよく見かかる。


カワカミハムシ幼虫
むちむちぷりん。


サメハダヨモギハムシ
北海道RDBで希少種に指定されているが、カワカミハムシと異なり生息域は限られている。
しかも昼間は隠れているので、探すのも難しい。


サメハダヨモギハムシ幼虫
おそらくミヤマヨモギハムシ同様夜行性だね。

取れ高OK。では下山しよう。

下山中のコマクサ平
蝶撮影者がたくさんいると思ったが、誰もいなかった。
なぜか蝶も飛んでいない。


やっと第一雪渓まで戻ってきた。
矢印の駐車場までまだ遠い。
駐車場の到着時間は午前10時半くらい。5時間の登山でノルマ達成できたのは効率良いとしよう。

カメラのバッテリー切れのため予定していた麓での撮影と採集は中止。
車内で少しバッテリー充電したのでカラタカをちょっとだけ撮影しに行ったけど、風が強いため全く翅を広げてくれなかった。

あまり疲れなかったが、日焼けと帰宅してから筋肉痛が・・・。