探索・採集・飼育みたいな雑記的記録

北海道の自然探索と生物の飼育観察・採集記みたいなものを漫然と、かつ自己中心的に紹介するとかしないとか。

おきばりやす

2019年07月27日 | 自然探索記~採集記(道北)


とある登山道でアオジの雛に今年も会った。
アオジは孵化して10日くらいで巣立つので飛べない。
かといって、雛は素早く走れるわけでもなく、人間でも素手で簡単に捕まえることができるくらい逃げる能力に欠ける。
親鳥はもう少し世話をしてあげたらいかがなものであろうか。薄情な親鳥だ、どうせパチンコとか行ってんだろう。


全然逃げないので、レンズが付くくらい思いっきり接写してみました。
ちょっと困った顔しているのが申し訳ない。

はやく飛べるようになれよ!


エゾハン100%

2019年07月22日 | 自然探索記~採集記(道北)

エゾハンミョウモドキに興味をお持ちの貴兄たちがおられるようなので、リクエストにお応えして探索してみた。
場所は数年前に実績のあった湿地で、その後の度重なる記録的大雨の影響で壊滅的被害にあい、以降エゾハンを見かけなくなったが、昨年は多くのヒメハンミョウモドキなど湿地性ゴミムシを見かけるまでに環境はかなり回復している。
さて今年はどうでしょう。久々にエゾハンと再会できるか?
朝7時に選挙に行き、朝食も取らずにそのまま出発。
例のオオイチモンジを狙う爺クレイ爺たちが林道を占拠する中、それらを横目にポイントへ。
ドロノキにトラップを短冊のようにたくさん吊るしている爺クレイ爺がいた。なんかの宗教かよ・・・


以前は周辺にヤナギの林があったが、もうその姿はなく、すっかり開放的な環境になってしまった。
昨年より小川周辺にスゲなどの植物が増えているような気がする。
湿地内に入り地面を見ると、いきなり緑ヒメハンっぽいものが足元を歩いていたので、ヒメハン第一号として撮影しようと捕まえたら・・・


ん?この子、エゾハンじゃないの!
第一号がエゾハンとは驚かせてくれる。

しかしコレ、偶然ではなかったようで、その後もエゾハンが現れる。

10分くらいで3個体確保。
ちなみにヒメハンは全く見かけなかった。 ウソのようなホントの話。
ということは、 ヒメハン0に対しエゾハン3
ここはエゾハン100%の場所なのだよ!!(飛躍しすぎ)
エゾハン率100%達成!
探索界に新たな記録が樹立された~!
これで貴兄らも満足して頂けるに違いない。

注:ツノヒゲゴミムシやセボシヒラタゴミムシは普通におります。
ヒメハンも環境変えて探すとたくさんいるはず。


交尾中
おいおい、君たち、今置かれた状況を把握しているのかね?
最近の若者は・・・
リア充め、仲良く標本にしてあげよう。


左:♂ 右:♀
やはりヒメハンと比較すると、高級感があります。


環境は、スゲやトクサなどの草がある環境。
ヒメハンが好む日当たり良好な泥裸地より、なにかしら隠れる場所がある環境が好みらしい。
棲み分けしているので、ここで緑のなにかが走ったら、エゾハンと思って間違いないだろう。

さて、これ以上探索してヒメハンが出てきたら折角の驚愕的比率が変動してしまう。とっとと離脱することにしよう。
おそらく下車してから探索終了まで30分もなかったと思う。実に効率の良い「一撃離脱探索」であった。いつもこうであったらいいね。
最近ハードな探索が多く、これからも予定しているので、この日の探索は体力温存できて良かった。


惑星Aからの使者

2019年07月21日 | 自然探索記~採集記(道北)


今年も自宅の庭にあるアケビにアケビコノハの幼虫が現れた。
食草であるアケビ自体の成長は良好であったが、昨年に庭周囲の塀を新しくした時の影響なのか、アケビコノハの幼虫は少なかった。


アケビコノハ星人「やあ、今年もお世話になるよ。ヨロシク!」

・・・滞在費払えよ。


出るな産卵管!

2019年07月17日 | 飼育(その他昆虫)


飼育中のエゾコバネササキリ
孵化から約2週間。順調に成長中。
毎日霧吹き、餌はリンゴとレタスと鰹節。
大事に育ててます。


前回失敗した個体よりも大きく成長しているので、期待は膨らむ・・・
はやく大きくなれよ~
って、ん?


お、おい!これ産卵管じゃないか!
女の子だよこの子・・・
確認すると孵化した幼虫3個体中、2個体雌という由々しき問題発生。えまーじぇんしー!
七夕の短冊には「産まれた子供は男の子でありますように」と願い事を書いたのに!(ウソ)


うおおおお!!!雄を所望しているって何度も言っているのに、なぜわからん!!
こうしてくれるわ!!(自暴自棄モード発動)

気を取り直して、後から孵化した残りの1個体は・・・雄!!だったが、脱皮失敗で後肢が変形。
やっぱり今年も現地採集かぁぁぁぁ~~~~!!