【どこに潜んでいるかわからない恐怖】オオウスバカゲロウ幼虫捕食
すり鉢状の巣(アリジゴク)を作らない種なので、飼育しているわたしでも捕食するまでどこにいるか分かりません
【珍種】カドバリヒメマイマイ探索② 道南編 Ainohelix editha
角張る理由は一体なんだろうか?興味が尽きません
未編集の動画がたまって収集がつかない状態なので簡単に編集できるものから順に作成して公開していきます
函館で宿泊したホテルにて
朝、外がミャーミャーうるさいので確認するとウミネコが何かくれと騒いでいた。
いいからこれでも食べてろと、丸めたティッシュを与えると・・・
さっそく食いついてやんの(笑)
怒ったよ・・・
ウミネコって食べるとおいしいのだろうか?
カラスと同じ悪食だから不味いかな?
ドライブでニセコを通過する時、しばしば立ち寄るダチョウ牧場
100円で用意されている餌をあげるのが、ちょっとしたドライブの楽しみ。
先日、ある目的のため来道された大八木さんに無理を言って、通過予定の渡島半島のセッケイカワゲラを採集してほしいと依頼した。
目的は、3種とされる北海道産のセッケイカワゲラ(無翅)を全て確認すること。
時期はかなり遅く、標高のある峠でもほとんど雪が残っていない状況であったにもかかわらず、見事に採集して頂いた大八木さんには感謝いたします。
以下がその結果。
産地は渡島半島を徐々に北上している。
<上ノ国町>
左:♂8~10mm 右:♀11~12mm
雌雄ともに大型で、札幌で確認した個体よりも大型であった。
雄の肛上板基部の柄はとても長いのが特徴。
腹面の刺状板には腕状節片があった。
特徴からこの個体は、エゾユキクロカワゲラ Eocapnia yezoensis と思われる。
北海道に分布する3種のセッケイカワゲラ(無翅)で、唯一記載されて和名のあるのが本種。
セッケイカワゲラ類の研究は進んでいないので、そもそも北海道には3種しかいないのか、3種は本当にそれぞれ別種なのか・・・疑いを払拭できない。
<北斗市>
左:♂約6mm 右:♀7~9mm
上ノ国町産よりやや小型
雄の肛上板
基部の柄は長いが、肛上板は上ノ国町産と比較して細い。
Eocapnia yezoensis の変異と思ったが、腹面の刺状板には腕状節片を確認できなかったので、札幌で確認した未記載種と同じと考えるが自信はない。
このように曖昧な個体がいるから、本当に3種に分けていいの?って疑ってしまう。
貴兄はどう思われるだろうか。
ちなみにこの産地では、もう一種の未記載種(以下の八雲町と同じ)が混生していた。
<八雲町>
左:♂5~7mm 右:♀7.5~9mm
北斗市産とサイズ範囲は似ているが、小型が多かった。
肛上板基部には柄が無い。明らかにEocapnia yezoensis とは異なる。
腹面の刺状板には腕状節片を確認できなかった。
これはもうひとつの未記載種だろう。
これで3種とされる北海道産のセッケイカワゲラ(無翅)を全て確認できたので、目的を達成することができた。
時間のある時に「生き物研究室」の方で、まとめて公開しようかと思ったり。
久々に海岸部へ。
この日は天気も良く、気温も高い。まさに探索日和。
釣り人が一人。釣れている気配なし。
まずは砂浜(海浜植物帯寄り)にある流木やゴミの漂流物の下を確認。
漂流物は適度なサイズがたくさん落ちているので、広く歩き回る必要がなく助かる。
ヒョウタンゴミムシ Scarites aterrimus
過去に何回かこの場所で探した時は、あまり多くは見つからない場所であったが、今回はいい感じで見つけることができた。
この子がいる場所は良い環境。
砂浜で見つけると嬉しい生き物のひとつ。
別名:スジクワガタモドキ(ウソ)
ツヤウミベハネカクシ Philonthus nudus
たまに見かける。
全体的に光沢が強く、上翅が赤いのが特徴ではあるが、上翅が黒い個体もあるらしく、それが出てきたら、ハネカクシに詳しくないわたしには判別できない。
もしかすると過去に見かけているのかもしれない。
次は海浜植物帯を調べてみた。主にコウボウムギとハマナスが占めている。
ここから一気に漂流物が激減。
流木があってもほとんどが獰猛なエゾアカヤマアリの巣になっているので厄介。
また、びっしりワラジムシがくっついていることもあり、さすがに気持ち悪く感じてしまう。
unknown
3mm程の謎小型ゾウムシ
光沢はなく、小楯板は消失しているように見える。触角と脚は赤褐色。
調てみると、海岸地帯に生息するハマベキクイゾウムシ Dryothribus mimeticusに該当する。
資料には北海道が分布域に入っていなかったが、北海道分布については既知なんだろうか?
まぁ海流で分布を広げているらしいので、北海道に生息していても不思議はないだろう。
海岸は、流木やゴミ以外に生き物の漂流物という意外な珍客に出会える可能性があるので面白い。
イソカニムシ Garypus japonicus
頑張って探したが、見つけたのはこの個体のみ。
集団生活していると思ったが・・・
体長から幼体だろう。
以前見つけた個体と微妙に異なるような気がするが・・・気のせいだろう。
ウスバカゲロウの一種(幼虫)
体長は8mm
以前、同じ場所でオオウスバカゲロウの幼虫を見つけたので、おそらく中齢サイズの幼虫と思ったが、斑紋や体色が異なるので別種っぽい。
この幼虫がすり鉢状の巣を作らない種ということだけ分かったが、巣を作らない種は複数いるので、結局種の特定ができない。
成功するか分からないが、持ち帰って飼育して成虫にしてみることにした。
内陸部の旭川から海は遠い。ここまで来るのに何時間掛かったことやら。
帰りは岩内に立ち寄り、お気に入りのホタテ定食を食べる予定だったが、納得いかないくらい値上がりしており、断念して喜茂別でラーメン食べて帰った。