探索・採集・飼育みたいな雑記的記録

北海道の自然探索と生物の飼育観察・採集記みたいなものを漫然と、かつ自己中心的に紹介するとかしないとか。

みんな整列!

2020年05月28日 | 自然探索記~採集記(道北)

先日見つけたエゾヒメギフチョウ繁殖地へ

この卵は孵化直前か?


ほとんどの卵が無事に孵化しておりました。
日陰に産み付けられた卵はまだ孵化していなかった。


若齢特有の寄り添って行動しているところが微笑ましい。この子らはしっかり整列してる。
危険回避してるのでしょうか。集まって同じ方向を向いていると安心感もありますからね。
だったら体色も緑色に徹底してほしい。


右の子、列に入り損ねたか?
もしかすると列をきれいに揃えるために調整しているリーダー格なのかも。


側溝エクスプローラー2020

2020年05月25日 | 採集(側溝探索)


なんか期待できそうな側溝をドライブ中に見つけた。ざっくり確認するとA級物件だろうか。
側溝エクスプローラーたるもの、この側溝を無視するわけにはいかない。
・・・ん?昨年側溝探索したっけ?


周囲は乾燥気味な環境で下草も芝生のような感じ。側溝内にも乾燥好きのアオゴミムシが入り込んでいた。
それでもエゾマイマイ、サッポロマイマイ、ヒメマイマイ、オカモノアラガイが豊富に入り込んでいるので、マイマイ食のオサムシがいる可能性が高まる。

今はブヨが大量に発生し始める時期ではあるが、この側溝周辺はブヨがいなかったので探索に集中することができた。
たぶん周囲に沢がないのだろう。とてもいいことです。
これからの探索でブヨの襲来に悩まされることを考えると憂鬱になるよ・・・


前座であるゴミムシ類がほどほどに落ち葉溜まりから現れた後、エゾマイマイカブリが期待通りに現れてくれた。
ミミズを食べていた。お食事のところスイマセン。
でもエゾマイマイカブリも真打ではない。


そして真打登場、オオルリオサムシ。
ここは亜種キタオオルリオサムシの勢力範囲。
キタオオルリオサムシの色彩は赤銅色が一般的で、この子のように緑がやや強い個体すら悲しいくらい珍しい。
この辺りにも生息しているということが分かったので、満足して探索終了。


側溝脇の草むらでアブラムシを食べているナナホシテントウを発見。
アブラムシが好物であるのは有名だが、捕食シーンは初めて見た。
自宅の庭はアブラムシやカイガラムシに悩まされているが、テントウムシは来てくれない。
ガーディアンの蟻はいるのに・・・困ったものだ。


初夏探索への誘い

2020年05月22日 | 自然探索記~採集記(道北)


旭川あたりの道北でもドロノキにサメハダハマキチョッキリがぼちぼち現れ始めた今日この頃。
まだ山間部では雪が残ってたり桜が咲いてる場所もあるけど、初夏っぽくなってきました。


サメハダハマキチョッキリ Byctiscus (Byctiscus) rugosus
ドロノキさえあれば山地から平地まで広範囲で見かけることができる意外と陳腐なチョッキリ。
揺籃が目立つので見つけるのも簡単。
ドロノキって個人的に魅力的な昆虫が集まるので優先探索物件となっているが、あの綿毛、市街地ではなかなかの害だよね。


あっ、コニワハンミョウ見っけ!
追いかけまわして遊びました。


6月からは容赦せず外出(探索)します。


害虫認定

2020年05月19日 | 自然探索記~採集記(道北)


今年も我が庭園に発生したヒメクロオトシブミ
まだ葉が開ききっていないツツジの新葉を無慈悲に後食している。
そしてお腹いっぱいになったら、調子の乗って揺籃を作るんだよ・・・。


まずこのツツジが被害に遭い、その後、別のツツジやハマナスなどに転移する。
ブナ科、バラ科、ツツジ科、マメ科など多くの樹木が彼らのターゲットなので、一般家庭の庭にある樹木でひとつは該当するのではないだろうか。
毎年、微笑ましく観察していたが食害が甚だしい。
コレ、なかなかの害虫ですぞ。


too sweet

2020年05月17日 | 自然探索記~採集記(道北)


まだ完全に成長しきっていないオニシモツケの若い葉で、ドロハマキチョッキリを見つけた。
写真では分かりづらいが、かなり赤色の光沢が強い個体だったので、イタヤハマキチョッキリかどうか迷うほど紛らわしかった。
実はこのドロハマキチョッキリ、見つけようと思ったらなかなか見つけられず、興味のない時に普通に現れる、自分にとってあまり相性の良くない種。
もちろん彼らも意図的ではないので、寛大なわたしは許すことにしたのだった。
「あなたは甘い」ってよく言われます(笑)