忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

2010.11.27

2010年11月27日 | 過去記事
仙谷、馬淵両氏の問責決議を可決 補正予算成立

<総額5兆900億円の追加経済対策を柱とする平成22年度補正予算は26日夜、成立した。参院は、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をめぐる対応が不適切だったとして、仙谷由人官房長官の問責決議を賛成127票、反対111票で可決。馬淵澄夫国土交通相の問責決議も27日未明、賛成126票、反対111票で可決した>

なんやかんやと前代未聞が過ぎる。管直人の任命責任がどうのではなく、これは先ず、昨年民主党に投票した人の「投票責任」を問いたいものだ。酷い有様だ。

もうすぐ修了になる介護学校でも先日、ちょっとアレな50代半ばのおばちゃんが、北朝鮮による砲撃の話題から「次から次になんだかんだと、管ちゃん可哀そう~ww」とやっていた。思わず「他人事じゃないです。可哀そうなのは日本国民です」と言ってしまった。もちろん、頭の中ではこういう薄ら呆けたのが巷にはいると既知であるのだが、あまりの素っ頓狂さに脱力してしまったのだ。しかし、まあ、こんなレベルが政権与党にもいるわけだから、自業自得とはいえ「日本国民可哀そう~ww」なのである。

管直人も続投させる方針らしいが、是非とも貫いてほしいものだ。柳田のときのように、あとからフラフラと前言を翻すことがないように願う。








11/27天声人語

< 国会は言論の府のはずが、このところ口論の府になり下がっていないか。そんな趣旨の投書が東京で読む声欄に相次いでいる。たしかに実のある議論は少なく、ののしりの声ばかり大きい。憂える人は投書氏以外にも少なくあるまい▼テレビの国会中継は質問者のパフォーマンス会場みたいだと、投書氏らは嘆く。とりわけ野党の若手に目立つようだ。「ヒステリック症候群とでも称すべき態度」で「大げさな物言いや、汚い言動で罵倒(ばとう)」する。そうした場面が続くことに、「これでは一種の低俗番組」と厳しい▼わが印象も相似たりだ。こき下ろすのに力が入り、度を超す人を散見する。言葉は魔物だから、自ら言い募るほど自ら酔っぱらう。ゆえに言葉はますます尖(とが)って、盛大になるが、言っている当人の人望は下がるばかりだ▼一問一答の委員会だけでなく、昨今は若手の代表質問にもその手の言葉が紛れ込む。政権への失望は言うまでもなく大きい。一方で自民党に人心が戻らないのは、そのあたりに一因がありはしないか▼清水幾太郎の名著『論文の書き方』に次の一節がある。「無闇(むやみ)に烈(はげ)しい言葉を用いると、言葉が相手の心の内部へ入り込む前に爆発してしまう。言葉は相手の心の内部へ静かに入って、入ってから爆発を遂げた方がよいのである」。言葉は慎(つつ)ましいものにかぎると、この碩学(せきがく)は言う▼ネズミ花火ではなく、静かで確かな言葉を聞く耳を、人はちゃんと持っている。与野党とも見くびるなかれ。丁々発止と口げんかの違いぐらいは、先刻お見通しである>

久しぶりに朝日新聞からだが(笑)、これまた残念なことに「浜村純」も朝のラジオで同じようなことを言っていた。「このくらいで辞任せなアカンのですかねぇ?」とのことだが、持った湯のみをバッタと落とし、小膝叩いてニッコリ笑い、そらあんた、アカンのです、と言いたいところだ。ただ、浜村純の場合は「そのくらい強く中国にも言わんかい!」も付け加えているから、さすがは純なのである。俺たちの純である。

さて、みなさん―――それにしても朝日は「民主党が野党だったときのこと」は全て忘れてしまったらしい。相変わらず都合の良い「ど左翼」新聞である。その「読者の声」とやらもホントかどうかわからんが、少なくとも、その読者よりも多くの「普通の頭の人」は民主党閣僚の答弁こそ、意地汚くも見苦しいと感じていると思われる。偉そうにも<先刻お見通しである>のことだが、朝日新聞の書く文章をまともに相手にしてはいけないと、私の倅でも知っている。<与野党とも見くびるなかれ>とは恐れ入るが、朝日もいい加減に読者を見くびらないほうがよさそうだ。








現金抜き取り問題「30年以上の慣習」 告発の大阪市職員が証言

<大阪市環境局の河川事務所職員が回収したごみから現金を抜き取っていた問題で、実態をビデオ撮影し、内部告発した同事務所の男性職員が産経新聞の取材に対し、「抜き取りは少なくとも30年以上続く慣習だった」と証言した。職員は「上司に訴えたが、逆に圧力をかけられた」と主張。市側の調査に、同事務所の清掃担当職員(31人)の9割が抜き取りを認めているといい、市は「明らかな犯罪行為」(平松邦夫市長)として年内にも関係者を刑事告発する方針だ>

パチンコ屋で働いていたとき、いわゆる「拾得金」の着服が横行していたとここにも書いた。私は数店舗の転勤を経たが、その全てでやっていた。中には「従業員同士で金額を競い合う」ところまで堕していた。コインロッカーやユニットサンドの返却口を睨みながら、颯爽と歩く姿は一見すると真面目な従業員に見えるから困ったものだった。これを私は「結局は損をする」という理屈で止めさせた。どうしても自分の金で缶コーヒーやタバコを買うのが苦痛だという者は、私のところに言って来れば貸すのではなく、いくらかの現金を差し上げるから止めなさいとした。万が一、私が手元不如意であればサラ金から借りてでも差しあげるから、客の落とした金をポケットに入れて喜ぶような下衆にはなるな、と叱咤したことがある。結果は激減した。つまり、店舗における「拾得金」は激増した。

幹部会議の席で、グループの会長が発した「A店(私が当時所属した店舗)の拾得金は10万円近い金額なのに、A店よりも台数も客も多い他の店舗の金額が数千円に満たないのはなんでだろう?」という疑問に対し、1千万を楽々超える年収を得ている古参の幹部は「他の店舗の客はうっかりする人が多いんですかね?」と馬鹿にした。せっかく黙っていた私だったが、これはもう、仕方がないと腹を決めて、元気溌剌と「うちのところは従業員がちゃんと持ってきますから」とやった。シーンと静まり返ったクソでかい会議室の静寂は今でも覚えている。しかしながら、問題だったのはこの次だ。なんと、この「店に落ちてた客の金」を「拾得金」とせず、とはいえ「雑収入」にすらしていなかったと判明した。

つまり、警察に届け出てもおらず、雑収入として処理もしていないのである。要するに着服だ。ならば現場の従業員は働き蜂のようなもので、毎月集まった「拾得金」は「何かの足し」にされていたわけだ。店舗の従業者は事務所の連中の飲み会費用を集めているわけではない。上が乞食の真似事をする会社など、その下部にモラルを説いても意味がない。

しかしながら、幸いにも心ある管理部長がいて、その人に相談すると本社の担当部長にかけあってくれた。ちなみに、この人は私の計数管理の師でもある。

国が荒れて、だ。今日も明日も家族を喰わせることが出来ないなら、私だって盗みくらいするかもしれない。しかし、そうじゃないのに乞食をする理由はない。盗人に堕すこともない。飲みに行って店がサービスだと出してくれたツマミは喰う。クーポン券も使う(笑)。しかし、黙って盗む理由がない。そんな損をするようなことはしない。

判断基準は、バレたときに舌を出して頭をかけば済むレベルかどうか、だ。それは例えば、野外キャンプでバーベキューして、こっそり自分だけ肉をたくさん喰う、とかだ。自分だけ片づけをせず川で泳いで遊ぶ、とかだ。試しに親しい友人の財布から「百円」盗んでみればよい。それが発覚して失うモノは二百円では済まない。つまり、金額は問題ではない。

それに、だ。私ならもっと盗る。バカらしいのは牛丼店やコンビニ、あるいはタクシーなどに強盗に入り数千円とか数万円、まあ、よくても十数万円程度を奪って逃げるバカどもである。その際、万が一、相手を傷つけたら「強盗傷害」となる。「強盗殺人」ともなれば無期懲役も有り得る。その結果が三千円だったらどうだ?そこまでの大罪を犯して事に及ぶならば、もっと綿密な計画を立て、キチンと下調べもして、確実な方法をシュミレーションして挑むのが当然だ。私なら最低でも数十億なければ嫌だ(笑)。

少々、人生追い込まれて、思いつきと投げやりで犯罪に走る小モノは、どうせ、ちゃんとやっても大したことはないんだから、せめて真面目にやるべきだ。コンビニを襲うなら、その店で「無償で掃除しますから、賞味期限の切れた弁当をください」とやれ。何かいいことがあるかもしれない。クリスマスにはチキンもくれるだろうw







口に12針のけが=バスケ試合中にひじ鉄―米大統領

<【ワシントン時事】オバマ米大統領は26日、ワシントン市内で親せきや友人らとバスケットボールの試合中、対戦相手と接触し、くちびるに12針を縫うけがを負った。ギブズ大統領報道官が明らかにした>



日本の歌舞伎役者が殴られて怪我をしたとテレビでわぁわぁやっているが、アメリカは大統領が12針縫ったことをメディアはどの程度取り上げているのだろう。


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