【刻字の樹】ブログ

「遊び心」で、【作者の心根】を想い臨刻し、木肌の持つ美しいさを生かした作品の紹介させて頂いています。  

【 刻字 ・・・ 近代詩その⒊ 】

2015-08-28 08:09:42 | 刻字と俳句、詩

                  〔 落 葉 〕(銀杏の木作品)

                       ベルネールの詩

                    秋の日のビオロンのためいきの/ 身にしみてひたぶるにうら悲し

                 (銀杏並木の大阪市樹銀杏の木、木肌の橙色を生かして落葉、そして

                  美しい木目に秋のビオロンの詩)


 

 

 

     吉田一穂の詩 (栃の木作品)

野の花々 /謡う童女(わらべ)は /孤り茜

(木目を生かし字色は赤、そして茜トンボの添え絵

 あくまでも木の良さに刻字をあわせた作品)


【 刻字 ・・・ 近代詩その⒈〔三木露風詩〕 〕

2015-08-24 07:28:17 | 刻字と俳句、詩

                      〔三木露風の詩〕 栴檀の/花の薄紫/ほのかなる/夕に匂い

                                     (毎日書道講座の書の臨刻)

 

〔国木田独歩の詩〕 夜更けて燈前に座す/哀思悠々堪ゆべからず

                (毎日書道講座の書の臨刻)

 

 


【 刻字 ・・・ 莫山の世界 】

2015-08-20 08:03:27 | 刻字と俳句、詩

 

莫山先生の好きな「寒山・拾得」の絵

 二人が「山ヘ行イコカ川ヘウコカ・空ヘイコカ」と、寒山で

自由に「路傍燦々」に表される、奔放な心を拾いに行くの

だろうか

                      「 路 傍 燦 々 」


「花アルトキハ花ニ酔イ」、酒の好きな莫山先生が好んだ「杏」の作品

莫山の石刻