東京やなぎ句会で、遊び心で仲間とにぎやかに作ったと云う
永六輔さんの作られた俳句
鈴蘭の/ 一輪づつに/ 風わたり
それぞれの/ 春や伊予土佐/ 讃岐阿波
遠まわり/ して生きてきて/ 小春かな
東京やなぎ句会で、遊び心で仲間とにぎやかに作ったと云う
永六輔さんの作られた俳句
鈴蘭の/ 一輪づつに/ 風わたり
それぞれの/ 春や伊予土佐/ 讃岐阿波
遠まわり/ して生きてきて/ 小春かな
相田みつおの
『 に ん げ ん だ も の 』
相田みつおの書は非常に個性的ですが、全体のバランスが取れた
書体で、その人柄を感じる書の詩です。
(木目が美しい銀杏の木の刻字です。)
相 田 み つ お 詩 に 「道」 を 添 え た 作 品 で す。
毎日新聞で、毎日俳句を紹介されている坪内稔典さんの句
三月の/ 甘納豆の/ うふふふふ
好きな他の二つの俳句
たんぽぽの/ ぽぽのあたりが/ 火事ですよ
がんばるわ/ なんて言うなよ/ 草の花
子供好きで知られる良寛和尚の短歌
かすみたつ/ ながきはるひに/ こどもらと/ てまりつきつつ/ けふもくらしつ
【 心 月 輪(しんがちりん)】・・・月のように、まろやかな心
あずさ弓/ 春さりくれば/ み空より/ 降りくる雪も/ 花とこそ見め
良寛さんの漢詩に
・君に対すれども、君語らず/ 語らず意、悠なる哉/ シツは散らず、
床前の書/ 雨は打ち、簾前の梅
・『君看双眼色/不語似無憂』
( あなたは、私の二つ眼の底にある深い哀しみの色を、感じないのだあろうか。
語らなければ、哀しみがないように見えるが、心の底には深い哀しみがある。)
現代にも何か通ずるものを感ようにじる詩です。
人生一楽 ・・・人生、焦らずゆったりと、一つのことでも楽しみを
見つければ、また楽しいからずや!
今「刻字」を、「人生の一つの楽しみ」としています。
刻字を彫るために、好きな「言葉」を県立図書館等で探す毎日です。
漢詩や故事、俳句、詩歌、有名人の書、言葉等、心に止まる言葉に触れるのは
楽しいものです。刻字として彫り上がった時、板材のその杢目や板目で毛筆の書
とは違った味があり、また一つの歓びでもあります。
時には草木や人物等の絵を添え、好きな言葉を「遊印」として添えたりして、
少しでも筆者の意に沿ったものにできればと考え、未熟な作品ですがご覧頂いて
います。
芥川龍之介句
癆咳(ろうがい)の/ 頬美しや/ 冬帽子
抱かれし / 頬染めし子や / 冬帽子 (拙句)
たんぽぽの/ 茎そっと嚙み/ 童女吹く (拙句)