桜の開花もそろそろ・・・
「雪月花」に、篆書の「花ヲ賞デ魚ヲ釣ル」を加えた楠板の刻字作品。(スズメの絵を添えて)
もの思ひ/ すべなき時は/ うち出でて/ 古野に生ふる/ なづなぞ摘む (良寛句)
霞たつ/ ながき春日に/ 子供らと/ 手毬つきつつ/ この日くらしつ ( 〃 )
桜の開花もそろそろ・・・
「雪月花」に、篆書の「花ヲ賞デ魚ヲ釣ル」を加えた楠板の刻字作品。(スズメの絵を添えて)
もの思ひ/ すべなき時は/ うち出でて/ 古野に生ふる/ なづなぞ摘む (良寛句)
霞たつ/ ながき春日に/ 子供らと/ 手毬つきつつ/ この日くらしつ ( 〃 )
高村光太郎の詩 臨刻
〖 うつくしきもの みつ 〗( 油蝉 添絵 )
油蝉は、彫刻家としても有名な高村光太郎の「油蝉」(木彫)
天上にひヾき 光 とよもす
夏の日の うたのうたいて
さびしき 小蝉
高村光太郎の書は著名な彫刻と同じく、その筆跡のなかに鋭さと力強さが見られると云う。(日本の名書より)
ぜひ彫りたいと、この度思った主な理由です。
光太郎の「道程」は、末尾七行がよく知られているが、すぐ前の数行をここに上げる。
「 道 程 」
ああ、人間の道程は遠い
そして、其の大道はない
自然の子供等が 全身の力で拓いて行かなければならないのだ
歩け、歩け
どんなものが出てきても 乗り越して歩け
この光り輝く風景の中に 踏み込んでゆけ
「 僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ああ、自然よ
僕を一人立ちにさせた広大な父よ
僕から目を離さないで守る事をせよ
この遠い 道程の為
この遠い 道程のため 」
相田みつおの書は非常に個性的ですが、全体のバランスが取れた
書体で、その人柄を感じる書の詩です。 (木目が美しい銀杏の木の刻字です。)
相 田 み つ お 詩 に 「道」 を 添 え た 作 品 で す。