【刻字の樹】ブログ

「遊び心」で、【作者の心根】を想い臨刻し、木肌の持つ美しいさを生かした作品の紹介させて頂いています。  

【 惜歳今盡 】

2016-11-28 12:10:02 | 刻字と俳句、詩

 

    今年も残すところ一ケ月余り。

  好きな漢詩の刻字作品です。

           去年より/ 又さびしひぞ/ 秋の暮れ  (蕪村句)

 

   

  漢詩の一部分、「年々歳々花相似たり」を添えました。

     

      詩『代悲白頭翁』より

   年々歳々花相似たり/ 歳々年々人同じからず/ 言を寄せん

   全盛の紅顔子/ 応に憐れむべし半死の白頭翁/ この翁白頭

   真に憐れむべし/ これ昔紅顔の美少年 ・・・・


【 山行 (杜甫詩) 】

2016-11-21 19:48:58 | 刻字と俳句、詩

  山は紅葉の季節、私の一番好きな漢詩の一つです。

  杜牧の詩「山行」・・・『車を停(とど)め、坐(そぞろ)に愛す楓林の晩(くれ)

            、霜葉は二月の花より紅なり。』

   〔 山 行 〕

    遠ク寒山ニ上レバ石径(みち)斜ナリ/ 白雲生ズル処人家有リ/ 車ヲ停メテ

   坐ニ愛ス楓林ノ晩/ 霜葉ハ二月ノ花ヨリ紅ナリ              〔白髪三千丈〕 李白詩



【 文化祭出展作品 】

2016-11-12 09:08:23 | 刻字と俳句、詩

 さぬき市市民文化祭の出展作品です。

      ・「温故知新」・・・篆書体

  ・「一期一會」(川邊尚風書)

  ・「美の壺」(紫舟書) ・・・ 某高校美術部に寄贈

  ・「鈴蘭の一輪づつに風わたり」(永六輔句)

  ・「杏」(榊莫山書)