相田みつを詩の臨刻作品・・・「にんげんだもの」
平畑静塔句の( 朴の木 ) 臨刻作品
雲の峰/ 人煙細く/ 触れにゆく
芭蕉の句
雲の峯/ 幾つ崩れて/ 月の山 (月山を詠んだもの)
漱石の句
雲の峰/ 雷を封じて/ 聳(そびえ)たり
河東碧梧桐の句
空をはさむ/ 蟹死にをるや/ 雲の峰
自由奔放に生きた書道家、榊莫山の書の臨刻作品。
何処となくその生き方が感じられる書です。
莫山氏は「禅の書」の中で、良寛の書を「清々しくて欲もなく、淡泊だが端然としている。そして、
類を見ないほど美しい。」と称賛されています。
君看(み)ずや双眼の色/ 語らずば憂い無きに似たり (良寛)
杜甫詩「絶句」の楠の木の刻字作品 (彫り直しの作品)
江碧鳥逾白/山青花欲燃/今春看又過/何日是帰年
川の水は 深いみどり色をして/その上を飛ぶ鳥はひときわ白い/山の樹々は新緑に映え
/咲く花は燃え立つばかりに赤い/ああ今年の春もまた、みるみるうちに過ぎ去っていく
/私はいったい何日になったら、あの故郷に帰れるのだろうか
隆達の小唄
杜子美/ 山谷/ 李太白にも/ 酒を飲むなと詩の候か
(杜子美:杜甫、李太白:李白のこと。山谷:宋代の詩人。)