蘇軾の有名な漢詩 ・・「春夜」
春宵一刻 値千金 / 花有清香 月有陰 /
歌管楼台 聲細々 / 鞦遷(ブランコ)院落 夜沈々
春宵一刻 値千金 / 花有清香 月有陰 /
歌管楼台 聲細々 / 鞦遷(ブランコ)院落 夜沈々
一 期 一 会
先日、弓道部OB会に併せ、51年ぶりに同期7名が集まった。
9名の同期全員が元気であり、まだ職場を持ち現役で活躍の者もいる。
しばらく話に、名前と顔が合い口調にも懐かしさを感じた。
梓弓/ 引きて静かに/ 淑気立つ
「 友達と梅干は 古いほどよい 」
宇多喜代子さんの言葉だが、本当に古き良き友を得たと感じる同窓会
であった。
〔追記〕
我がさぬき市の春を詠った、毎日新聞投稿句の一つ
『 若嫁の/ 里へ鰆の/ 押鮨を 』
書道家で知られる榊莫山の書「杏」
石彫りの「杏」を欅板の刻字として彫った作品に、酒を愛好した莫山の
「花アルトキハ花二酔ヒ」を添えたもの。
「野の書」の石工の技に凄みを感じて、とうとう石に彫りたくなり、
石を探し求めたと云う。
そして思う石を大阪湾の岬海岸で見つけ、この「杏」を彫ったとか。
石の彫りの深さを逆に凸に代えて、彫った刻字作品です。
こゝろなきうたのしらべは
ひとふさのぶだうのごとし
なさけあるてにもつまれて
あたゝかきさけとなるらむ
(島村藤村の若菜集)
誰もが一度は触れた 若菜集の中の「うてや鼓」
〔 うてや鼓 〕
うてや鼓(つづみ)の春の音
雪にうもるゝ冬の日の
かなしき夢はとざされて
世は春の日とかはりけり
・・・・・・・
小蝶こちょうよ花にたはぶれて
優しき夢をみては舞ひ
酔ゑふて羽袖はそでもひら/\と
はるの姿をまひねかし
緑のはねのうぐひすよ
梅の花笠ぬひそへて
ゆめ静しづかなるはるの日の
しらべを高く歌へかし