【刻字の樹】ブログ

「遊び心」で、【作者の心根】を想い臨刻し、木肌の持つ美しいさを生かした作品の紹介させて頂いています。  

【 刻字 ・・・ 「静夜思」(李白詩) 】

2015-08-04 06:58:15 | 刻字と俳句、詩

李白三十一歳、「絶句」と共に有名な詩です。

霜かと見まごうばかりの、冴え冴えとした月の光。どこから差し込むのかと見上げれば、山の端にかかる満月が見える。さすらいの身の李白にとってこの山上の月は、山国の故郷への慕情をかきたてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

             床前月光照らす/疑うらくは是地上の霜かと

                         頭を挙げて照月を望み/頭を低れて故郷を思う