落葉焚けば おもしろ
櫟(くぬぎ)の葉は ふすふす
萱(かや)の葉は ちょろちょろ
松の葉は ぱちぱち
「 壺 中 天 」 と ( 人 生 一 楽 )
「壺中天」は、テレビの「美の壺」でも知られている言葉です。
人生の楽しみは、ほんの少しの余世。多くのことを望まず、一つの
小さな楽しみを求めるだけででも良いのではと、今は感じます。
☆瓢箪(壷)の中の酔いの天国、人生一つのささいな楽しみを求めては
如何なものでしょう。
偽りの/ なき世なりせば/ いかばかり/ 人の言の葉/ うれしからまし
(よみ人しらず)
そろそろ 紅葉、落葉の季節です・・・・・
北原白秋の詩 ・・・ 「落葉」
落 葉 焚 け ば お も しろ
櫟 の 葉 は ふ す ふ す
萱 の 葉 は ち ょ ろ ち ょ ろ
松 の 葉 は ぱ ち ぱ ち
よろこべば/ しきりに落つる/ このみかな (富生句)
早くも霜を感じるような、寒い朝でした。
李白三十一歳のとき、「絶句」と共に有名な詩です。
「 霜かと見まごうばかりの、冴え冴えとした月の光。
どこから差し込むのかと見上げれば、山の端にかかる
満月が見える。さすらいの身の李白にとってこの山上
の月は、山国の故郷への慕情をかきたてる。」
床前月光照らす/ 疑うらくは 是地上の霜かと
頭を挙げて照月を望む/ 頭を低げて故郷を思う