今日、 ストアーで美味しそうなドライフルーツの 「杏」 見かけました。
そこで、 以前投稿した莫山先生の好まれた石刻 「杏」 を臨刻した作品を、
もう一度紹介します。
欅の木目が美しく、字も木目そのままに表現した作品です。また、
口の部分が塗り潰され、莫山先生の遊び心が感じられます。
〔莫山先生の石刻作品〕
今日、 ストアーで美味しそうなドライフルーツの 「杏」 見かけました。
そこで、 以前投稿した莫山先生の好まれた石刻 「杏」 を臨刻した作品を、
もう一度紹介します。
欅の木目が美しく、字も木目そのままに表現した作品です。また、
口の部分が塗り潰され、莫山先生の遊び心が感じられます。
〔莫山先生の石刻作品〕
私が好きな李白の詩「聴蜀僧溶弾琴」の末尾二句です。
覚えず 碧山の暮れ /秋雲 暗きこと幾重
(気が付かないうちに緑の山が暮れ、秋の雲が幾重にも立ち込めている。
・・・僧侶の弾く琴の音に、一時俗世を忘れる。)
橘直幹 「秋宿驛館」 の句。 岸 柳 (がんりゅう) の 秋 風 (しゅうふう) / 遠 塞 (えんさい) の 情
年を惜しみ今を盡(つく)す ・・・ 今を大切に、思うが儘に!
「温故希林」いい番組ですね、楽しみに見ています。古き良きことも大切に。
年々歳々花相似たり・歳々年々人同じからず。
今年最初の作品です。
「 清きこと、 玉壺の氷の如し 」
星さらさら/ 氷となれる/ みおつくし(澪標)・・・ (蘭更句)
「飄々として浮雲の如し/又西へ去る」・・・ニス塗仕上げ作品
禅語の、「空に浮かぶ雲のように飄々と、何ものにもとらわれず自然のまま
であれば、(西の方)安らかな境地が得られる」 との意味のもの。
執着から離れた人と云われる良寛さん、「欲なければ一切足り、求むる有れば万事窮す・・」
でき得れば自然のままに、そう生きたいもの!
「この里に/ 毛鞠つきつつ/ 子供らと/ 遊ぶ春日は/ 暮れずともよし」
子供らを好きな良寛さんの、優しい人柄が表われた細い筆跡の書です。 若くして
出家し、全国行脚の時の句でしょうか。
これも良寛さんの詩です。
・・・ 君看ズヤ双眼ノ色ヲ(心の哀しみを)/語ラズハ憂無キニ似タリ(心には、君に言えない深い哀しみがあるのだが)