心根の/ 一輪ほどの/ 光満つ (良寛)
良寛(「守静老」)さんの詩…「心月」満月のように子供をあいする心 (しんがちりんと読む)
山茶花の/ 花一輪咲きて/散る 友の/今良き妻在るや /厳の月
良寛さんの短歌
かすみたつ/ ながきはるひに/ こどもらと/ てまりつきつつ/ けふもくらしつ
このみやの/ もりのこしたに/ こどもらと/ あそぶはるひは/ くれずともよし
心根の/ 一輪ほどの/ 光満つ (良寛)
良寛(「守静老」)さんの詩…「心月」満月のように子供をあいする心 (しんがちりんと読む)
山茶花の/ 花一輪咲きて/散る 友の/今良き妻在るや /厳の月
良寛さんの短歌
かすみたつ/ ながきはるひに/ こどもらと/ てまりつきつつ/ けふもくらしつ
このみやの/ もりのこしたに/ こどもらと/ あそぶはるひは/ くれずともよし
色紙形の刻字 ・・・「 芳春 」 莫山の書
左右の造形的なバランスとひびき合を考慮して、少し行儀が
よくない、ゆらゆらと揺さぶった形で書いたものと云う。
(ちなみに、名前の莫は本字が「暮」、夕暮れの山との意味。)
ビールの美味しい季節となりましたが、酷のある日本酒の一酔いは千金に値するとか。
酔いたい酒で/ 酔わない私で/ 落椿 (山頭火句)
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杜甫の有名な句の一つ。
望郷の寂しさを詩ったもので、春の景色を美しく色鮮やかに詩ったものです。
江碧鳥逾白/山青花欲燃/今春看又過/何日是帰年
江碧ニシテ鳥逾(いよいよ)白ク/山青クシテ花燃ント欲ス/今春看(みすみす)又過グ/何ノ日ニカ是(また)帰年ナラン
・・川の水は深いみどり色をして/その上を飛ぶ鳥はひときわ白い/山の樹々は新緑に映え
/咲く花は燃え立つばかりに赤い/ああ今年の春もまた、みるみるうちに過ぎ去っていく
/私はいったい何日になったら、あの故郷に帰れるのだろう・・・
【帰去来の辞】は陶潜の漢詩、「帰りなんいざ‥」で知られる名文です。
県令を四十一歳で退き、郷里に帰える心境を詩ったもの。
(帰去来と併せて「飲酒」が連作されています。)
晩秋‥菊を摘み‥山を眺め‥鳥が帰って行くのを見る‥この情景にこそ真意がある。
何か、今に通ずるものを感じます。(真意:真実の人生とは何か、自分に問い掛けること。)
帰りなんいざ/田園将に荒れんとす/既に自ら心を以て形の役と為す‥夫(か)の天命を楽しみて、復(ま)た何をか疑わん
書道家榊莫山先生の書「杏」、「「花アルトキハ花ニ酔ヒ」の色塗りしたものです。
字は枋の木そのまま、初めての試みに字の周りは凹凸に彫り飾ったものです。
手を離れ/ 歩み初む子や/ 日脚伸ぶ
榊莫山の書 「花舞鳥歌」 の作品です。
桜の俳句を一句
空をゆく/ 一かたまりの/ 花吹雪 (高野素十句)