世界史等の履修時間不足のこと

2006-10-29 19:47:03 | Weblog
いま日本の学校を揺るがしているこの履修時間不足問題について悪い頭で考えてみる。ある方のブログに次のような主旨の投稿があった。生徒の方ではやりたくもない世界史などを習いもせずに単位をもらったのだから、一種の利益を得たことになる・・・。それはそうですね。しかしそれは学校を信頼した上で得た利益ですよね。生徒が単位取得上の不正を学校ともども共謀してやっている、という悪意があったのではないだろうと思います。私もこのことではずいぶん考えてみましたが、今年だけの特別措置としてレポート等で単位に当てるのがベストではないかと思うようになりました。生徒への負担もさることながら、丸々の補習は師弟の信頼関係を悪く傷つけるのではないか、と危惧されるのです。「信頼した上で得た利潤」は尊重するのが妥当かと思うわけです。ただし、世界史を習わなかったことのツケは大きいことを警告することは必要でしょうね。かく言う私は高校時代日本史を履修しなかった。そのツケはまことに大きいものです。「必要でない学科は履修しない」というのは恐るべき浅はかな利益優先の考えですね。必要でないものこそ学校で履修すべきなんです。必要だったら勝手に自分でやるわけですからね。