正社員と非正規社員の格差は「身分差別」です。
橘 玲 氏インタビュー
== ダイヤモンド編集部 編集委員 清水理裕 ==
◆日本における正社員と非正規社員、その格差は「身分差別」に等しい。
橘さんが、日本の正社員と非正規社員は「身分差別である」と
厳しく批判しています。
世界はリベラル化の大きな潮流の中にあり、日本も例外ではありません。
グローバル化によって世界中を移動する人が増え、SNSで情報発信が可能になると、
人種や性別、出自など個人の努力ではどうしようもないものを
理由に他人を差別することは、嫌われるようになりました。
オランダの雇用政策は世界で最も進んでいるといわれますが、
同一労働同一賃金が徹底され、正社員と非正規社員、
パートタイムに違いはありません。
全ての労働者は働き方にかかわらず同一の扱いで、
ただ勤務時間が違うだけです。
◆一方、日本では、正社員と非正規社員の収入格差は大きいです。
社宅や家族手当などの福利厚生でも雇用の保障でも、日本の非正規社員は
先進国ではあり得ないような劣悪な労働条件で働かされています。
日本では「正社員と非正規社員は身分が違い、人間としての価値が違う」ということです。
人間としての価値が違う。明らかに身分差別です。
◆「正社員」と「非正規社員」この身分差別を創り出したのが「小泉改革」です。
小泉純一郎が叫んだ「自己責任」です。
使い捨て労働者を「自己責任」だと切り捨てました。
「竹中平蔵」が、企業の利益を出すために労働法を破壊し、
使い捨て労働者だらけにしたのです。
夢も希望も持てない使い捨て労働者は、
努力しなかった自分が悪いと思い込まされました。
政治が創り出した「使い捨て労働者」だと気が付かないのです。
「小泉改革」の富の一極集中政策(トリクルダウン)で、
富裕層、貧困層の世襲社会を創り上げたのです!!
自民党を支持したあなたが創り上げた「世襲社会」です。
下流の子は下流・・・貧困層の世襲社会です。
◆「小泉改革」の新自由主義的な政策の下、社会には自己責任論が浸透しました。
貧困に苦しむ庶民が、貧しいのは自分が努力しなかったからだ、
と感じ、助けを求められない「自己責任の格差社会」です。
多くの庶民が困難に陥る現状は、政策によって構造的に作られた人災です。
政治が創り出した助けを求められない「自己責任社会」ですから、
政治の力で人々が助け合える「小泉改革」以前の社会に戻せます。
◆税制改革で、富裕層に「富」を集中させ、富裕層の世襲社会、
貧困層の世襲社会を築き上げました。
貧困層から搾取する「アメリカ型の新自由主義」が、富裕層の資産を6倍にしました。
税の「富の再分配機能」を完全に破壊したのが「小泉改革」です。
「竹中平蔵」が、労働法を破壊し、低賃金の使い捨て労働者を合法化し、
「富」を富裕層に集中させたのです。
橘 玲 氏インタビュー
== ダイヤモンド編集部 編集委員 清水理裕 ==
◆日本における正社員と非正規社員、その格差は「身分差別」に等しい。
橘さんが、日本の正社員と非正規社員は「身分差別である」と
厳しく批判しています。
世界はリベラル化の大きな潮流の中にあり、日本も例外ではありません。
グローバル化によって世界中を移動する人が増え、SNSで情報発信が可能になると、
人種や性別、出自など個人の努力ではどうしようもないものを
理由に他人を差別することは、嫌われるようになりました。
オランダの雇用政策は世界で最も進んでいるといわれますが、
同一労働同一賃金が徹底され、正社員と非正規社員、
パートタイムに違いはありません。
全ての労働者は働き方にかかわらず同一の扱いで、
ただ勤務時間が違うだけです。
◆一方、日本では、正社員と非正規社員の収入格差は大きいです。
社宅や家族手当などの福利厚生でも雇用の保障でも、日本の非正規社員は
先進国ではあり得ないような劣悪な労働条件で働かされています。
日本では「正社員と非正規社員は身分が違い、人間としての価値が違う」ということです。
人間としての価値が違う。明らかに身分差別です。
◆「正社員」と「非正規社員」この身分差別を創り出したのが「小泉改革」です。
小泉純一郎が叫んだ「自己責任」です。
使い捨て労働者を「自己責任」だと切り捨てました。
「竹中平蔵」が、企業の利益を出すために労働法を破壊し、
使い捨て労働者だらけにしたのです。
夢も希望も持てない使い捨て労働者は、
努力しなかった自分が悪いと思い込まされました。
政治が創り出した「使い捨て労働者」だと気が付かないのです。
「小泉改革」の富の一極集中政策(トリクルダウン)で、
富裕層、貧困層の世襲社会を創り上げたのです!!
自民党を支持したあなたが創り上げた「世襲社会」です。
下流の子は下流・・・貧困層の世襲社会です。
◆「小泉改革」の新自由主義的な政策の下、社会には自己責任論が浸透しました。
貧困に苦しむ庶民が、貧しいのは自分が努力しなかったからだ、
と感じ、助けを求められない「自己責任の格差社会」です。
多くの庶民が困難に陥る現状は、政策によって構造的に作られた人災です。
政治が創り出した助けを求められない「自己責任社会」ですから、
政治の力で人々が助け合える「小泉改革」以前の社会に戻せます。
◆税制改革で、富裕層に「富」を集中させ、富裕層の世襲社会、
貧困層の世襲社会を築き上げました。
貧困層から搾取する「アメリカ型の新自由主義」が、富裕層の資産を6倍にしました。
税の「富の再分配機能」を完全に破壊したのが「小泉改革」です。
「竹中平蔵」が、労働法を破壊し、低賃金の使い捨て労働者を合法化し、
「富」を富裕層に集中させたのです。



