2025年4月6日(日)
旅行4日目。
いよいよ決勝日です。
朝から雨が降っていますが、決勝が行われる午後には止む予報です。
今日もホテルの無料朝食をいただきます。
ワンプレートで提供されるメニューは微妙に違うけどほぼ同じ感じです。
無料なので文句はないです。
決勝は午後2時スタートで、午前中からステージでのトークショーやサポートレースもありますが、トークショーは場所取りが大変だし、サポートレースはあまり興味がないので、ゆっくり出発することにしました。
AM9:44発の快速みえに乗ります。
どの時間帯に乗ってもF1客で混んでいます。
そして混んでいるせいで列車はいつも遅れます。
予定より10分遅れてAM10:22に鈴鹿サーキット稲生駅に到着。
「ホームでは白線の内側を歩いてください。トラックリミット違反となります。」
「駅内にDRSゾーンはありません。走らないでください。」
「帰りの切符を買っておいてください。アンダーカットができます。」
「チェッカーを受けるまで、F1日本グランプリを楽しんでください。」
と、F1ファンならわかる特別アナウンスがありました。
なんかほっこりしますね。
今日も歩きます。
鈴鹿サーキット稲生駅から1コーナーゲートまで約20分。
決勝日だけ荷物検査があります。
1コーナーゲートから入ってつきあたりを右に行くとグランドスタンドがあり、その先の逆バンクトンネルを通ってコースの反対側へ出て左へ曲がってしばらく歩くと私たちのD5席があります。
今日はつきあたりを左に行ってA席、B席、C席をグルっと回ってD席に行くことにしました。
C席の裏にはテントと椅子があります。
テーブルはないけどここで食事したりできますね。
D席の入口。
スタッフがチケットを確認します。
途中トイレに寄ってビールを買って、D5席に着いたのがAM11:20。
鈴鹿サーキット稲生駅から約1時間でした。
ビールなんか飲んでいますが今日もすごく寒いです。
雨は止んでいますが、レインジャケットを着てレインパンツも履いています。
もちろん中にはウルトラライトダウンも着ています。
午前中雨が降っていたので座席や足元が濡れています。
座席はティッシュで拭いてからレジ袋を敷いて座って、足元は45Lのゴミ袋を敷いてリュックを置きました。
ところでこの日、高速道路でETCのトラブルが発生しました。
もうすぐドライバーズパレードが始まるのに観客席が結構空いていたのは、その影響でしょうか。
車で来る人も多いので。
PM12:00、ドライバーズパレードが始まりました。
昨年と同じでトラックの荷台にまとめて乗るスタイルでした。
おととしまでは1人1台ずつクラシックカーが用意されていて、ドライバーを1人1人ゆっくり見ることができたのですが、昨年から変わってしまいました。
どうやらクラシックカーは途中で停まってしまったりすると撤去するのに時間がかかるし、万が一壊れてパーツが飛んだりしたらレースに影響があるから安全を考えて、というのが理由のようです。
ホンダ系ドライバーの4人だけは1人1台ずつホンダのS660が用意されていました。
C席は「Honda RBPT応援席」 と「角田裕毅応援席」にもなっているので、C席の前で車から降りてインタビューを受けていました。
インタビューの後はまた1人ずつS660に乗ってサーキットを1周します。
フェルスタッペン。
ずっと下を向いていました。
スマホでもいじっている感じ。
ローソン。
手を振ってくれました。
ハジャー。
立ち上がって手を振りながら自分のスマホで観客を逆撮り。
角田裕毅。
C席とD席の間は観客席がなく間が空いていて、そこではドライバーたちも手を振るのを休むのですが、角田は観客がいない場所でもずっと手を振り続けていました。
もちろん母国だからっていうのもあるだろうけど、そういうところです。
レコノサンスラップ。
レコノサンスとは「偵察」の意味があり、レース前に数周走行し最終確認をします。
オープニングセレモニーが始まりました。
今年は歌舞伎役者の市川團十郎が大会公式アンバサダーとなっていて、長男の市川新之助とともに登場して、歌舞伎舞踊「連獅子」が披露されました。
日本らしい演出でいいですね。
昨年に引き続き皇室から三笠宮家の彬子さまが特別来賓としてご臨席されご挨拶されました。
実は妹の瑶子さまも私的に来場され観戦されていたそうです。
モータースポーツファンとのことでちょっと親近感が湧きます。
PM2:00、決勝スタート。
ポールポジションからスタートしたフェルスタッペンがターン1、ターン2とトップを死守。
今年はここからマクラーレン勢が差を詰めかわしていくのですが、日本グランプリでのフェルスタッペンはひと味違いました。
2番手を走行するノリスとの差を絶妙に調整しながら、ピットストップのタイミングもバッチリ。
ピット出口でノリスに並びかけられるというシーンがあり、一瞬ヒヤリとしましたが、終始トップをキープし見事にポールトゥウィンを飾りました。
これでフェルスタッペンは日本グランプリ4連覇。
私が現地観戦している日本グランプリでは全てフェルスタッペンが優勝しています。
フェルスタッペンは日本グランプリで強いんですよ。
今シーズンはマシンがあまり良くない中で、鈴鹿でしっかり優勝するのはコースとの相性もあると思いますが、ホンダのホームということもあるでしょう。
今年はレッドブルとホンダのパートナーシップ最終年。
それもありホンダのホームサーキットでどうしても勝ちたかったようです。
2位はノリス、3位はピアストリ。
以下ハミルトンとハジャーの順位が入れ替わったものの、トップ10の顔ぶれは予選結果と同じでした。
角田は14番手からスタートし2つ順位をあげましたが、入賞には届かず12位という結果。
抜きにくいサーキットと言われる鈴鹿では予選が全てと言ってもいいぐらい大事。
その予選でわずかなミスがあり、角田にとってはほろ苦いレッドブルデビュー戦となりました。
でもまだレッドブル昇格後の初戦ですから。
初走行のマシンでいきなり上位入賞なんてそりゃ難しいですよ。
これから徐々にマシンとチームに慣れていって、安定してポイントが獲れるように、そして表彰台を目指してがんばってほしいです。
さて、今回私たちはD5席で観戦しました。
チケットの値段は48,000円。
観戦し終わっての感想としては、値段に見合ったいい席だと思います。
グランドスタンドのV2席が10~14万円。
ピット出口付近のA2席が8万円。
ターン1からターン2付近のB2席が7~8万円。
ターン2からターン3付近のC席が40,000~48,000円。
D席の中でもD1~3席は3万円とぐっと安くなりますが、見える範囲が全然違います。
D4席とD5席がせり出しているのでそこが邪魔になりS字を過ぎてからしか見えません。
D5席は遠目ながらもピット出口、ターン1、ターン2、そして目の前のS字と全部見えます。
食べ物屋さんとトイレが少ないことがマイナスポイントかな。
常に行列で決勝前のトイレは20分並びました。
まぁ時間に余裕をもって少し歩いてC席裏か、逆バンクオアシスまで行けばいいですけどね。
あとはやっぱり場所が遠いことでしょうか。
グランドスタンドからはサーキットを挟んでちょうど反対側になり、D5席までかなり歩きます。
逆バンクトンネルがあってショートカットできるようになっていますが、そのトンネルは逆バンクあたりに出るのでそこからさらにD5席まで歩きますから。
A、B、C席をグルっと回って行くのとあまり変わりませんでした。
トイレに寄ったりビールを買ったり寄り道していたので、直行すると何分なのかはわかりませんが、おそらくメインゲートから30分ぐらいは見た方がいいです。
D5席はよく玄人向けと言われたりします。
S字は鈴鹿サーキットの中でもテクニカルな部分が見えるコーナーです。
左右に曲がりくねったコーナーを流れるように駆け抜けるマシンを見ていると、ドライバーの技術の高さを実感したり、またドライバーによってライン取りが異なったり、ただスピードの速さだけではないんだとわかります。
周りの観客の層もなんと言うか、落ち着いていました。
もちろん応援するドライバーやチームのキャップやウェアを身に着けていましたが、変に目立つコスプレはいなかったし、レース中も観戦マナーが良かった印象です。
C席もいいんですが、C席は「Honda RBPT応援席」と「角田裕毅応援席」となっていて、応援がすごいです。
それはそれで盛り上がるとは思いますが、目の前で旗やうちわを振られると見えにくくなってハッキリ言えばジャマです。
同じチームはマシンのデザインが同じなので頭上のオンボードの色(黒か黄色)で見分けます。
遠目だと判別できないのですが、C席前を通る時に旗が一斉に振られるので角田が来たとわかるのは助かりましたけど。
去年おととしと観戦したB2席は総合的に良くてできればまたそこで観たいなと思う席だけど、8万円はねぇ。
やっぱり高いですよね。
値段も考えると48,000円でこの席(D5席)はアリだと思いました。
B氏とC氏も同意見のようでした。
来年どこの席にするかはまた相談になりますが、D5席は候補の一つとなりました。