My Life with 統失

僕の統合失調症と向き合う日々の葛藤や、苦悩、嬉しいこと、楽しいことなど、赤裸々に綴っていきます(^^)(^^)

向日葵カーニバル -1-

2018-02-22 15:23:50 | 日記
高橋 琉真 33歳。

つぶらな瞳とポカンと開いた口。

短髪に日本人平均身長の170cm。心優しい青年。


そんなごく一般的な彼には大きな悩みがあった。

「仕事ができない」

当然、自立できる訳でもなければ、結婚もできない。

しかし、勉学はある程度できる青年だった。


そんな青年の 向日葵カーニバル  スタート。








彼はたくさんの愛情に囲まれて幼年期を過ごした。

ムーニンマンのCMにでるようなふっくらとした頬っぺたと瞳。

記憶力が良かった。父の影響だったのか。

汽車の本の写真の名前を全部覚えた。

父は国鉄の鉄道マンだった。

とにかく活発だった。そこら中動き回る。とにかく動き回る。

げらげら笑いながら。


これがいわゆる「多動性、小さな発達障害、」なのか。


そんなこと知る由もない。


週末になると父と駅に行く。


のぞみ

ひかり

つばめ


SLの時代は終わった。


誕生日プレゼントは決まってプラレール。


明日はどんな特急が観れるのか。

汽車よりも好きだった、父の車の 助手席。



そんな父は、昼は愛情、夜はお酒、そしてお皿を宙に飛び貸す、少し癖のある頑固お父さんだった。

しかし、琉真はそんな父を尊敬していた。




ー2-に続く









2018年2月。フィクション小説活動、スタート!!