夏なので。。。

2020-08-26 09:02:31 | 日記
あの頃…の、昔話に長いことお付き合いくださってありがとうございました。

まだ、『あの頃』のネタはあるのですが、長くなって来たので、一休み。

夏も真っ盛りですので、コワイ話しを少し❗

まぁ、こちらもたくさんネタはありまして💦

次回より、また、コワイ話しでお付き合いください🙇




あの頃(スター・番外編)13

2020-08-25 08:56:23 | 日記
次の稽古は、何事も無かったかのように進められた。

ハナちゃんが平手打ちされた件は、いったいどうなったのか…。

帰ってから電話をして謝ったのか…。

おそらく、みんな気にしていたと思う。

例のシーンの稽古になった。

もちろん、台本通りで、二人は何も無かったかのように、いい演技をしている。

"お芝居"という環境は、『show must go on』(一度始めてしまったら、何があっても続けなければならない」)という言葉そのもの。
これは、幕があがれば…という意味でもありますが、ある意味、稽古が始まれば…とも言えると思います。

ただ、平手打ちの一件があってから、彼女たちのお芝居は、"何か"からの脱皮で、断トツに上手くなった気がしました。

ただ、ナミ君はどちらと仲良くすることもなく、王子は相変わらず蚊帳の外。




あの頃(スター・番外編)12

2020-08-24 07:28:20 | 日記
パーン❗

平手打ちの音が稽古場に響いた。

シーンと静まりかえる。

皆も凍りついている。

何となく、嫌な空気であることは、皆察していた。

サエちゃんは、この空気をどうおさめるんだろう…。


『ごめん、ごめん💦間違えちゃった💦』

…と、言うしか無いような気がする。


…が、サエちゃんは黙って稽古場を出ていった。

…え?

このシチュエーションで出ていくと、戻りにくいのでは?💦

やむを得ず、稽古は休憩。

叩かれたハナちゃんは、放心状態が続いたが、やがて気を取り直し、稽古場から出ていくことをせずに、稽古場の隅で、じっと下を向いていた。

サエちゃん…、戻って来るんだろうか…。

この稽古場の空気から察するに、戻らないとマズイ…。

そして、何かしらの説明も必要だと思う…。

ナミ君も、ハナちゃんに近づけずにいた。


……やがて、サエちゃんが戻ってきた。

そして、何事も無かったかのように、戻ってきて、次の稽古を待つ…。

…え?💦とりあえず、ハナちゃんに謝罪はないの?💦

ハナちゃんの頬は、みるみる赤く腫れている。

皆、気にはなるけど、敢えて、ソレには触れない。

演出も、何事も無かったかのように、次のシーンの稽古を進めた。

ハナちゃんとサエちゃんのバトルシーンは途中のままだが…、その日、そのシーンに触れることは無く、終了。

稽古が終わると、ハナちゃんもサエちゃんも、そそくさと稽古場からいなくなった。



あの頃(スター・番外編)11

2020-08-23 07:58:44 | 日記
ある日、サエちゃんとハナちゃんの関係が深刻なものになる出来事が起きました。

ナミ君が振るった刀がハナちゃんに当たってしまったんです。

しかもハナちゃんの顔面に💦💦

もちろんたいした怪我はありませんでした。

…が、しばらくはみみず腫みたいになって赤くなっていましたから、ハナちゃんは顔を冷やして、ちょっと休憩。

だけど、稽古に集中出来なくなるくらいにスゴく心配したのはナミ君。

顔を冷やしているタオルを、マメに濡らしに行ったり、気にして稽古中のナミ君の視線はハナちゃんばかり。

サエちゃんは、そんなナミ君をじっと見ていました。

次の稽古でも、「もう、大丈夫?」すぐにナミ君はハナちゃんの側に寄ってきて、そのまま側から離れません。

「心配し過ぎなんじゃない?」

ナミ君の態度にイラついていたサエちゃんの言葉を、私は聞き逃しませんでした。

そして、例の女子二人のバトルシーン…。

なんとなくサエちゃんの態度が投げやりに見えたんです。

ハナがサエの裏切りを知り…(あ、物語シーンです)

「あなたはいったい何者?なぜこんなことをするの?」

そう言って逃げようとするサエを捕まえて、ハナが問いただす。

「あなたにはわからない!」

そう言ってハナを振り切って走り去る…。

…というシーンなのですが…。

「あなたは、いったい何者?なぜこんなことをするの?」

「あなたにはわからない」

逃げようとするサエを逃がすまいと捕まえるハナ。

~パーン‼️

サエちゃんは、ハナちゃんを殴ってしまったんです。

え?!

見ていた皆は、凍りついてしまった。






あの頃(スター・番外編)10

2020-08-22 08:29:22 | 日記
さて、ハナちゃんを巡る王子とナミ君の恋模様はというと。。。

あ、物語上のことです。

現実では、王子は"蚊帳の外"であることに気づいて、早めに戦線離脱したように見えました。

…とは言え、物語上のことであっても、"役作り"的な話しをすると、稽古が終わってからと言って"閉店ガラガラ~"と気持ちを簡単に切り替えられるものでも無いので、徐々に稽古以外のところでも、王子とナミ君がハナちゃんに優しかったりするんです。

物語の背景は実は時代劇。

現代人と違って、"熱い魂"をもつ人たちの話しなもので、熱い演技で、熱い魂を表現した後はすぐには冷めないものです。

ある日、サエちゃんとハナちゃんの関係が深刻なものになる出来事が起きました。