あの頃(スター・番外編)13

2020-08-25 08:56:23 | 日記
次の稽古は、何事も無かったかのように進められた。

ハナちゃんが平手打ちされた件は、いったいどうなったのか…。

帰ってから電話をして謝ったのか…。

おそらく、みんな気にしていたと思う。

例のシーンの稽古になった。

もちろん、台本通りで、二人は何も無かったかのように、いい演技をしている。

"お芝居"という環境は、『show must go on』(一度始めてしまったら、何があっても続けなければならない」)という言葉そのもの。
これは、幕があがれば…という意味でもありますが、ある意味、稽古が始まれば…とも言えると思います。

ただ、平手打ちの一件があってから、彼女たちのお芝居は、"何か"からの脱皮で、断トツに上手くなった気がしました。

ただ、ナミ君はどちらと仲良くすることもなく、王子は相変わらず蚊帳の外。