レベルがあまりにも違い過ぎるミュージカルチームでのオーディション。
私は、スタッフの女性から肩をたたかれ、ダンスの審査を外された。
とてもとても覚えきれないダンスの振り付け…💦💦
たまたま審査が最後の方だったので、必死でオーディション風景を見て振り付けを覚えていた。
…だから、今覚えたての振り付けをすぐに披露しないと忘れてしまう…と言うのに…。
通された部屋に、痩せていて年配の男性がいた。
「あの…、君は、○○に所属してたの?」
「はい…」
「で、あの…『○○』と『○○』などに出演してたの?」
「はい…」
「『○○』と『○○』は主演だったとか?」
「はい…」
「ちなみに、君は出ていなかったと思うけど、『○○』は観に行ったよ。」
「…そうですか…」
「君、歌、独特だね(笑)」
「…あ、はい💦💦」
「…はい。了解しました。戻っていいよ」
謎の問答のやり取りを済ませてオーディション会場に戻ると、オーディションそのものが終わっていた。
必死の思いで何とかかんとか、覚えた(…かも知れない)ダンスは披露する事は無い…。良かった……、と思ったら…。
「あ、ダンス審査、まだでしたよね」
…え?!やっぱり、踊らないとダメ💦💦
結局、最後にダンス審査をすることに💦
…むしろ、目立つ💦💦
「はい、もう、いいです」
ダンス審査のインストラクターの「もう、いいです」が、『見てられないから…』と言うニュアンスに聞こえた💦💦
仲間内だったら、笑いをとる自信はあったんだけど、何しろギャラリーは、はじめましての人たちばかりだ…💦
『こんなレベルで来たの?!』なんて、失笑はあったかも知れない💦💦
…発表は、後日…❗…と、思いきや、その日のうちに、その場での発表だった。
…マジか💦💦
まぁ、中途半端に期待して待つよりいいかも。とっとと結果を聞いて、ダメなら次に行ける‼️←こういうところ、変にポジティブなんです。
しばらくして、スタッフさんが、書類を持って現れた。
「合格者を発表します❗」