逃げ道を無くした私が、とりあえずトイレに逃げ込むと、一番奥の個室へ入りました。(本能的に入り口から一番遠くの場所へ逃げ込むんですね)
だけど、個室へ入って、ハタと気付きました。
『私、追い詰められてる?』と。
だけど実際、人って、そんな状況に出くわすと、何故か前向きになって、自分の取った行動の愚かさに笑いそうになったりするんです。(怪奇モノのシチュエーションにしたくない!と言う自己防衛かも知れません…出来るだけ平静を装って、敢えて用を済ます)
「人だよ!人!」と独り言を言う。
『ぱたっ、ぱたっ、ぱたっ…』
用を済まして扉を開けようとすると、足音が入って来る。
『ぱたっ、スー、ぱたっ、スー…』
よく聞くと、足を引きずっているように聞こえる。
「コン…」
ノックの音?
入り口に一番近い個室の扉を叩いたんだろう…。
『ぱたっ、スー、ぱたっ、スー…』
「コン…」
次の個室をノックしている…。
だけど、個室へ入って、ハタと気付きました。
『私、追い詰められてる?』と。
だけど実際、人って、そんな状況に出くわすと、何故か前向きになって、自分の取った行動の愚かさに笑いそうになったりするんです。(怪奇モノのシチュエーションにしたくない!と言う自己防衛かも知れません…出来るだけ平静を装って、敢えて用を済ます)
「人だよ!人!」と独り言を言う。
『ぱたっ、ぱたっ、ぱたっ…』
用を済まして扉を開けようとすると、足音が入って来る。
『ぱたっ、スー、ぱたっ、スー…』
よく聞くと、足を引きずっているように聞こえる。
「コン…」
ノックの音?
入り口に一番近い個室の扉を叩いたんだろう…。
『ぱたっ、スー、ぱたっ、スー…』
「コン…」
次の個室をノックしている…。
つづく。。。