継鹿尾山(273m)~鳩吹山(313m)縦走
~膝半月板損傷後の第2回脚力確認山行~
11月6日に近場の愛宕山~八木山周回のミニ山行をし、脚力は可成り回復しているのを確認した。然し、距離は4km程度、所要時間は2時間半であったので、これだけでは中級の山行に自信を持てない。そこで、16日は距離12km、所要時間6時間級の継鹿尾山~鳩吹山縦走にトライし、脚力の回復具合を確認することにした。以下にこの山行の概要をレポートする。
<歩行コース>
コースは犬山遊園駅→寂光院→継鹿尾山→鳩吹山→小天神展望台→可児川駅で、距離約12km、所要時間(休憩時間を含む)は5時間半であった。
下に示したコース沿いの標高図から本コースは大きくは3つのピーク(継鹿尾山、西山休憩舎、鳩吹山)から構成され、そのアップダウン斜度も大きいことから、危険箇所はないものの、決して初心者向けのコースではなかろう。
<山行レポート>
先ず、コンビニで握り飯と菓子パンを求めて最寄り駅まで歩き始めると、道端に皇帝ダリアがその名に恥じず威風堂々と、艷やかに咲いていたのに圧倒され思わず写真に納めた。
名鉄犬山遊園駅で下車し歩き始め、寂光院にお参りする。平日にも関わらず観光客で一杯である。足の弱い人用のモロノレール(スロープカーと呼ばれ、6人乗り、料金は200円/人)は乗車待ちで長蛇の列ができていた。それを横目に、長い階段を登り、山上の本殿にお参りする。此処までは誰でも上がって来るので、ここも賑やかで外人の姿もあった。もみじも程よく紅葉し目を楽しませてくれた。
本堂回廊の左側に「おびんずるさん」があり、験を担ぎ、頭と膝が良くなるようにと撫でた。
本堂右脇から東海自然歩道に入いり、いよいよ山道を辿る。30分弱で継鹿尾山に着く。展望台も30人位の団体のハイカーが昼食時で、大変に賑やかであった。展望台からは西方が広く開け、眼下に木曽川を挟んで犬山市、各務原市が、遠方には伊吹山系と養老山系が霞んで見える。
航空自衛隊各務原飛行場に着陸する飛行機が眼下に見えるのも日頃見慣れぬ景色で面白かった。
展望台を後に長い階段道を下り、やがて林道に降り立つ。林道を横切り今度は本コース一番の急勾配のハードな登りである。この急勾配を過ぎると西山休憩舎までは多少のアップダウンはあるが息切れするような所はない。
継鹿尾山を過ぎると時折、ソロのハイカーと出会うだけで、今までの喧騒が嘘のようであった。道端にはソヨゴの木が沢山あり、真っ赤な実を一杯つけていた。顔を近づけて見る真っ赤なミニ リンゴのようであるのは新発見であった。
途中、木の幹に張り紙があり、「松茸山につて入山禁止」と記されていた。今でも、松茸が採れるということは、こんなポピュラーな山ではあるが、未だまだ自然が残っているということで喜ばしいことである。
無人の西山休憩舎で一息いれてから岩道を一旦下り、登り返して鳩吹山に着き三角点に挨拶のタッチをする。3時過ぎでもあり、此処も無人であり、三脚を立て、記念写真を撮った。
小休憩し、小天神展望台に向かう。生憎の曇天でぼんやりではあるが、それでも右遠方に恵那山、左遠方に笠置山のピークが同定でき、まずまずの眺望であった。
展望台を後に階段道を20分ほど歩き大脇登山口に降た。この間、疲労からか多少、右膝に鈍痛を感じたが平地では何でも無かったので安心した。そこから15分で可児川駅に無事到着した。
<結び>
「右膝半月板損傷後の第2回脚力確認山行」と銘打った山行も、最後の階段で多少、右膝痛を感じたが、平地歩行には支障無かった。また、歩行のバランス感覚も戻った。明くる日以降の散歩、スイミングも何時も通りにこなせ、膝痛、筋肉痛も残らなかったので回復は順調と見たい。
なお、念の為、脚力強化を兼ねて第3回目の確認山行を近場の「各務原アルプス」で実施する計画である。
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